2017年2月上旬、圧雪路をMTBで散歩・・・ということで奥日光へ。
http://yahoo.jp/lMoV81朝7時前には竜頭の滝の上にある駐車場に到着。MTBをクルマから引っ張り出し、前ホイールを装着して走り出します。戦場ヶ原方面に国道を500mほど北上すると、左に道が伸びていますが、車両進入禁止。
ナンチャッテな通行止め表示ですが、積雪時以外は立派な電動ゲートが設置されています・・・
この道は1993年以降、マイカー規制が敷かれており、その代わりとしてハイブリッドバスが運行されています。冬季はそれも休止中ということで、管理車両が通行するのみですが、相応の除雪がなされており、いい感じの圧雪路となっている場合が多い、というわけです。この道を行きます。なお、自転車の通行は制限されていませんが、自転車でもトレッキングでも、この時期にいい加減な装備で進入すると、管理車両と遭遇した際に、
「どちらまで行かれますか?」
などと、声をかけられる可能性が大です。
冬季は終日氷点下で強い西風、という日もありますが、暖房の効いたクルマで来た勢いで不十分な装備で入っていくと、そこは標高1400m・・・というわけで、凍えます。5分で引き返してくるなんてことにならないように、適切な装備を選択します。
この日の装備は、シュワルベのスパイクタイヤを履いたMTB、自分のウエアはパールイズミのウインドブレークタイツとその下にユニクロのヒートテックタイツ、数年前まで山で現役だったSALOMONの登山靴に山用の厚手ソックス、雪対策のための膝下スパッツ(GORETEX)。上は、ノースリーブアンダーからウインドブレーカーまで全部で5枚。あとはネックウォーマに自転車用ウインターキャップ、ヘルメットには防風防雪クリアフイルム(というか食品ラップ)をピシッ!と貼ってあります(効果絶大で見栄え最高)。手袋はパールイズミの極寒用+アンダー。そして、ボトルケージのTHERMOSにはホットミルクティー。14Lのバックパックに貴重品とチョコ一枚その他。バックパックの左ショルダーにコンデジ、右に携帯ラジオ。なお、走り出す前に暖かい飲み物を600ccほど一気飲みしておきます。
なかなか結構な道です・・・
寒風が吹き抜ける真冬のミズナラの森を抜ける気持ちの良いこの道、5月から11月までの季節は、自転車を結構見かけるのですが、隔世の感です。2000年頃は滅多に自転車に遭遇しませんでした。で、この日は小田代ヶ原の先の弓張峠までの道を2往復し、小田代ヶ原のハイキングコースを(もちろん徒歩で)一周するというデュアスロン(とは言いませんよねぇ)に興じました。走行距離は20kmにも足らず、熱くてなかなか飲めないミルクティ入りのTHERMOSを片手に歩いた距離は2.5kmほど。早朝の小さな旅は、ほんの2時間ほどでしたが、本当に楽しかったです。
メジロでしょうか。小さな鳥の群れが鳴き交わしながら徐々に木々を移っていきます。思わず見上げて聞き惚れてしまいます。激安コンデジでは捉えることが出来ませんでした。
次の画像はコンデジの露出を目いっぱい抑えて撮影した雪面です。満点の星空が雪に溶け込んでいるようです。
低い朝日に照らされた雪面に満点の星空が浮かび上がったかのような・・・
これは動物の足跡。よく見ると実に不思議ですが、お判りでしょうか。
ど、どうなっているんだ・・・!?
木道はスノーシューでしっかり圧雪路となっており、木道は雪の下40センチほどのところにあります。スノーシューでなくても楽に歩けます。というわけで小田代ヶ原を一周!
木道以外のトレッキングコースもこんな風にいい感じに踏み固められていますが、奥日光では明確に自転車進入禁止となっています。
・・・というわけで、なかなか楽しいサイクリング&ハイキングでした。
評 価→★★★★☆
年 式→2017