CBN Bike Product Review
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redshift SHOCKSTOP


 
baru  2017-2-21 21:32
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redshift SHOCKSTOP
購入価格 ¥0 (モニター使用)

Redshift社から発売されている衝撃吸収ステム。ドロップハンドル/フラットバーハンドルの両方に対応。中のエラストマーを入れ替えることで、自分好みの稼働具合に変更することが可能です。



■購入動機
衝撃吸収を目的としたサスペンションステムと言うのは新しいものではありません。しかし、従来の製品は「あまりにも動きすぎてポジションが変わってしまう」「ひたすら重い」等のデメリットが大きく、一般化することはありませんでした。

そんな中、2015年に登場したのが本製品です。「またか」という評判が多く見られ、私もそう思っていたうちの一人です。

しかし、使った人の話を見てみると、思ったよりも良かったという評価がほとんど。自分でも使ってみたくなったところで、本製品の日本代理店をやっているAlternative Bicyclesさんからモニターの話があり、お受けさせて頂くことになりました。


立派な化粧箱に入って届きます。



■製品概要
実測重量は280g(100mm/6度/エラストマー2個込み)。対応ハンドル径は31.8mm、コラム径は28.6mmです。

ラインナップは以下の通り。

 ・6度(上下反転可)
  ・90mm
  ・100mm
  ・110㎜
  ・120mm
 ・30度(上下反転不可)
  ・100mm



エラストマーは5種類付属し、それぞれ弾性率が異なっています。この組み合わせで、稼働具合を変更することが可能です。



■使用感
主な使用シーンは、舗装路でのロングライド。ドロップハンドルでの使用です。本製品は軽いグラベル程度なら対応していますが、基本的には舗装路向けの製品だそうです。

競合製品としては、2017年モデルのSPECIALIZED Roubaixの「FUTURE SHOCK」、TREK Domaneの「Iso Speed」あたりでしょうか。どちらも試乗レベルですが使ったことはあるので、その辺りを交えてレビューします。


(1) 重量

100mmで280g。通常のロード用ステムは100㎜で120-140g程度なので、ほぼ倍の重量があります。ただ、従来の単品サスペンションステムは軒並み500g以上であり、軽いものでも350g程度であることを考えれば軽量に仕上がっていると言えます。フレームとトータルで設計されたRoubaixやDomaneに比べると重そうです。参考までに、RoubaixのFUTURE SHOCKは200g増らしいとのこと。


(2) 取付

基本的には通常のステムと同じですが、エラストマーの交換時にはひと手間必要です。初期状態ではステムが上方向になるようにエラストマーが設定されているので、ハンドルを下げたい人は上下反転する必要があります。



ハンドルを固定するクランプを外すと、中にエラストマーの格納スペースがあります。左右で2個エラストマーを入れることが出来ます。ここに、乗り方や乗り手の体重に合わせてエラストマーを入れるわけですね。「ハンドルの種別」「体重」で入れるエラストマーの目安になります。

私はドロップハンドルで体重80㎏台なので、グリーンとブルーのエラストマーが最適となります。初期設定がこの組み合わせなので、私は単に上下反転しただけで使っています。

試しに一段軽い体重の人向けの設定でも使ってみましたが、これはちょっと動きすぎてしまいますね。適切なエラストマーの組み合わせを選ばないと正しく動いてくれないことが分かりました。


(3) 操作感への影響
プロモーション動画では、やたら上下に動くように見えますが、これは強調されています。実際にはこんなに軽くは動きませんし、ここまでの角度動くこともありません。



参考までに、稼働の様子を動画に撮ってみました。結構体重を掛けています。

ダンシングにしても、正しく引く動きをしていれば動くことはありません。ただ、下ハンを持ってガチャ踏みのダンシングをすると、ハンドルを下方向に押す動きが加わるので若干動く感じはあります。ロングライドでそんな動きはしませんが。

