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国道173号線は、大阪府池田市から京都府綾部市に至る一般国道である。(Wikipediaより。)
天王峠は大阪府と兵庫県の境にある峠で、大阪から篠山市街、日吉ダム、美山、綾部、舞鶴方面へ向かう時のルートとしては割とメジャーなツーリングルートの一つ。地元民には通称『イナサン』と呼ばれています。
~スペック~
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[峠の標高]
545m
[大阪側の高低差]
スタート地点 大阪府能勢町栗栖交差点
スタート地点の標高 204m
標高差 341m
距離 8.1km
平均勾配 4.2%
[兵庫側の高低差]
スタート地点 兵庫県篠山市安田西交差点
スタート地点の標高 247m
標高差 298m
距離 8.7km
平均勾配 3.4%
※地理院地図Web版&Googleマップ調べ。
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【大阪側】
川西付近はニュータウンの中を通る幹線道路で交通量は非常に多い。
一庫ダム(ひとくらだむ)付近から能勢まではトンネル地帯。このトンネル付近は交通量が多いうえに路面が悪く、同じ日にスネークバイトで2本のチューブを失うという事態を経験した。私個人としては走っていて楽しい区間ではなくストレスしか溜まらないのでこの区間は多分2度と通らない。一庫ダムのダム湖の対岸に交通量の少ない回避ルートがあったり、その上流の川沿いには旧道もあるので個人的にはそちらをお勧めしたいと思います。
能勢町の中心を過ぎると一気に交通量が減り、本格的に天王峠の登りに差しかかる。この辺りの景色はここは本当に大阪府なのかと目を疑う美しさだ。道路は直線的で見通しが良くコーナーのRも大きい。
特に橋の上からの景色がお勧め。
最後の仕上げにトンネルを1本くぐったら出口付近がR173天王峠のピークになります。
【兵庫側】
R173とR372の交差点、篠山市福住のローソン付近から登坂開始。道路自体のレイアウトは兵庫側も大阪側も似たような感じです。
途中に幾つかある橋の上からの眺めが非常に良い峠だ。
頂上付近に短いトンネルが2本ありそれを抜ければ勾配は一気に小さくなる。
ここまでくればもう峠を登りきったようなもの。
そのまま進めば本当の峠のピークに達する。
ここがR173のピークです。
るり渓方面への分岐があります。
【全体を通しての留意点・注意事項等】
峠の交通量は川西近辺の混雑っぷりと比べれば大分マシですがそこそこクルマは通る。休日に多いのは、行楽地へ向かうコンパクトカーやミニバン、SUV等ですが、そこに混じって、国内外のスポーツカー、少数生産のレア車、貴重な旧車、ウン億円級の超高級車の姿も見受けられる。車好きとしては結構楽しい道だ。また、2輪車(バイク)の公道デビュー後、最初に行くべき初心者向けツーリングコースとして紹介される事もあるR173。故にバイクも結構な数が通る。とはいえ、四輪も二輪もマナーの良い方々が多く、余裕を持って走行を楽しんでおられる印象。まわりにこういった交通がある時は、自転車乗りとしては結構安心して走れます。
ただし、大型車に限っては麓で勢いをつけてそのまま頂上まで全開状態で上ってくる車両が非常に多い。
※大型車はこの峠の登坂中に失速するとすぐ再加速出来るだけのパワーが無いためだと思われます。
対向車と自車の失速を嫌がって自転車乗りのすぐ脇をかすめて行く輩も多いのでかなり心臓に悪い。故に、運送業者が休みの所が多い日曜の方が安心して走れる。
前記にもありますが、このコースは幾つかトンネルを抜けるので前後に明るいライトが必須です。トンネルには一応歩道がありますが、人一人がギリギリ歩ける程度の幅しかありません。個々のトンネル自体はそんなに長くは無いので入口で大型車を見送って一気に抜けてしまうのが吉。どうしてもトンネルが嫌で脚とタイヤに自信がある廃道好きの方には旧道もあります。腐ってます。崩れてます。動物も居ます。面白いので是非チャレンジしてください。
※私はロードでアタックしてパンクしましたけどw
価格評価→★★★★★(通行無料)
評 価→★★★★☆(景色は文句無しの★5ですが、大型車とトンネルの存在がストレス。差し引いて★4で。)