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fabric Scoop Radius Race


 
LZPT2IB  2016-9-7 23:54
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fabric Scoop Radius Race
購入価格: ¥6,499
標準価格: 59.99GBP ※2016年9月7日現在のレートでは¥6,093

『チタンレールのRaceのほうがEliteよりも快適。ただ、アップライトな姿勢でもポジションの調整は難しい』



■ クロスバイクにもfabricのサドルを装着
私はGIANT DEFY1 DISCというロードバイクに乗っており、これにfabric Scoop Radius Eliteというサドルを取り付けている。調整の難しいサドルだったが、最終的にロングライドでも快適なポジションを出すことができた。見た目もシンプルで気に入ったので、私のクロスバイク GIANT SEEK R3にも取り付けることにした。

今回、私が選んだのは、チタンレールのfabric Scoop Radius Raceだ。このモデルは日本ではまだ販売されていない。本当はEliteのホワイトが欲しかったのだが、海外通販サイトには在庫がなかったのでこれを選んだ。消極的な理由での購入だったが、結果的にEliteより乗り心地もルックスも満足できた。

 
fabric Scoop Radius Race(左)、fabric Scoop Radius Elite(右)





■ カバーとベースが同色でシンプルなルックス
Scoop Radius Raceは、カラーバリエーションがブラックとホワイトの2色しかラインアップされていない。Eliteのほうがカラーコーディネートしやすいが、Raceはカバーとベースが同色なので、Eliteよりもシンプルに見える。なお、ホワイトのカバーとベースは、Scoopのラインアップの中ではRaceにしか存在しない組み合わせだ。

このサドルの視覚効果は高く、カスタムを進めるにつれて失われたSEEK本来のシンプルさを取り戻すことができた。また、ブラックのパーツが多いせいでSEEKの見た目が重たくなっていたが、ベースまで真っ白なおかげで明るい印象に仕上げることができた。汚れが目立たないようにブラックにするか迷ったが、ホワイトにしたのは大正解だった。

 
fabric Scoop Radius RaceとSilicone Gripを取り付けたSEEK(左)、Raceのホワイトはベースまで真っ白(右)





■ アップライトな姿勢でも調整がシビア
Scoop Radius Eliteは、ポジションの調整が非常に難しいサドルだった。このサドルにこれほど手こずったのは、本来アップライトな姿勢に用いるサドルを、前傾姿勢をとるロードバイクに取り付けたからだと私は考えていた。ところが、同じ形状のScoop Radius Raceをアップライトな姿勢のクロスバイクに取り付けても、シビアな調整は相変わらず。結局、満足できるポジションを出すのに約2週間かかった。

このサドルの調整を難しくするのは、S字の座面と厚みのあるクッションだ。アップライトな姿勢の場合、サドルを前上りにセットすると、サドル後部の溝の左右の盛り上がっている部分が坐骨を圧迫して痛くなる。これはロードバイクの前傾姿勢よりも骨盤が立っていることが影響しているのかもしれない。しかも、同時にサドル先端が尿道まで圧迫されてしまうからやっかいだ。

一方、サドルを前下がりにセットすると、尻がはまる位置を把握しやすくなり、サドル後部の溝の左右の盛り上がりも坐骨を圧迫しなくなる。ただ、前下がりが大きくなるとサドルから滑り落ちたり、グリップに体重がかかりすぎて手が痛くなったりする。だから、最初はサドルを前下がりにセットしておき、徐々にサドルの角度を上向きにすれば、最適なポジションが見つかりやすい。

角度の調整はかなり重要で、ほんのわずかな角度の違いが、坐骨や尿道の痛みや圧迫感につながるだけでなく、座る位置が後ろにずれて内腿がサドルに干渉することもある。おそらく、サドルの角度を無段階に調整できるサドルクランプ(シートポスト)を使わないと、このサドルのポジションを出すことは難しくなるはずだ。

