購入価格 ¥1000(中古)
《天寿全うレビュー》
最初に断っておきます。
中古とは言っても、私と同じ自転車を後から買った人が、新車のときに「色がねー」と言って交換したので、良心的に1000円払って譲り受けたものです。中古とはいえ素性や保管期間、使用期間が怪しい代物ではありません。
フル泥除けを付けているので、トレッド面が普段観察しにくい自転車なんです。本当です。
このタイヤもうダメかなーと思ったときには問題がなかったのですが、注文してから納品まで2か月以上かかってしまいました。
雨の日も走る通勤車なので、ブレーキダストが付着して、サイドの色が真っ黒になります。決して手入れが悪いわけではありません。
通勤コースがほぼ直線なので、ほとんどタイヤのセンターしか使っていません。決してコーナーが苦手というわけではありません。
後輪をロックさせるような乱暴な運転はしていません。
さて、もういいかな。
3,500km余り走って天寿を全うしたタイヤがこちらです。
ほんの1週間前のサイクリングで、50km/h以上で坂を下ってた時、既にこの状態だったかと思うと、バーストしなくてよかったと。
このタイヤ、1900km余りでサイドウォールに亀裂が発生してタンコブ状に膨らみ、トレッドが残っているのに交換した先代の新車装着品と同じ製品です。
写真のような状態でも、トレッド面におかしな膨らみ等は見られず、ちょっと意外。多分、トレッドのコードはサイドよりたくさん重ねられてるんでしょうね。
寿命の違いはおそらく空気圧。
先代は3気圧ぐらい(手の感覚で)にしていたのですが、今回は4~5気圧(手の感覚で)にした以外、使い方は変わっていません。
空気圧が低いと、サイドウォールは繰り返し曲げ・伸ばしされるので、疲労して亀裂を生じるんだろうと推測。
以前他の車体で使っていたパセラコンパクトは、多少空気圧が変わっても走行抵抗は変わらない感覚でしたが、サイドウォールが固いせいか、このタイヤでは空気圧で重さが全然違います。
多分同じ理由で、空気圧を上げても乗り心地があまり悪化しないパセラと比べ、このタイヤは露骨に跳ねます。
こういう白い(「サンド」って言うのかな)タイヤはコーナリンググリップに問題がありそうに思っていましたが、雨の日の鉄板やグレーチングでもなければ、横断歩道などのロードペイントでもそうそう滑りません。それなりに注意して曲がりますが。
例えば2000円ぐらいなら、買ってもいい製品なのではないかと思います。
価格評価→★★★★★(お安く手に入れたので)
評 価→★★★★☆(耐久性は満足ですが、乗り心地や走行抵抗ではB級)