CBN Bike Product Review

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BBB スリムガード


 
Xenon  2016-9-26 0:11
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BBB スリムガード
購入価格 ¥8,200
 ロードバイクのフォルムを大きく崩さずに装着できること売りの、フルカバー型のフェンダー。

 今年、新たに組んだ、700Cのツーリング車に装着するために購入。
 ブルベやロングツーリングでは、雨でも走ることがあるため、主に跳ね上げから背中や荷物、そして、後続の人の視界を守る目的で導入しました。



ウチの車体に装着してみた状態。
注意して頂きたいのだが、後述の理由により、
ステーは純正部品ではない物を使っている。

 メーカー側のリリース情報によると、フォークとタイヤのクリアランスが5mm以上必要です(装着用の金属金具を潜らせる必要があるため)。
 車体に装着できれば、700×23〜30Cに対応するということで、汎用性はかなり高い製品のようです。

 ただし、先述のとおり、タイヤとフレームのクリアランスがある程度、必要であり、エアロフレームのように、ダウンチューブやシートチューブと車輪のクリアランスがほとんど無い車体の場合、装着できない車体も多いと思われます。
 ウチの車体はツーリング車ゆえ、車輪まわりのクリアランスは相当に余裕のある構造なので、楽勝だろう、と思って購入しました……が……。

●外観など
 フルカバー型のフェンダーで、黒一色の樹脂パーツに見えます。
 パーツ構成は、樹脂製のフェンダー本体と、車体に装着するためのL字型の取付金具、フェンダーの位置を整えるためのステーがセットになっています。


フェンダー本体の断面形状。


こちらは純正のステー。

 フェンダーは、前輪側、後輪側ともに、ブレーキの位置で前後に分割されており、それぞれをキャリパーブレーキの台座に差し込むようにセットする形となります。


うちの車体では、
フロント/リアのキャリア取付軸に、
取付金具(穴の空いた金属板)を噛ませ、
フェンダー本体を差し込んでいる。

 クイックへの取付ステーには、ブリッジの部分にフェンダーを差し込む溝が切ってあり、適切な位置で装着できるようになっています。
 また、ステー先端の爪は、クイックに挟むことを考慮して、薄型の金属になっています。



ステーの差込溝と、
フェンダーを差し込んだところ。


ステー先端の爪は、
薄い金属板になっている。

 各部材は、おそらくは、ロードバイクの「最大公約数」的な形状にフィットさせることを想定したサイズになっていると考えられます。

●装着状況
 フェンダー本体は、ロードならば、キャリパーブレーキの取付シャフトに共締めする形になります。
 カンチブレーキやVブレーキ、ディスクブレーキの車体の場合、フォークやシートステーのブリッジにキャリパー取付穴がないと、装着できません。
 当然ながら、ブレーキがBBの下に付いているタイプのフレームにも装着不能です。

 あと、DURA-ACE 9100からは、ダイレクトマウントのキャリパブレーキも提供されるようですが、ダイレクトマウント台座にも対応していません。
 今となっては、フレーム側のバリエーションが増えてしまったので、装着可能な車体を選ぶようになってしまったかもしれません。

 とりあえず、ウチの車体はVブレーキ採用のツーリング車ですが、フロント/リアキャリアの装着のための取付穴があったので、キャリア装着ボルトに共締めしました。 

 しかし、実際に装着してみると、色々な問題が出ました。
 主に問題となったのは、以下の内容です。

1.クイックに取り付けるステーの長さが合わない
 クイック取付ステーの長さは、ストレートフォークのロードを想定してあるらしく、ウチのツーリング車(ベントフォーク)では、ステー先端の爪が、クイックまで届きませんでした。
 結果的に、別の製品のステーを流用して装着しました。

2.フェンダー本体のRがウチの車体には合わない
 フェンダーにはタイヤに沿うようにRがついていますが、このRは、ストレートフォークの場合(フェンダーの装着位置が、車輪中心からの放射線上となる場合)に、最もフィットする形になっているようです。

 ウチの車体はベントフォークなので、このフェンダーのRと車輪の位置が合わず、かなり強引に装着する形になりました。
 結果、真ん中あたりが膨らんで、少々見栄えが悪い事に……。

3.シートチューブ装着部がフロントディレイラーと干渉した
 後輪のシートチューブ側をガードするパーツは、シートチューブにゴムバンドで装着する形になります。
 この、ゴムバンドを装着するフックが、フロントディレイラーのアームと干渉して、微妙に変速しづらくなっていました。