サドルが高すぎるとクッションがつぶれて硬くなり、尻全体を圧迫して痛みやしびれの原因になる。サドルを下げれば足にも体重がかかって尻への負担も減るが、下げすぎると大腿四頭筋が疲れやすくなる上、スムーズなペダリングも難しくなる。サドルを下げても痛みが出る場合は、サドルの角度が合っていない可能性もある。

 
前上りにすると赤丸の部分が坐骨を圧迫する(左)、やや前下がりにセットしたら快適になった(右)





■ チタンレールのRaceのほうがEliteよりも快適
セッティングがうまくいくと、Scoop Radius Eliteと同様に快適な乗り心地を味わえる。座った瞬間はふわっと柔らかく、尻全体をやさしく包み込むような感触で、尻の荷重をサドルに広く分散できる。連続で走ったのは50km程度だが、この程度の距離なら全く問題なし。これなら100kmでも尻に痛みや圧迫感が出ることなく走り切れると思う。

DEFY1 DISCに取り付けたEliteに座った感じは似ているが、SEEKのほうがアップライトな姿勢なので、サドル先端による尿道の圧迫を感じにくい。どちらかといえば、アップライトな姿勢に適しているが、ポジションが出ているなら、両者の乗車姿勢で快適性はほぼ変わらない。

サドル全体のしなりはEliteよりも大きく、地面からの突き上げや振動をいなしてくれるのがはっきりとわかる。カバーとベースの材質はEliteと同じだが、Raceのほうが快適性が高いのは、チタンレールのおかげだと思う。レールのしなりにベースが追従した結果、クロモリレールのEliteよりベースのしなりも大きくなるのかもしれない。

fizikのサドルと比べると、ARIONEよりも快適だが、ALIANTE R3にはわずかに及ばないといった印象。だが、クロスバイクに付けていたマンガネーゼレールのTUNDRA2よりはずっと快適だ。fizikはサドルのしなりで快適さを生み出しているのに対し、Scoop Radiusでは乗り心地を高めており、好みの差は生じるかもしれないが、100km以内ならタイプの異なるサドルから乗り換えても快適さを得られると思う。


チタンレールが快適性に貢献





■ 形状やクッションがペダリングの邪魔にならない
このサドルのクッションは快適性の高さに貢献するが、柔らかすぎないのでペダリングを邪魔しない。サドルの先端も後部も細いわけではないが、形状も同様にペダリングの邪魔にはならず、太ももの内側に干渉しないようにできている。ただ、サドルの両端のしなりは小さいので、ペダリングのスムーズさは、fizikのALIANTE R3やARIONEには及ばない。


ペダリングしやすい形状だが、サドルの側面のしなりは小さめ





■ カラーがホワイトでも汚れが目立ちにくい
Scoop Radius Eliteにも使われているマイクロファイバー製のカバーは、汚れがつきにくく、クリーニングもかんたんなのが特長だ。カラーがホワイトでも同様で、サドルの白さを保つことができ、頻繁にクリーニングをする必要はない。汚れたとしても、スポンジと洗剤でこすり洗いすればきれいになる。

濃い色のジーンズならサドル全体が青くなるかもしれないが、ある程度色落ちしたジーンズなら、数時間乗り回してもデニムの染料が側面にほんの少し付くだけで済む。この汚れもぱっと見では目立たないので、今のところはサドルカバーを併用していない。他のホワイトのサドルよりは汚れがつきにくい印象で、これなら汚れを気にして仕方なく他の色を選ばなくてもいいだろう。


ジーンズで走っても、目立つ汚れは見当たらない





■ ルックスも乗り心地も満足
fabric Scoop Radius Raceをクロスバイクにも導入したのは当たりだった。シンプルなデザインとベースまで真っ白なカラーのおかげで、SEEKの雰囲気をすっきりと軽く仕上げることができた。クッションの柔らかさとチタンレールのしなりによる快適性は高く、長時間クロスバイクに乗ることが苦にならない。これから秋の味覚を求めて、クロスバイクで走り回るのが楽しみだ。

