購入価格 ¥852
古いバイクのレストアを行おうと思ったとき、立ちはだかるのは錆である。
見た目はアレだし動作に支障はでるし、固着なんかしてたら目も当てられない。
その原因を取り除く方法はさまざまであるが、大別すると二つ。削るか、ケミカルに頼るかである。
ケミカルの弱点は、漬け置きができない大きなものにはどうしようもない点と、液だれ等々で他の範囲にも影響が出てしまうという2点。その点物理研磨は、小さすぎさえしなければなんとでもなる。が、疲れるし、こちらの精神まで削られる。
そこで電動工具の登場。
インパクトドライバーの替えビットとしてこの製品を付けてギュインギュインまわせば軽い錆ごとき成敗してくれるはず。
今回使用したのは600番。ごわごわした固いスポンジであるが、おそらく十二分な成果を上げてくれるはず。
グラインダーでも構わないのだけど、問題となるのはその大きさと威力。自転車を極力ばらさずにさび取りしたい場合にはこの小ささが肝となる。また、インパクトドライバーのように変速が可能であることも大事。
MTB の フロントサスのインナーチューブに対して使用。上部の茶色いぽつぽつは錆、中間から下は油とゴムの汚れである。真ん中の列だけ綺麗になっているのがお分かりいただけるだろうか。もう少し削ると…
たったの3分でこれである。ふふ…ふへへ…お父さん調子に乗っちゃうぞー。
before
after
DT-160Bと書いてある部分にご注目。これも作業時間は3分ほどである。マーベラス。素晴らしい。しこしこ手動で磨くのがアホらしくなるこの威力。すこしばかりお高い気はするものの、確実に時間と体力をお金で賄うことができるのは大きな魅力。
注意:
研磨する場所や素材、目的等はよく考えてからおこないましょう。インナーチューブは素人が(こういう風に力技で)研磨していい場所ではない気がします…
価格評価→★★★☆☆(←安くはない)
評 価→★★★☆☆(←便利で楽ちんだけど、電動工具がすごいのであって…)