フルブレーキで前輪荷重だと、若干ハンドルが沈み込む感触はあります。

手首の角度がギリギリになるほど、ハンドルを「送って(体から離れる方向に回転して)」いる人は、サスペンションが働いた瞬間に手首に負担が掛かるかもしれません。私はそれなりに手首の角度に余裕があるハンドルセッティングなので特に問題は感じませんでした。

重さに付いてですが、やはりハンドル部分に150g程度の重量増となるので、ダンシングでのハンドルの振りは若干重くなります。


(4) 衝撃吸収
本製品は、あくまで「衝撃」を吸収するための製品であり、「振動」を吸収することを主目的とはしていません。それは製品名からも明らかです(SHOCK=衝撃)。また、目的は「疲労軽減」であり、「挙動の安定」ではない点にも注意が必要です。

つまり、継続的な振動ではなく、一瞬の大きな衝撃に対する疲労の軽減具合を評価対象とするべきだと思っています。ここでいう「衝撃」とは、主に段差や路上の障害物を越えたときの突き上げを指します。

これに関しては確かに効果がありました。路上の障害物と言えば、

 ・アスファルトの陥没
 ・コンビニ入口の段差
 ・石やゴミ
 
などがありますが、これらを越える際の衝撃が緩和されていました。小さい障害物だと通常のステムとの差は分かりませんが、大きめの障害物を越える際に、「頭の中のイメージよりもずっと衝撃が小さい」のです。しばらく走っていると存在を忘れますが、時折現れる大きめの障害物で存在を思い出す感じです。認識していなかった障害物を踏んでしまった場合についても、手のひらが衝撃で痺れるようなことを防いでくれました。調子に乗って路上のキャットアイに突っ込んでみましたが、これはさすがにバランスを崩しました。繰り返しになりますが、「挙動の安定」ではなく、「衝撃の緩和」が本製品の仕事の範囲といえます。

今回ブルべで通った伊豆半島の国道135号線は路肩が狭く、なおかつ白線上に凸凹の加工がされていたり路面が荒れている場所もあり、効果を感じる場面が多かったです。

体に残る疲労ですが、主に肩甲骨周りの凝りが随分と減りました。ブルベも後半になり上半身が疲れてくると腕が突っ張り、ハンドルに荷重が掛かりがちになります。すると、腕を通じた衝撃は肩甲骨部分を集中して襲うことになります。その部分の疲労が緩和されていました。手のひらの痺れに関しては、私は300km程度では起こらないので判定できません。


(5) 振動減衰
前述の通り、本製品は振動を消してくれるものではありません。ただ、振動が「小さな衝撃の吸収の連続」であると捉えると、ある程度の効果はあるはずです。あまりに本製品の動作がさりげないこともあり、小さな衝撃の差は私には体感できませんでした。


(6) 見た目
サスペンションステムにありがちなピストンが付いておらず、見た目は比較的スマートです。太さはありますが、指摘されなければ取り付けていることに気づく人は少ないはずです。ブルべで相当数の人と会いましたが、珍しい装備品には興味津々の人もまるで気づいていませんでした。


(7) 競合製品との比較
正直なところ、「フロントIsoSpeed」や「FUTURE SHOCK」と大きな違いは無いと感じました。どちらも「段差でさりげなく動いて衝撃を吸収する」という性格のものですし、本製品と目指すところは同じだと思います。

ただ、一つ決定的に異なるのは、稼働具合の調整度の広さだと思います。体重、ハンドルのリーチ、どこを持つポジションが多いのか、前乗りか後乗りか……各人によってサスペンションの最適な稼働具合は異なるはずであり、調整が必要になるはずです。

TREKのIsoSpeedは、調べた限りでは調整不可。SPECIALIZEDのFUTURE SHOCKは3種類のスプリングを選ぶことが出来ます。これに対し、本製品は5種類のエラストマーから1種類または2種類を選ぶ組み合わせです。計算上の選択肢は、

 5C2 + 5C1 = 10 + 5 = 15通り
 
となります。体重の掛かり具合が異なるフラットバーハンドルとドロップハンドルに対応するために生まれた策だと思いますが、結果的に広い調整幅を生んでいます。アナログに調整出来れば一番だと思いますが、これだけの選択肢があればベストと感じる組み合わせも見つかると思います。エラストマーの交換はちょっと面倒ですが。



