購入価格 2本で¥6000以下(BIKE24)送料別
★購入動機
スパイクタイヤです。冬季の凍結路、雪道を走る為に買いました。
サイズはEUTRO 30-622 700*30cを購入。ロードに装着するため、細めの30cを選びました。
タイヤロゴ
サイズ表記
★商品説明
ワイヤービードでタングステンスパイクが1本当たり118ピン。重量は805g。鬼のような重さで普通のロード用タイヤの3-4倍はあります。
タイヤサイドは反射材がついています。
スパイクはタイヤセンターにはありません。左右両側に交互に埋め込まれています。タイヤ空気圧で調整をすることで、スパイクのグリップ調整ができるようです。
スパイクの配置はこんな感じ。床等に置くときは床を保護しなければいけない。傷だらけになってしまう。
反射材はこんな感じ。側面からの被認性に優れている。
★導入に当たり
使用車はCANNONDALE Caad12。
フロントタイヤは問題なく取り付けられました。
リヤタイヤはチェーンステー、ブレーキ等に干渉しましたので、フレームに少々加工を・・・(非推奨)ちなみに加工はショップにお願いしました。
★使用感
舗装路、アスファルト、歩道 等
指定空気圧が3.5-6.5bar。MAXの6.5barにしても、スパイクは路面に当たります。そのため、アスファルト上では、なかなかの騒音がします。自動車で砂利の上を走るような音です。
重量も800g以上とさることながら、スパイクの抵抗も加わり平地でも軽快とは言いづらい乗り心地です。ヒルクライムとなると、なかなか良い練習になります。
コーナーでバンクさせると、スパイクが丁度接地の中心となる位置では、ゴム面の接地が減るため、不安定となります。またスリップしないか不安を感じます。
雪道 等
本来の目的は、冬季の山の中を落車無く安全に走れる為、なのでこれが本題です。
この間の寒波で、近所の六甲山や再度山にいい具合の雪が積もったので遊びに走ってきました。
自動車の圧雪やシャーベット、雪が凍った状態やところどころ溶けた雪が凍ったアイスバーンがメインです。
全体的に雪道は、非常に楽しく走れました。これはハマる!快感です!毎年冬になると、忌々しかったあの凍結路や雪道がフレンドリーになります。雪の上を走る感覚はシャリシャリと子気味良く、不思議と抵抗感も少なく感じます。また周囲の景色も雪化粧で、感動的でした。これはまた行かないと!
これぐらいの道なら問題なく走ることができる。
雪道の具合ですが・・・
圧雪は非常に安心して走れました。ブレーキや立ち漕ぎをしてもあまりスリップをしません。
シャーベットでは、抵抗感が強まります。水分を多く含んでいるからでしょうか。グリップには特に問題はありません。
アイスバーンでの急ブレーキは、タイヤがロックします。ロックした状態でスパイクのグリップが効くため、思いっきりスリップすることはありません。ガリッガリッと転倒しないようこらえてくれます。ダンシングなど、急加速は後輪がスリップします。
新雪はあまり走れませんでしたが、おそらく5cm-10cm以上の雪の深さがあると、タイヤの抵抗感が非常に高まり、あまり気持ちよく走れないような気がします。
シュワルベの最も細い30cのスパイクタイヤですが、厚さの薄い圧雪路では大活躍ができます。ダウンヒルもあまり無理をしなければそこそこスピードを出せますが、時速20kmを超えるとちょっと怖かったです。
このタングステンピンは、交換可能で、ピンだけで販売されています。ちなみに50kmほど走行して、後輪が2つ抜けています。多分2つぐらいならそんなに影響は無いのでしょうか。
★まとめ
取付にあたってのフレーム加工はやや邪道かも知れませんが、ロードフレームに装着できることで、反応性、軽量性をある程度保った状態での雪道走行ができました。結果には非常に満足しています。しかし各部クリアランスはかなりシビアです。またこのタイヤの癖なのか、わかりませんが、使用開始直後はタイヤの横方向への捻じれがあり、キャリーパーブレーキにも接触していました。20kmほど走るといつの間にか干渉は無くなっていましたが。ワイヤービードの硬くて重いタイヤなので一度癖がつくとアライメント?が戻りにくいのかも知れません。
フレーム加工をしなくて済むならそれが一番なので、どなたか30cよりも細いスパイクタイヤをご存じの方おられたら教えて下さい。
いやしかし良い物を手に入れた・・・
価格評価→★★★★★(国内販売価格からするとBIKE24は素晴らしい)
評 価→★★★★☆(自転車の世界が広がった、しかし重い)
<オプション>
カタログ重量→805g