これは適切な厚さのスポンジを挟むことで解決。

 ただし、うちの車体はフロントがトリプルなので、ダブルよりもアームの可動域が広いことが影響しているかもしれません。

 というわけで、上記、1.〜3.を色々工夫する必要がありました。
 Web上で情報を漁っても、ポン付けできなかった、という報告が結構引っ掛かるので、意外に調整幅が少ないのかもしれません。

 ウチの車体の場合、クイックへの取付ステーの長さを調節する機構があるだけで、簡単に装着できたと思われますが……。

●使用感
 実際に雨天ライドを経験しました。
 装着状態が無理矢理だったので、あまり効果は期待していませんでしたが、予想以上に良好な結果でした。

 8時間ほど雨の中を走りましたが、自分の背中はもちろん、完全に防御できていましたし、ボトルやその他の装備にも、泥水のスポットが全くできていませんでした。
 また、シートチューブ側も善戦してくれたようで、フロントディレイラーやBB周辺の汚れは、覚悟していたよりもずっと軽い状態でした。

 ちなみに、キャリアの上にフロントバッグとトランクバッグを装着していた時も、底面に一切、泥汚れがなかったのには驚きました。
 こんなに隙間が開きまくっても、ここまで効果があるのですから、きちんと装着できれば、効果は非常に高いと見て良いでしょう。

 そして、このフェンダーを使用した雨天走行のあとは、フレームの汚れが驚くほど少なくなっていました(ゼロにはできません。それなりに悲惨ではありました ^^;)。

 今までは、後輪の上をカバーするタイプのフェンダーを使用していましたが、比較にならないくらい、見事な効果がありました。
 また、雨天走行後の車体の汚れの多くは、車輪の跳ね上げがダウンチューブやシートチューブに当たって飛び散っているのが原因だと理解できました。
 車体や装備へのダメージを低減させるためにも、もっと早くに、フルガード型フェンダーを導入しておけばよかったと実感されました。

●まとめ
 このフェンダー、フルセットで装着できる車体であれば、非常に高い効果を実感できると思います。

 ロードバイク、あるいはそれに近いフォルムの車体であれば、装着できる可能性は高いと思われますが、私の周囲での評判を聞く限りでは、装着できなかったという声も多く聞かれます。

 そもそも論として、ロードバイクという車体は「レースで勝つための機材」であり、「速く走ること」以外の機能やパーツの装着は想定されていないと考えられます。
 そんな車体に対し、余計な装備である「フェンダー」を、それなりに広い汎用性を持たせた形状にまとめるのは、相当に困難であったことは、素人にも想像できます。

 特に近年、カーボンの形成技術が進歩したため、ロードのフレーム形状は多様化していますから、ポン付けが難しい車体が出てきてしまうのは、仕方がない部分もあるでしょう。

 しかし、あと一歩、練り込まれていたら良かったのに、と思われる部分が多いのも、また事実です。
 改良版の予定があるなら、もうあと少しだけ、頑張っていただければと思います。

価格評価→★★★☆☆(←ロード用としての評価。ツーリング車用としては高価すぎるため、★-2)
評   価→★★★★★(←効果は絶大。雨天ライド後の車体や装備の汚れが、格段に少なくなった)

カタログ重量→460g
 
baru  2017-9-28 21:04
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BBB スリムガード
購入価格 ¥6480

BBBのロードバイク用フルフェンダー。


■購入動機
埼玉県にある老舗ショップにいった所、定価9000円を超える本製品が6000円で売っていたことから衝動買い。家に泥除けがいくつあるか分からないので、購入を迷ったのですが……使って見たい気持ちに勝てませんでした。


■製品概要
実測重量はフルセットで360g(金具等含む)。公称では23C-30Cまでの太さのタイヤに対応しています。

内容物は、以下の通り。

 ・前輪用フェンダー(ブレーキ前側)
 ・前輪用フェンダー(ブレーキ後側)
 ・後輪用フェンダー(ブレーキ前側)
 ・後輪用フェンダー(ブレーキ後側)
 ・ブレーキ取付金具
 ・アルミポール(2本・前後輪共通)

ブレーキ前後でフェンダーが分割されており、どちらか片方だけを取り付けることも可能です。


■使用感
600㎞ブルベで使用しました。雨が降ったのは道中50㎞程度です。その後も暫くは道がウェットでした。今回はソロなので、後ろへの水しぶきの飛散は目を瞑っています。