■まとめ
自分の乗り方にあったエラストマーを選べば、さりげなく大きな衝撃を緩和してくれるステム。腕~肩~背中周りの凝りに悩まされている人におススメできます。

ロングライドで特に効果を発揮すると思いますが、きれいな路面での短距離ライドやヒルクライム中心のライドの場合にはあえて使う必要は無いと感じます。重いですし。次バージョンでは、もう少し軽くなると更に良いと思います(200gくらいだと嬉しい)。

それなりに自転車を乗り込んでいる人は、自然とハンドルに荷重が掛からないように体幹の筋肉で上半身を支えるポジションになっています。本製品はあくまでも地面からの突き上げがあったときに、ハンドルに荷重が掛かっていないと動作しません。しかし、徐々に疲れてくると上半身が支えられなくなり、ハンドルに荷重が掛かりがちになります。そうなった時に体の疲労を軽減するために活躍してくれるはずです。


価格評価→-(モニターのため)
評   価→★★★★☆(重量のネガはあるが、疲労の軽減に効果はある)
<オプション>
年   式→2016
カタログ重量→ 238g(実測重量 280g)
 
canzana7  2017-11-14 23:31
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redshift SHOCKSTOP
Redshift ShockStop

購入価格 ¥19,950(ワールドサイクルにて)



◆はじめに◆
2017年始め少し話題になったサスペンションステムです。
欠品が長く2017年2月の予約から手元に届くまで3ヵ月掛かりました。

◆見た目◆


衝撃吸収のダンパー構造が内部にある為、本製品は一回り太め。

ステムにサイコンなどをマウントしていた場合、マウントしていたバンドが届かなくなるので注意が必要です。
サイコン、suewシャリポケのバンドや、Di2ジャンクションのバンドなど。

◆使用インプレ◆

使用バイク:RIDLEY FENIX SL
もともと振動吸収性が高いバイクです。ERUGONシートポストとの最強の乗り心地の組み合わせを狙ってみました。(肝心のステムが写っていなくてスイマセン・・・)

導入当初の体重が75kgほどだったのですが、あえて一段重い設定の初期設定のエラストマー(ダンパーゴム)で走ってみたところ、やはりショック軽減効果は感じられませんでした。
一段軽い設定のエラストマーに交換してみると、きちんとショック軽減効果を感じられるように。
先のbaruさんのレビューどおり正しい組み合わせで使うべきでした。

実際に使用してみて効果を感じられたシーンは、大きな段差を越える時など、ガツン!とくる時が一番に感じられます。
走行中にあるアスファルトの段差や穴、コンクリートの継ぎ目など。

逆に効果を感じられないシーンは、細かい振動を拾う荒いアスファルトの目などの小さな凹凸です。
導入前は、ハンドルバーが衝撃を吸収しずらいEASTON EC90 SLX3だったので期待したのですが・・・
結局、細かい振動の対策にはハンドルバー自体を交換するで解決。

導入後3,000km弱使用し最強の乗り心地でブルベでも快適に走ることができました。

が、DNFをした10月の600kmブルベでは手首に痛みが出てしまいました。
体重増によってエラストマーの設定がずれてハンドルバーが上下に動きすぎたのかもしれません。
停止時の度にハンドルの沈み込みを感じられるようでは柔らかすぎか?
正しいエラストマーの組み合わせなら、ステムが動くことに対する違和感はほとんど感じません。

◆気になる点◆
ラインナップが6°は90~120mmとあるが、他の角度は30°100mmのみ。
現在はポジションを見直し、他の17°のステムに交換する為に取り外してしまいました。

◆総評◆
実際のところ、路面上で大きな段差などはそのまま通過するとパンクのリスクになりますので、そういったものを見落とした時に不意に来る衝撃への対策になりました。

価格評価→★★★☆☆(値段は高い!)
評   価→★★★★☆(効果アリ。でも乗り心地改善はタイヤ交換でも可能ではないか・・・?)

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