KMC Z7 シルバー(7/8スピード用)
購入価格¥1827(アマゾン)
8速の小径車のチェーンを交換しようと思い、シマノの名作、HG91を探すもつい最近廃盤になってしまった様です。下位グレードの例えばHG71はアウターリンクはキラキラしたメッキだけれど、内側のリンクは錆び止めの様な表面処理なので、購入を躊躇し、同様のものが無いか探したところ、たどり着いたのがKMCの製品です。
自宅が海の近くなので表面処理ちゃんとやってるものの方が幾分保ちが良い筈と勝手に思い込んでいるので、買って良かったと思います。
届いた製品を見ると、11速を見慣れているせいか、チェーンが明らかに幅広(厚みがある)で、プレートの面取り等もあまりなく、質実剛健な印象です。
元が下位グレードの組み合わせなので、変速性能の低下等は感じません。ミッシリングリンクやコネクトピンは用いず、元々のピンをギリギリ抜け落ちないところまで動かし、そこに、こじる様に内側のリンクを嵌めて、再び圧入しなおしました。11速でこんなことやったら切れそうですが、7〜8速時代、山道でチェーンが切れた時等は、この様にして繋いだものです。厚みが結構あるので、まあ、これで問題ないでしょう。
(昔話)
1990年代初頭、シマノの最上位のMTB向けパーツと言えば、XT(=7速)で、こののち、XTR(=8速)が追加されました。7速時代は、HG90が最上位グレードのチェーンで、8速化の後も、スプロケ自体のピッチは一緒だった為、チェーンはデュラではなく(曖昧な記憶ですが、XTRが出たての頃は、専用チェーンなかった気がします)、HG90を使う人が多かった気がします。消耗品と割り切って使う限り、TAYAやザックスの物より保ちは悪いけど、値段も手頃な十分堅牢なチェーンでした。自転車関連のパーツは変化が激しく、多段化すると、最上位グレードが移り変わって行く存在ですが、幾度かのマイナーチェンジをしながら、HG-90/91は作り続けられていて、ああ、これはシマノの良心だなと思ってました。僕が初めてHG90を使ったのが1989年。一昨年ミニヴェロのチェーンを取り替えたのが2014年ですから、四半世紀に渡って同型のパーツを提供し続けていたことになります。
価格評価→★★★★☆(3000円とかだと買いません)
評 価→★★★★☆(質実剛健、堅牢な作りと思います)
<オプション>
年 式→2016
カタログ重量→N/Ag(実測重量:未計測)