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『サドルの角度を測定できるiOSアプリ。サドルの角度の微調整ができ、元に戻すこともたやすい』
■ 水準器のアプリ”iHandy Level”
iHandy Levelは、iOS用の水準器のアプリだ。現在無料で手に入れることができるが、iHandy Carpenterという5つのツールがひとつになったアプリにも入っている。家の床の水平や柱の垂直を測定するだけでなく、サドルの角度の測定にも使える。
水平な場所でキャリブレーションのボタンをタップし、サドルにiOSデバイス(iPhone/iPad)を乗せれば、それだけでサドルの角度を測定できる。サドルに直接置くと場所によって角度が違ってくるので、サドルの上に平らな板を乗せて測定した方がよい。念のため、同じ場所でキャリブレーションと測定を行なっているが、私の部屋で行なったかぎりでは、そこまで慎重になる必要もないようだ。
ただ、iHandy Levelを開いているとiOSデバイスが自動ロックされず、バッテリーを大量に消費することがある。だから、サドルの角度を調整する際には、いったんアプリを終了するか、iOSデバイスをロックさせた方がよい。設定画面では気泡の移動感度の調整や、ボタンの表示・非表示にしたりできる。ビープ音の設定もできるが、うるさいのでオフにしている。
iHandy Levelの測定の精度は意外に高く(誤差が小さく)、サドルの角度を0.1度単位で微調整ができ、元に戻すこともたやすい。特に、サドルの角度を無段階に調整できるタイプのシートポストを使っている場合は、シートクランプに付いている目盛りはあてにならないので、iHandy Levelのような水準器のアプリは使った方がいいと思う。特にfabric Scoop Radius Elite(Race)やFizik Aliante R3のような、座面の凹凸が大きくてポジションの調整が難しいサドルには、力強い味方になってくれるはずだ。
iHandy Level。ホールドの上のボタンをタップしてキャリブレーションを行う(左)
サドルの上に板を乗せ、その上にiOSアプリを乗せると正確に測定しやすい(右)
価格評価→★★★★★ (デジタル角度計を買わずに済む)
評 価→★★★★★ (誤差が少ない)
<オプション>
年 式→ ー
カタログ重量→ ー