購入価格: ¥1,345(税込)
標準価格: ¥1,404(税込)
『コスパの高い工具。油圧式のディスクブレーキキャリパーのピストンを確実に押し戻せる』
■ GIZA PRODUCTS ブレーキ ピストン プレスとは
GIZA PRODUCTS ブレーキ ピストン プレスは、油圧式ディスクブレーキキャリパーのピストンを押し戻すための工具だ。油圧式のキャリパーのピストンは、パッドクリアランスを一定に保つためにパッドの摩耗とともにピストンがせり出してくる。だから、パッドを交換する際にはピストンを押し戻す必要がある。パッドを外した状態でレバーを握った場合も同様だ。
この工具はいわゆるピストンプレスと呼ばれているものだ。先端はピストンの全面を押せるように幅が約30mmと広く、厚さは2mmしかないのでピストンの隙間に挿入しやすいように作られている。商品画像からは確認しにくいが、持ち手が先端に対して斜めになっており、力が入れやすいように工夫されている。
GIZA PRODUCTS ブレーキ ピストン プレス
■ ローターの交換のために購入
私はこの工具は140mmローターに交換するために購入。パッドはそのまま使うため、新品のローターをそのまま挿入するとパッドクリアランスが小さくなり、パッドとローターが擦れやすくなると考えた。アーレンキーやマイナスドライバーなどを使ってもピストンを押し戻せるようだが、セラミックピストンが傷ついたり欠けたりするのを防ぐために専用工具を使うことにした。
ピストンプレスはプレートに持ち手をつけただけのシンプルな工具だ。各メーカーで多少の違いはあっても、基本的な作りはあまり変わらないようにも見えたので、価格差が使い勝手に大きく影響しないだろうと判断。低価格なGIZA PRODUCTSのピストンプレスを選んだ。
リアを140mmローターに交換
■ ピストンの押し戻し
GIZA PRODUCTSのピストンプレスは、シマノのキャリパー(BR-RS785)に対して先端のプレートの幅がちょうどよく、ピストンの全面を均等に押すことができる。持ち手の角度はもうちょっときつい方が力が入れやすそうだが、このピストンプレスでも十分に使いやすい。
ピストンプレスは利き手で持って、もう片方の手をキャリパーに添えると力が入りやすくなる。反対側のピストンを押し戻す際には、工具を利き手じゃない方の手に持つよりは、身体の位置を変えてから利き手で押した方が力が入る。また、キャリパーはディスクブレーキ台座から外しても外さなくても、力の入りやすさはそれほど変わらない。
工具に少しずつジワーッと力をかければ、ピストンが徐々に引っ込んでいく。前後のキャリパーで試したが、ピストンは必ずしも左右交互に少しずつ押し戻さなくてもいいようだ。ピストンが動きにくかったらリザーバータンクのフタを開けることも考えていたが、そんなことをしなくてもあっさりとピストンを押し戻すことができた。
工具を利き手で持って、キャリパーに手を添えると力が入りやすい(左)
ピストンを押し戻した後(右)
■ 総評
GIZA PRODUCTSのピストンプレスは低価格な工具だが、油圧式ディスクブレーキキャリパーのピストンを確実に押し戻せる。先端のプレートは幅が広めでしっかりと平面も出ているので、ピストンの全面に均等に力をかけることができ、セラミックピストンが欠けたり傷つけたりすることもない。低価格ながら作業のスムーズさと安心感は専用工具ならではのもの。ピストンの押し戻しを完璧にこなせる工具だ。
念のため先端を保護してから工具箱に入れた
価格評価→★★★★★ (コストパフォーマンスに大変優れる)
評 価→★★★★☆ (持ち手の角度がもうちょっときつければ完璧。ほぼ星5つ)
<オプション>
年 式→ ー
カタログ重量→125g