ただ、このサドルの導入を検討する際は、シビアな調整を強いられることは頭に入れておいてほしい。サドル先端の盛り上がりが尿道を圧迫しない分、アップライトな姿勢のほうが快適なポジションを出しやすいが、サドルの角度を無段階に調整できるシートポストを使わなければ難しい。柔らかいからといってかんたんに快適になるサドルではないが、うまくいけば極上の乗り心地になるので苦労する価値はあると思う。


SEEKに付属するサドルにそっくりだが、すべてにおいてScoop Radius Raceが上回る



価格評価→★★★★★ (コストパフォーマンスが高く、6千円台のサドルとは思えない出来)
評  価→★★★★☆ (ルックスも乗り心地も満足。調整が難しい分だけマイナス)
<オプション>
年    式→2015年
カタログ重量→250g
 
LZPT2IB  2017-1-9 14:38
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fabric Scoop Radius Race
購入価格: ¥6,499
標準価格: 59.99GBP ※2016年9月7日現在のレートで¥6,093

『サドルに体重のほとんどを乗せて座っても快適。幅広い速度や用途に対応できる』



■ 最初から最後までゆっくりと走行してみた
前回のレビューを投稿後、クロスバイクでゆっくりと走る機会があった。平均時速は11.8km/hで、走行距離は約23km。ゆっくり走った分だけ行動時間は長く、ジーンズの下にパッド付きのインナーパンツは履いていないにもかかわらず、尻に全く痛みや圧迫を感じることなく終始快適に走れることができた。信号待ちなどでサドルから腰を下ろしたことを差し引いても、fabric Scoop Radius Raceの快適性はかなり高い。

私が極端にゆっくりと走る際には、あまりペダルに体重を分散させず、体重のほとんどをサドルに乗せて座るので、自ずとサドルの尻への圧迫感は増すことになる。Scoop Radius Raceなら尻の負担を分散し、クッションとしなりの両方を生かした柔らかい乗り心地になる。同じ座り方ならScoop Radius Eliteでも十分に快適だが、Raceの方がしなりやすいので快適性はずっと高い。

以前使っていたfizik TUNDRA2ではこうはいかず、ポジションが出ていてもサドルの硬さが坐骨に直に伝わり、ゆっくり走る方がかえって尻が疲れやすくなることがあった。クッションの少ないサドルはしなりがなければ快適とはいえず、快適性を感じられるのも高速時にペダルに体重を分散させる場合がほとんどであり、低速時に体重のほとんどをサドルに乗せるとサドルの硬さを尻に感じることが多い。

fabric Scoop Radius Raceは、低速でも高速でも快適であるという点で高評価。これならポタリングからロングライドまで幅広く対応できる。昨年の夏と秋はクロスバイクで梨の直売所に行くことが多かったが、このサドルのおかげで梨を背負った状態でも終始快適に走り回ることができた。今後もできるだけ長く、快適なこのサドルを使い続けようと思う。


バックパックに梨を詰めた状態で座っても快適さを感じる



価格評価→★★★★★ (コストパフォーマンスが極めて高い)
評  価→★★★★★ (シビアな調整をクリアすれば、速度や座り方によらず快適になる)
<オプション>
年    式→2015年
カタログ重量→250g
 
LZPT2IB  2017-5-11 23:36
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fabric Scoop Radius Race
購入価格: ¥6,499
標準価格: 59.99GBP ※2016年9月7日現在のレートでは¥6,093

『サドルに体重がかかりやすいアップライトな姿勢に向いているサドル。厚めのパッドが尻の負担を分散してくれる』



■ やや前上がりにポジション調整
私はクロスバイクにfabric Scoop Radius Raceを取り付けている。前々回の投稿では、サドルをやや前下がりにセットしたら快適と書いた。だが、その後のポジションの変更で、ハンドルバーを下げてステムも長くしたところ、尻が前に滑ったり、手に体重がかかって痛くなったりした。だから、現在では尻の前後位置が安定するように、サドルをやや前上がりにしている。

