購入価格 ¥6,800 +税
色はピュアインディゴです。他には黒一色の2色展開。
前回、レビューしたものの新モデルです。
前モデルを使用続けていて、不満な点が一つ。
前レビューにもあるように指の冷えが続いていた事。指の感覚が無くなる速さがとても早く、すぐに痛みが出てしまうような感じでした。使用温度も零下ではなく5度程度のダウンヒル。使い続けていて、何故こんなに冷えるのかと考えて見た結果、サイズSは小さすぎたのではないかという結論に至りました。
なので今回はサイズを2段階上げてLサイズを購入してみました。厳冬期のためにインナーグローブを入れる事も含みで検討したのですが、結果的に決して大きすぎるということはなかったようです。
〈サイズ選び〉
今回グローブをサイズ選びする際に気をつけたことは、
①グローブを着用した際の2-5指の締めつけ感
②STI操作を前提としたサイズ合わせ
です。
①グローブを着用した際の2-5指の締めつけ感
前モデルのグローブ着用感については、通常の感覚であれば自分的には違和感を感じない範囲でした。ですが、冬季に使用するということは、指の血流を阻害しない程度のサイズ選びをしなければいけませんでした。なので、今回新モデルを購入するに当たっては、圧迫感を感じない範囲でできる限り操作性が得られやすいサイズを考えました。
②STI操作を前提としたサイズ合わせ
グローブを着用して圧迫感を感じない、だけではなく、STI操作を快適に行えるサイズ、ということを念頭においてサイズ選びをしました。具体的には、ブラケットポジションを取る事を考え、グローブを着用した状態でグローブ着用手の親指と人差し指の間を反対の指で押さえ、グローブ着用手の人差し指の先端がグローブ内に当たらないかを確認しました。そうすることで、STI操作時にも人差し指の先端がグローブ内で詰まる事なく、動かすことができるという確認ができるからです。
ということで、①②を実店舗で確認したのですが、サイズMかサイズLで非常に悩みました。今までLサイズのアパレルやグローブを購入することなど無かったので(帽子を除く・・・)、Lというものに抵抗があったことや、②の基準で選ぶと、人差し指以外の3−5指のグローブ余りが長すぎるからです。ですが、厳冬期にインナーグローブも着用することも踏まえ、圧迫感のさらに少ないLサイズを選びました。よく考えれば男女兼用なので、Lサイズでも当たり前なのでしょうが、最大サイズがXLというところも引っかかっていました。
購入するときはモデルチャンジされたことや、価格が大幅に上がっている事(¥4500から¥6800!!??)には全く気が付かず、同じモデルを買ったつもりでいました。なので価格対しての抵抗が生まれることは全くありませんでした。
よく見ると、指側面の素材が変わっている。
〈商品情報〉
モンベル・サイクリンググローブの中で、最も高い防風性と保温性を備えたグローブです。甲部分には、ウインドストッパー®ファブリクスとストレッチ性に優れた表地を組み合わせることで、万全の防風性とフィット感を実現しました。中綿に抜群の保温性を発揮するシンサレート™TMウルトラを封入し、裏地には暖かなフリース素材を使用。万全の保温性を備え、特に冷えやすい指先を守ります。手のひらと指先には高いグリップ力と耐久性を発揮する合成皮革を使用し、親指と手のひらの荷重のかかるポイントには、緩衝フォームを封入しています。
以上モンベル公式サイトより抜粋
前モデル(左)と現行モデル(右)を並べてみた。デザインは前モデルの方がかっこいい気がする。あまりでかく目立つロゴは不要。
前モデルと何が変わったのか
・裏地のフリースはシャーミースでは無くなったのでしょうか。
・重量は、平均重量として105gから97gへ減量されているようです。
・手掌部のパットは、2-5指の付け根のパットが無くなり3つから2つへ減っています。確かにその部分の負担は少ない気がします。不要と判断されても妥当かと。
・自分的に好印象だったのは、2-5指の側面の素材が柔らかいものに変更されている点です。そのおかげで指の屈伸に抵抗感が少なくなっています。
・親指背面の鼻水拭き用?の綿の素材が変更になっているようです。きめ細かいものになっています。
・よく見ると表地の素材も変更されていますね。ナイロン86%ポリウレタン14%からナイロン92%ポリウレタン8%へ。
変わらないことは
手掌部は保温素材を薄く
手背部は保温素材を多く厚く使っていること
です。この基本姿勢は変わらないようです。操作性は保たれつつ、保温性を確保するということでしょう。
メンブレンはGORE WINDSTOPPERで名称に変化はありません。素材の進化はあったのでしょうか。
あとグリップは良好です。モンベル社グローブのこの合成皮革のグリップ力は非常に安心感があります。
パットの配列、数に変化がある。
(使用感)
サイズをSからLへ2段階上げた状態で、0-5度程度の環境で使用してみましたが、結果的に非常に良かったと思います。指先の冷えや痛みからは開放された感があります。やはりサイズ選びは重要でした。サイズが大きくなることで心配したSTIレバーの操作性については、今の所問題が無いようです。まだインナーグローブを着用しての使用はしていないので、厳冬期のサイズ感についてはわかりません。
前モデルと同様にして、手掌面の保温材の薄さのためSTIレバーの冷たさが直に伝わってくる感じがあります。乗り始めや体があたたまる前までは、手先が冷たく感じますが、今の所自分的には0度以上のダウンヒルで指先が痛くなることがないので満足しています。
〈まとめ〉
冬期用グローブのサイズ選びのお勉強代でしょうか。結構いい値がしましたが、結果的には満足ということです。しかし何故¥2300もの価格高騰となったのでしょう。
価格評価→★★☆☆☆(高い)
評 価→★★★★☆(最高の保温性を求めず、0度付近の使用目的であれば良い選択となると思う。)
<オプション>
年 式→2018
カタログ重量→ 97g(実測重量 104g)