比較対象は、同じくフルフェンダーの以下の製品です。

 SKS RACEBLADE LONG
 http://cbnanashi.net/cycle/modules/newbb/viewtopic.php?topic_id=14874&forum=97&post_id=25792#forumpost25792

(1) 重量
前後輪ともに、ブレーキキャリパーの後部分に付けるメイン部分と、ブレーキキャリパーの前部分に付けるサブ部分が用意されています。軽量化のため、サブ部分は今回は付けていません。

重量はメイン部分+金具の重量で260gです。ペラペラのプラスチック泥除けよりは重いですが、フルフェンダーとしては屈指の軽さだと思います。これより軽いフルフェンダーは、Crudの製品くらいでしょうか。



フルセットでも実測360gと、なぜか公称の460gよりも100g軽いです。

(2) 取付
SKSの製品と同じく、手数が多いです。

 ①ブレーキキャリパーを外し、金具を取り付け
 ②クイックのタケノコバネを外し、ポール先端の金具を左右に通す。
 ③泥除け本体を取り付ける。
 ④ポールを泥除け本体に通す。
 ⑤ポールの角度を調整する。
 ⑥クイックを締める。


ポイントは②です。ポール先端の爪は開口部のあるコの字型になっているので、クイックを一度抜かなくても取り付けが可能です。しかし、開口部があるために、クイックを締めるときにズレてしまうことがしばしば。泥除けとタイヤのクリアランスはかなりギリギリになるので、少しでもポール先端の爪位置がズレると、泥除け自体の左右位置がズレて、タイヤに擦る原因となります。しっかり金具を押し込んで取り付けてやる必要があるでしょう。


SKSのフェンダーが、一度クイックを抜かないといけない爪の形状になっていた理由が良く分かりました。ズレないためなんですね。


もう一つのポイントは⑤。ポールの角度によっても、タイヤに擦る/擦らないがあります。本番で使用する前に擦らない角度を探っておき、テープで目印を付けました。目印のテープは反射テープにすることで、視認性にも配慮。

また、クイックに挟み込む方式であるため、以下の条件を満たすフレームのみが取り付け可能になります。

 ・キャリパーブレーキであること(非ダイレクトマウント)
 ・クイックリリースであること(スルーアクスル非対応

ディスクロードがこれから増え始めることを考えると、あまり息は長く無さそうな製品です。


タイヤの太さについて。公称では30Cまで対応とありますが、25Cのルビノプロでギリギリ、26Cのグラベルキングではタイヤに擦ってしまいました。25Cでも太目とされるContinentalやMICHELINでは厳しいかもしれません。

(3) 性能 - 水しぶき
前輪側はシューズへの泥はね、後輪側は背中と尻への泥はねが気になるところですが、どちらも高いレベルで防いでくれます。ソロ用の泥除けとしては十分な仕事をしてくれます。

ただ、後輪側のテール部分は短めでマッドフラップも無いため、集団走行の場合には後ろの人に水しぶきが飛ぶことは避けられないはず。オプションでマッドフラップがあるとなお良いですね。

(4) 性能 - 安定性
素晴らしいです。やはり、ポール2本とブレーキキャリパーの3点固定は安定感が違います。600㎞走行しても全く問題は起きず。箱根旧道でダンシングしても平気でした。

(5) 輪行
ポール部分と泥除け本体に分離できるので、割と小さく纏まります。結束するためのベルクロを持っていればよい感じに持ち歩けます。

ただ、気になるのがキャリパーに残る金具の存在。後輪は良いんですが、縦型輪行袋だと前輪に付けた金具が外を向いてしまうんですよね。袋の1箇所から突起物が出た状態になってしまうので、私はベルクロを巻きつけて養生しています。

(6) 見た目

全く目立たないのが気に入っています。「スリム」かつタイヤと同化する黒カラーがそう見えるのでしょう。


■まとめ
比較的軽量でズレにくく、性能も良いフルフェンダー。今後の雨天ライドのレギュラーになりそうです。

気になるのは、いわゆる「伝統的なロードフレーム」にしか対応していないこと。ダイレクトマウントのキャリパーブレーキや、ディスクブレーキのロードフレームは今後増えるはずで、それらに対応した取付機構が望まれる所だと思います。


価格評価→★★★☆☆(安く買えたが泥除けとしては中々高級)
評   価→★★★★★(今後の定番になりそう)
<オプション>
年   式→2016
カタログ重量→ 460g(実測重量 360g)
















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