[TU] Challenge CRITERIUM
¥5194@CRC(セール価格)
vittroria corsa scの後継タイヤとして手配した。早速後輪に履かせて200kmあまりでのレビュー。 前輪が黄色と黒のコントラストの大きいcorsa sc、後輪が黒と白のこれまたコントラストの大きい本品、ということでなかなか酷い見た目になっています。あまりに恥ずかしいので写真NG。
ちなみにCHALLENGEとVittoriaは歴史的に関係が深いらしく、corsa scと本品は兄弟かのようにスペックが似ている。 どちらもcorespunというコットン系のケーシングを使用し、290tpiというディメンション?も共通。どちらもラテックスチューブ。
そうは言っても、やはり会社が違えば完全に別物。トレッドの性格も違うし(パターンも少し違って、センター縦と杉目は同じで杉目の切り返しが本品にはない)、ケーシングが同じでもサイドウォールの性格がけっこう異なる。ついでにラテックスチューブの性格もけっこう違います。 corsa scに比べ、こちらはトレッドもケーシングも若干固め。それでも、同じ圧では跳ねてしまうかな、と思ったらそうでもなく、路面の追従性はさすがのトップグレード。もっとも、これはレーシンググレードのチューブラタイヤを低めの圧で運用していることから来ているものかも知れず、corsa scで快適さを失わない限界の高めの圧をこちらに応用すると、いろいろ辛いところが出てきてしまうかなと思う。 トレッドの耐久性については評価できるだけの距離に達していないが、おそらくこちらの方が摩耗しにくいだろうなという感じがする。その分グリップの食いつき感も低め。フルブレーキや限界までの倒し込みを、双方ともに経験していないので、これらはあくまで「そんな感じ」という印象にとどまる話ではあるけれど。 しかしcriteriumというからには、急制動急旋回急加速に強みを持っていてほしいと思う。若干固めに感じるタイヤ特性はそういうことなのだろうか?と思ったりもする。つまり、固めというのはすこしスポーツカーぽい感じ、と。 もしかしたら、乗り心地の差異のうちトレッドの分に付いては、自分が手配したものが(売れ残っていたらしき)白トレッドという点は割り引いて考えた方がいいのかもしれない。
空気圧低下ペースがcorsa scに比べてはっきりと遅いのはアドバンテージ。もしかして、若干厚手のチューブを使っているのかもしれない。
それから、これは自分のタイヤの貼り方が未熟なせいだろうと思うのですが、バルブ周辺が少し膨らんでいて、綺麗な路面でサドルにどっしり座ってクルージングしていると一定のリズムで突き上げが来るのが気になっています。タイヤの精度がわずかにcorsa scに劣っている可能性が?と考えもしたのですが、n=2とか1とかで精度を語るのもおかしな話なので、ここは評価対象外。
だんだん何が言いたいのか判らなくなってきましたが、同グレードのタイヤを乗り比べるのはなかなかおもしろい経験です。
価格評価→★★★★★(セール価格ですし文句はありません) 評 価→★★★☆☆(やっぱり極上の乗り心地を求めてしまいます)
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