購入価格 (完成車付属:定価15万円)
2017年モデルのDEFY ADVANCED PRO 1に付属。
2016年10月時点ではカタログに無い、完成車用の前後スルーアクスル(100mm,142mmx12TA)仕様です。
個々の脚質やフレームとの相性があるので、レビューと言うより解体で得られたデータと、構成に関するレビューとなります。
【使用感】(対R-SYS)
チューブレスレディだが、クリンチャーとして使用。(パナレーサー RaceTypeA 25C)
R-SYS(前後1350g)と比べて重さは感じるが、それ以外は総合的に上。
踏んだ時のヨレや下りでの不安な挙動も無し。
フロントは反ディスク側がラジアル組で不安になるが、フルブレーキでもしっかり止まる。
今のところクリンチャーとして使っているが、ビードが上がりにくい。チューブを噛んだかと思うほど。
チューブレスは石鹸水でビード上げるから関係ないのだろうか。
最近のGIANT製品全般に言えるが、他社フレームに組み付けても「GIANT」が主張せず好印象。
【各部品と重量について】
フロントのみの重量だが、リアも十分概算できるだろう。
○ハブ単体(143g)
XTのHB-M8010(TA15mm)で148gとの事なのでハブは普通の重さ。
ハブはポン当て式で、ベアリング交換もさほど問題ないだそう。
○スポーク(122g:24本)
SAPIMのRACEなのでまだ軽くする余地はあり。(フロントディスク側ではやりたくないけど)
ちなみにラジアル組になってるスポークは、頭がイチョウ型の特注っぽい形状だった。
○リムテープ(12g:チューブレスレディ)
○ニップル・ワッシャー(12g)
○リム(441g:30mm高:23mm幅)
蟹光線さん出番です。上位モデル(SRL1)と同じリムとの事。
ディスク対応でワイドリムを勘定すると並の重さか?
【ホイール構成として】
フロントのスポークストレートプルで、ディスク側が逆イタリアン(編有)、反ディスクがラジアル、リアはJIS組(編無)。
前後のスポークテンションはちょっと弱い気がする。
例としてリア反フリー側、比較対象は29erの完組(RED POWER)
いずれもテンションメータ(PWT)のメーター読みの数値。
*SLR 1 DISC 36
*RED POWER 42
これでも静止状態では、アルミのローハイトホイールよりは横にヨレない。
リム的にもっと張れるのかもしれないが、メーカーの最適値という事なのか。
【製品として買うかどうか】
15万円という価格(他社ならプラス5~10万)は相対的に安い。
完成車付属としては破壊力抜群だったが、製品として買うなら上位モデル(SLR0)を買うだろう。
リムがSLR1と同じなので走行感は変わらないと思うが、4万円の差ならSLR0でも他社よりは安い。
価格評価→★★★★★
評 価→★★★★☆
<オプション>
年 式→
カタログ重量→ g(実測重量 g)