購入価格: ¥0(税込) ※スコッチカルとホワイトの油性ペンが必要
『ハンドルバーの上部に線を描き込めば、ハンドルバーの角度調整の基準になる。工夫次第で線を細く描くことも可能』
■ ドロップハンドルの上部に細い線を描き込む方法
ドロップハンドルよっては、角度の調整のためにクランプ部に目盛りが印刷されていることがある。特にハンドルバーの上部に目盛りがあれば、クランプ部のステムとフェースプレートの隙間に目盛りを合わせることで、メンテナンスやカスタムでハンドルバーを取り外しても、元の角度に取り付け直すことができる。
だが、私が所有するFizik Cyrano R3は上部に目盛りが印刷されていないので、ハンドルバーを元の角度に戻すためには何らかの工夫が必要だ。以前はテープを貼ったり油性ペンで印をつけたりしていたが、粘着力の弱いテープはズレやすく、油性ペンでは太くて正確に目盛りを描きにくい。そこで、私はスコッチカルとホワイトの油性ペンを使って、ハンドルバーの上部に基準となる細いライン(線)を描き込むことにした。
まず、ハンドルバーの上部をパーツクリーナーなどで脱脂する。次に、スコッチカルをデザインカッターでまっすぐに切り出し、クランプ部のステム側に貼り付け、ここをハンドルバーの角度調整の基準にする。となりにスコッチカルをもう一枚貼り付け、ホワイトの油性ペンを上から塗れば、角度調整のためのラインの完成だ。このとき、2枚のスコッチカルの間隔を小さくすることで、ラインを細く描き込むことが可能になる。ちなみに、マスキングテープでは油性ペンがにじんでうまくいかなかった。
パーツの上に直接油性ペンを書き込んだにもかかわらず、ちょっとこすったくらいならはがれることはない。必要がないなら、パーツクリーナーや除光液で消すこともできる。ラインをできるだけ細く描き込むことで、パーツの外観もほとんど損なわない。ハンドルバーの取り付け角度が決まっているなら、ハンドルバーの上部に千枚通しでキズをつけるのもひとつの方法。パーツを傷つけたくない場合は、個人的にはペンで描き込むのが一番よかった。
角度調整の基準にするために、スコッチカルの位置決めは念入りに行う(左)
スコッチカル同士の間隔はできるだけ小さくする(中央)、ラインを細く描くことでパーツの外観を損なわない(右)
価格評価→★★★★★ (スコッチカルと油性ペンがない場合は購入する必要がある)
評 価→★★★★★ (ドロップハンドルの角度を再現できる。軽くこすったくらいでは線は消えない)
<オプション>
年 式→ ー
カタログ重量→ ー