購入価格: ¥373(税込)
標準価格: ¥392(税込)
『じょうごのOリングを紛失しないように注意』
■ じょうご・オイルストッパー・台のセット
SHIMANO オイルファンネル/オイルストッパー SM-DISCは、ファンネル(じょうご)とオイルストッパーとこれらを乗せる台のセットだ。シマノのディスクブレーキブリーディングキット TL-BT03とTL-BT03Sにも含まれている。BL-M985・BL-M575・BL-M445の分解図にも記載されており、スモールパーツとして扱われているようだ。
私はすでにTL-BT03Sを所有しているが、前回のブリーディング後のクリーニングの際に、じょうごの下部に取り付けられているOリングを紛失してしまった。Oリングはスモールパーツとしても購入できるようだが、ミネラルオイルの入れ替えに早く使いたかったので、SM-DISCを購入した。
SHIMANO オイルファンネル/オイルストッパー SM-DISC
ミネラルオイルの入れ替えは、前回行ったブリーディングの作業とほとんど変わらないので、使用感もTL-BT03Sとまったく同じだった。具体的には以下のとおりになる。
【じょうご】
具体的には、じょうごに入れたミネラルオイルの液面の高さを保つのがコツ。ST-RS505はじょうごを斜め45度に傾けた状態でミネラルオイルをキャリパーに流すため、リザーバータンクの穴よりも液面が下がると空気が入る。この場合はブリーディングをいちからやり直しになるので注意が必要だ。
【オイルストッパー】
ブリーディングが終了したら、オイルストッパーでじょうごの底に”栓”をする。このとき、オイルストッパーのそこに浅く挿入すれば、じょうごを外した際にミネラルオイルが多くこぼれるので、リザーバータンクにフタをする際に気泡が入りにくくなる。
【台】
ブリーディングが終了したら、オイルストッパーで栓をしたじょうごを台に乗せる。私はあわててじょうごを台に乗せようとしたため、じょうごを倒してミネラルオイルをこぼしてしまった。これは前回もやったことだ。台はステンレストレイの上に置き、ブリーディングやミネラルオイルの交換の作業はブルーシートを敷いた方がよい。
【クリーニング】
ウエスでSM-DISCのミネラルオイルを拭き取り、中性洗剤でクリーニングした。なお、前回はじょうごのOリングを外して洗ったため、Oリングを誤って下水に流してしまった。じょうごとオイルストッパーのOリングは外さないで洗った方がいいだろう。
今回の作業で感じたことは、じょうごの容量はもう少し大きい方が使いやすいということだった。レバーを斜め45度に傾けてブリーディングする場合、実質的なじょうごの容量はかなり小さくなってしまう。注射器でキャリパーからじょうごにミネラルオイルを注入するにはこれでもかまわないが、じょうごからキャリパーにミネラルオイルを流す際に、容量が大きければ液面にあまり気を使わなくて済むので、ホースやキャリパーを叩いて気泡の排出を促す作業に労力を割けるからだ。
とはいえ、素人の私でもミネラルオイルの入れ替えをすることができたのは、シマノのファンネルブリーディングの作業がシンプルだから。SM-DISCは作業のたやすさに大きく貢献してくれた。TL-BT03Sは2,419円とやや高価だが、SM-DISCなら400円を切る低価格。ファンネルブリーディングにはSM-DISCが必須だが、注射器、ホース、オイルボトルは他のものでも代用可能。SM-DISCだけを買って、ブリーディングに必要なツールを安く済ますのもいいかもしれない。
ST-RS505+BR-RS785のミネラルオイルの交換の作業
価格評価→★★★★★ (SM-DISCだけなら低価格)
評 価→★★★★☆ (非常に使いやすいが、容量が大きければもっと作業しやすくなるはず)
<オプション>
年 式→ ー
カタログ重量→ ー