購入価格 ¥2268 (バイシクルセオ)
「マビック・アブラシブ・ラバー」 いわゆる「リムの消しゴム」です。
これで直接リムのブレーキ面を磨いて、ゴミやスラッジを取って綺麗にします。
他にもHOZANだったか、Parktoolsだったか、いくつかのメーカーからも同じようなものがててたと思います。
■どうして手に入れたの?
リムブレーキの自転車の場合、キャリパーだろうがVだろうがカンチだろうが、しばらく使ってると、リムのブレーキ面が薄汚れてきます。
そのままでは制動力が落ちますし、何より見かけがよろしくないなということで掃除するのですが、どうにもパーツクリーナーや洗剤で擦ったところで、どうにもなかなか、スッパリ綺麗にならないものです。
そこで使うのがこのアブラシブラバーで、こいつでガリガリと磨いてやると、結構見違えるように綺麗になるんですね。
■実際使ってみた感想
触った感じは多孔質の砂消しゴムみたいな感じで、結構柔らかく、擦ってやるとかなり綺麗になります。
ただやはりゴムなので、ずっと使ってると結構硬化してきて、そうなってくると性能も低下してきます。
自分は結局数年かけてまるまる一個使いきりましたが、最後の方は中性洗剤や、パーツクリーナーを付けつつゴシゴシ擦っていました。
結構粉が出るので、使ってあげたあとは掃除機で床掃除しましょう。
いわゆる消しゴムなので、袋を開けると紙のケースに入っていて、そこから取り出して使うのですが、ひょっとしたら紙のケースから全部出さずに、MONOの消しゴムみたいに直接ラバーを持たずに、紙のケースから少しだけ出しつつ使ったらいいのかもしれませんが、実際そう使ってみると非常に使いづらい(力が入れにくい)ので、やっぱり全部出して使っています。
自分も絵描きの端くれなので、時々言われることですが、消しゴムは指先は直接ラバーに触れず、紙のケースを持って使うのが定石で、紙のケースから取り出し、直接ラバーを持ってしまうと手垢や皮脂が消しゴムのラバーを侵してしまい、上手く消えなくなってしまったり、紙を汚してしまう原因になるんですね。
■総括して
ぜひ工具箱には入れておきたい工具ですね。
価格的には「えっ……」ッて感じの価格ではありますし、前輪後輪、左右面を丁寧に磨くと多分2時間ほどは時間がかかりますが、やはり「銀輪」ですから綺麗にしておきたいところです。
これだけの大きさがあれば、結構タップリ使えます。
ちなみに自分は、ブルベによく出るのですが、ブルベを走るごとにタイヤを外してリムを磨いています。
ついでに一緒にタイヤの前後をローテーションさせてあげるといいですね。
■余談
リムを磨くだけでなく、ブレーキシューも、あたり面に食い込んだアルミ片や石などを取ってあげるなどして、こちらも綺麗にしてあげたほうがいいですね。
そうでないとせっかく磨いたリム面がすぐにまた傷んでしまいますから。
とは言え、実際リムを磨いてる人って、そんなに居ないんじゃないでしょうか。
あまりこの工具や、リム磨きの作業の話題を他の人と話してて、共感を持ってもらったことがありません。
最近はカーボンリムもずいぶん普及しましたし、アルミリムでも真っ黒のPBO処理的なものがだいぶ増えて、いわゆる「銀輪」 シルバーのブレーキ面っていうのは以前よりも「安物感」が漂うようになってしまって、なんだかちょっとなぁと……思うところもなくもないです。
とはいえ、僕個人は「銀輪」のリム面が好きです、きちんと手入れされて、キラリと光り輝くリム面って、やっぱり「あ、いいな」って思うんですが。
価格評価→★★☆☆☆(ちょっとお高い感じもしますが!)
評 価→★★★★☆(是非手元に持っておきたい工具)