購入価格:ケースバイケース
◆ 用意するもの
ドライヤー
パーツクリーナー
ウェス
◆ 手順
手順は三つで以下のとおり。
1)シールを温めて粘着力を弱め
2)そのすきにペリペリとはがし
3)シールのあとはパーツクリーナーでふき取る!
今回犠牲になるのは MERIDA BIG.NINE 付属の名もなきホイールです。
ハブが M435、リムは MERIDA Pro D とかいう謎のもの、黒ステンレスなスポークとまあ、どこにでもある完成車付属のアレです。
まず、爪でシールをカリカリと、ちょっとだけはがします。最初から温めちゃってもオッケーです。
そして、ドライヤーを用意します。髪の毛がある人はご自分の、ない人は奥様や娘さんのものを持ってきましょう。きちんとお願いして持ってくれば問題はないでしょうが、こっそり持ってきて油まみれの手でこぉんなことに使用しているなんてバレたら、あなたの居場所はなくなります。*心してください*
なお今回は、奥様のドライヤーを無断使用することにします。外出している今がチャンス。バレたらどうなることか……いや、今は考えるのをやめましょう。
温めます。シール部分と言いますか、リムも一緒に温まってくるとするするとはがれてくれます。このホイールはかなり歴戦の勇者なので、ベッタベタにシールが固着してるんだろうなと思いましたがそんなことはありませんでした。
じっくりとはがしていってください。調子に乗って引っ張ってるとこうなります。
こういう時はすかさず指の腹でシール部分を集めてとっかかりを作りましょう。リムもシールも温められているので容易です。つまめる程度になったら、また同様に引っ張ってはがすことができます。
シールの面積自体によりますが、そこそこ時間はかかります。私の場合、1ホイール裏表合わせて25分程度でした。
無事はがし終わると、そこには糊が残るわけです。
これはもうパーツクリーナー(ブレーキクリーナー・チェーンクリーナー・あるいは灯油)の出番です。
今回は遅乾タイプを使いました。速乾より使いやすかったです。最悪、灯油でも構わないと思いますが、火気厳禁です。
シュッとひとふきしてちょっと置いてから吹き上げれば、あら不思議。
どうですか奥さん。こんな塩梅にきれいにしーr
奥様「あらあらまあまあ、その高いドライヤーをこぉんな用途に使ったのね」
漬物「あ、れ?お、おかえり…?」
奥様「ふん。レンタル料はねえ…電気代計算して頂戴」
漬物「1.2kw*50 分÷60×22=22 円?」
奥様「それに 1,000 円かけると!」
漬物「にまんにせんえん」
奥様「なんとあなたが買った Fulcrum Red Power HP とほぼ一緒のお値段!」
漬物「」
奥様「じゃ、さっそくつけといて。わかったわね?(ギロリ」
こうして漬物は、自ら綺麗にした使い古しのホイールを自分の愛車にはかせることになったのであった…神よ、あなたはどこにいますか。
価格評価→★★★☆☆(←CBN を探せば最強のシール糊はがしがみつかります)
評 価→★★★☆☆(←綺麗に取れますよ、うん)