購入価格 ¥6,900(2015年9月購入時)
【まとめ】
通勤・サイクリング用としては悪くないが、競技用としては通気性が足りない。
【動機】
今まで使って来たOGK リガスが製造(09年)から6年経過したのと、そのリガスを改造してGVRのシールドが付くようにしたら便利になったので、
今度は最初から付いている物にしようと思っていた所にシールド付きJCF公認のモデルが発売されたので購入に至りました。
ちなみに現在は本商品は絶版になったのか、代理店のサイトから落ちています。(Amazon在庫のみ?)
GVRのシールドをリガスに取り付けたレビューはこちら
https://cbnanashi.net/cycle/modules/newbb/viewtopic.php?topic_id=13492&forum=51【所見】
JCF公認のシールド付きヘルメットとしては最安でしょう(でした)。
私は自転車で外出する時は、非視認性が高くなるよう上半身には鮮明な色を纏っているのですが、307Vには赤や黄色の単色が無かったので
白地に赤を選択。
付属品はメッシュインナーパッド(実際の色は赤紫)とクリアシールドと、画像にはありませんが日本語の取説があります。
後頭部のサポートはかなり大きく上下に調整できます。
キノコ度についてはリガスよりも高いです。横幅自体はリガスの方が少し大きいのですが、リガスは下縁が絞り込まれているので着用した時の
シルエットが自然になって目立ちません。
本品はストレートなのでその分目立ちます。但し、台湾製という事もあって被りが浅いという事は無いので安心感はあります。
尚、中央部の内幅は174mmで、耳の上3cmの周囲が57cmの私には左右に若干の余裕があります。
アジャスターの調整幅は大きく、シェルがアジアンフィット形状ということもあって適応する人は多いと思います。
最大の特徴であるシールド用のマグネットは埋め込まれていて見えません。
当然、着脱で引っ掛かる事もなく、近くに持って行けば磁力で引っ張られてビシッと固定されるので便利です。
内側後方にはスペックと注意事項が記載されています。
(注:シールドはリガス改で使っている古い物です)
【インプレ】
事前に調べたネットの情報で判っていたことですがメットの穴と内装パットの穴が一致していません。
標準状態の通気性に関しては期待出来ないと言っていいでしょうし、実際その通りでした。
(尤もリガスにしてもAIネット使用時は似たようなもので大差ありませんが)
内面に通気孔を繋ぐように溝が見えますが、深さが5mmほどのささやかな物なので空気の流れは良くないです。
(左:インナー無し、中:純正インナー、右:リガス用インナー)
冬場に数回実走して、純正状態の通気性に期待出来ないことが判ったので、リガスのパッドを転用してみました。
これで一応は風が通るようになりましたが、それでもリガスには及ばなかったので春先には使用を止め、リガスに戻しています。
また、通気孔の形状もただ切り欠いただけで、外側が大きく開いてるのに内側が小さい箇所が目立ちます。
【総評】
シールド付きの自転車用ヘルメットとしては格安ですが、頭部の冷却が気になるぐらいのスポーツ走行では力不足と言わざるを得ません。
シールドを除けば¥5,400なので値段なりの性能といったところですが、そこまで攻めないのであれば廉価版の203V(但しこちらはJCF奨励)で
十分かと思われます。
ただ、シールド付きヘルメットそのものは非常に使い勝手が良いので、これで終わらずに通気性を改善した新型の登場に期待したいところです。
(取扱店のサイトを見るに、これで終わりそうなのが心配ですが・・・)
価格評価→★★★☆☆(シールド付きJCF公認とすれば高過ぎる訳ではない)
評 価→★★☆☆☆(JCF公認を必要とする走行には冷却不足)
<オプション>
年 式→2015
カタログ重量→本体230g/シールド込み280g(実測重量 本体231g/シールド込み281g)