サドルを前上がりにすると、骨盤が後ろに傾いて上体も起きるため、サドルに体重がかかりやすくなり、ハンドルバーを握る手にかかる負担は小さくなる。このとき、パッドが薄いサドルの場合は、サドルに体重がかかると尻が痛くなりやすい。一方、Radius Raceはサドルの中央から後方にかけてパッドが厚いので、尻にかかる負担をパッドが分散してくれる。さらに、チタンレールとナイロンベースのしなりの快適性が加わるため、パッド付きインナーパンツ(レーパンのようなもの)を履かなくても走り回れる。

ハンドルの高さやステムの長さを変えて、Radius Raceのいろいろな角度を試してみたが、私の場合は上体が起きる(アップライトな姿勢になる)ほどサドルが前上がりになる傾向にあった。つまり、サドルに体重がかかるほど前上がりになり、こうすることでサドルの中央部から後方のパッドの厚みをうまく生かせる。尻の収まりもよく、骨盤が前に倒れていなければ、サドル先端の盛り上がりが尿道を圧迫しにくい。

ただ、骨盤や上体の角度に対して前上がりが大きすぎると、パッドがつぶれてベースが坐骨に当たり、サドル先端が尿道を圧迫することになる。また、サドルの前上がりが不十分だと尻の前後位置が安定せず、尻が前に滑ってパッドが最も厚い部分に尻がはまると、パッドが沈み込んで尻の位置が低くなり、ペダリングしにくくなることもある。

これまでのハンドルバーの高さでは前上がりにすべきだったかもしれないが、サドルを前下がりにしていたのは、巡航速度を上げるために肘を曲げて前傾姿勢を取っていたことが原因だ。これにはブレーキレバーの角度も関係する。現在はハンドルバーが低く遠くなったが、サドルとブレーキレバーの角度を調整することで、適度な前傾姿勢を自然に取れるようになった。

凹凸の大きな座面の形状とパッドの厚みが原因で、相変わらずポジションの調整はシビアだ。この評価は以前と同様に変わらない。結局、満足できるポジションが出るまでに1か月半くらいかかった。特に難しいのが角度だが、角度が変わると高さも微妙に変わることがあり、このことがポジションの微調整を長期化させた。

  
現在はサドルの先端をやや前上がりにセッティング





■ 向いている車種(乗車姿勢)
以前、Scoop Radius Eliteをロードバイクに使っていたことがある。Radius Raceとの違いはレールの材質だけだ。個人的には、Radiusはロードバイクよりもクロスバイクに向いていると感じている。アップライトな姿勢をとるクロスバイクの方がサドルに体重がかかりやすく、パッド厚みを生かして尻の負担を軽減しやすいからだ。

一方、ロードバイクはクロスバイクよりもハンドルの位置が低く、クロスバイクほどサドルに体重がかからないので、Radiusほどパッドの量を必要としない。パッドの量が多いぶんには十分な快適性が得られるが、クロスバイクほどパッドがつぶれないため、サドルがふわふわとしてペダリングにロスを感じることがあった。だから、現在はパッドを少し薄くしたScoop Shallow Eliteをロードバイクに使っている。

フィジークのスパインコンセプトEVOのように、骨盤の回転具合(傾き)や脊柱の柔軟性でサドルの形状を決めれば、Radiusでもロードバイクの乗車姿勢に対応することはできる。ロードバイクに使っても十分快適だが、同じ形状ならパッドの量を少し減らした方がペダリングしやすい。

同じような形状のサドルは他にもあるが、Radiusはパッドが柔らかく厚みもあるため、クロスバイクのようなアップライトな姿勢でサドルに体重がかかりやすい車種に向いている。Radiusのパッドの厚みによる乗り味への影響は大きく、グレード間のレールの材質の差は考慮していないが、だいたいの傾向は同じだと思う。一応、これがクロスバイクとロードバイクの両方でRadiusを使った私の結論だ。


以前は、ロードバイクにScoop Radius Eliteを使っていた



価格評価→★★★★★ (コストパフォーマンスが極めて高い)
評  価→★★★★★ (アップライトな姿勢なら特に快適)
<オプション>
年    式→2015年
カタログ重量→250g


fabric Scoop Radius Race を















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