購入価格: ¥0
標準価格: 無料
『スパインコンセプトEVOによるサドルのタイプが判定をアプリで行うことが可能。アプリ自体の出来は悪くない』
■ スパインコンセプトEVOとは
フィジークは脊柱の柔軟性から最適なサドル形状を導き出す、スパインコンセプトを提唱している。スパインコンセプトは、柔軟性の高い順にSNAKE、CHAMELEON、BULLの3つにサドルのタイプを分けている。現在は、スパインコンセプトEVOとして生まれ変わっており、パワーと体重が加味され、さらにサドルのタイプがRegularとLargeに分けられるようになった。Regularはこれまでのラインアップとサドルの幅が同じだが、Largeは幅が広いタイプだ。
■ スパインコンセプトのアプリ
そして、スパインコンセプトEVOのアプリを用いれば、自分に合ったフィジークのサドルを知ることができる。使い方はかんたんで、アプリの指示に従いながら、スマートフォンを胸に当てて前屈するだけ。測定後にSNAKE、CHAMELEON、BULLのいずれに適しているかが表示される。次に、自分の体重と平地巡航速度を入力すれば、パワーとサドルにかかる体重が表示され、RegularとLargeのどちらが適しているかが判定される。
Fi’zi:k SPINE CONCEPT EVO
■ 判定の結果
私は最も柔軟性が高いSNAKEと判定され、体重を65kg、平地巡航速度を30km/hと入力したところRegularと判定された。つまり、私に適したサドルはARIONE Regularということになる。実際に、私はシングルスピードに取り付けたARIONEを使いやすいと感じており、この結果にはまあまあ納得できる。
オススメのサドルは、ARIONE R1 Regularだった
私に合っているサドルはSNAKEのARIONEだが、ロードバイクにはBullのALIANTE R3を使ったこともある。ARIONEの方が使いやすいのは確かだが、スパインコンセプトEVOのアプリが示すサドルのタイプにこだわらなくても、ALIANTEでポジションを合わせることはできた。また、私のロードバイクとシングルスピードでは、前傾姿勢の深さが異なるため、それに応じてサドルのタイプも変える必要があると感じている。
シングルスピードに取り付けているSNAKEのARIONE(左)
ロードバイクにはBULLのALIANTE R3を取り付けたこともあるが、違和感なく使えた(右)
■ 総評
スパインコンセプトのアプリを使えば、自分がフィジークのどのモデルに該当するかがすぐにわかる。アプリの出来自体には大きな問題はないが、アプリが提案したサドルのタイプが実際に自分に合うかどうかは別問題。アプリはある程度の参考にはなるが、アプリを使った後にいきなりフィジークのサドルを買うのではなく、できればショップでレンタル用のサドルを試した方がいいと思う。
価格評価→★★★★★ (無料で試せる)
評 価→★★★☆☆ (アプリの出来は悪くないが、スパインコンセプトEVOが万能ではない)
<オプション>
年 式→ ー
カタログ重量→ ー