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BB30という秘教的なオープン規格


 
ManInside  2016-7-29 18:37
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BB30という秘教的なオープン規格
サイクルスポーツ2016年9月号、p.91に「BB30の真実」という記事があります。CBNでも非常に人気の高い自転車ライター・安井行生氏がキャノンデール・ジャパンの技術担当者にBB30関連の異音について質問する、という内容。

大体以下のようなことが書かれていると思います。

・キャノンデールプロサイクリングチームのメカニックからBB30の異音報告は一切ない
・国内チームのバイクでもBB30の異音は一切発生していない
・同社のカスタマーサービス部門で受ける全報告数のうちBB30の音鳴りは1%以下
・キャノンデールのBB30関連製品(BBシェル内径、ベアリングサイズ、スピンドル直径)の精度を高めたため、現在最新モデルのCAAD12の異音クレームはゼロ
・BB30とは関係のない異音を「BB30の異音だ」と認識するユーザーがいる
・原因を正しく見極め、正しい工具を使い、正しい方法で、正しいモノを組み付ければBB30の音鳴りは消える

等々。

どうも読んでいると、BB30という規格はオープン規格ではあるものの、製品自体にも組み付け作業にも想像を絶するような精度が要求されるものであり、キャノンデールの場合は製品自体にも作業にも絶対の自信を持っている、ということのようです。

また、現在のCAAD12では各パーツの精度を高めたため異音はないと書かれていますが、これは裏を返せばやはりCAAD10以前の製品では精度が甘かったのだろうと受け取られても仕方ないでしょう。

周知のようにBB30はキャノンデールが提唱した規格で、他のメーカーからもBB30対応フレームはたくさん出ていますが、少なくともキャノンデールの製品に関してはまず異音が出ないはず、万一フレームの製造公差に問題があったら交換する、ということも書かれています。

この記事を読んで素直に思ったのは、BB30という規格は「愛好家」が手を出してはいけないものだ、ということです。「愛好家」というのは、私を含め、自分でフレームやパーツや専用工具を買って自転車を組み上げるような人達のこと。

BB30規格のフレーム、特にキャノンデールのそれを組み上げる場合は、全てキャノンデールが指定する最新のパーツの組み合わせで、一式5万円程度の専用工具を使用し、キャノンデール・ジャパンがショップ向けに定期的に開催しているテクニカルセミナーをあらかじめ受講していないといけない。

扱いのデリケートなBB30ベアリングやスピンドルを自作の工具で荒っぽく扱うような人は論外だとしても、BB30の扱いは本当にハードルが高いと思いました。もう一般人は絶対に無理。フレーム単体販売はメーカー側が自粛すべきレベル。

経験豊かな人がパークツールの工具を使ったとしてもダメ。キャノンデールのセミナーを受けた人がキャノンデールの工具を使って指定された最新パーツを使って作業しないといけない(キャノンデールのフレームの場合は)。

サイスポの記事については、読んでいて何故かあまり良い気分はしなかったのですが、メーカーの方の主張をそのまま好意的に、正しいものとして受け入れるなら、BB30という規格はやはり「一般の愛好家」には手出しが出来ないものだと思いました。

欲しいキャノンデールの自転車がBB30規格だったら、それは完成車として、キャノンデールのテクニカルセミナーを受講したメカニックがいるショップで買うしかない。またキャノンデール以外のメーカーのBB30フレームなど許容製造公差・精度面で信頼できるわけがない。と思いました(キャノンデール製品でさえ、CAAD12以前は精度が十分でなかったと考えているらしいので)。

価格評価→★☆☆☆☆ 非常にお金のかかる規格
評   価→★☆☆☆☆ ユーザーにとってはデメリットのほうが多く、冗談のような精度を要求する規格。オープン規格だが中身は秘教的
 
neri  2017-8-18 12:45
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BB30という秘教的なオープン規格
購入価格 ¥色々コストが掛かりました…

ManInsideさんのレポートを引用

>・同社のカスタマーサービス部門で受ける全報告数のうちBB30の音鳴りは1%以下

1%とのことですが、相当な不具合発生率だと思います。
100台に一台ということは、普通の販売店では毎月のようにトラブルに遭遇してメンテナンスして
いるということ。こういった機械不良は0.01%以下が理想だと思いますし、構造的にそうならない
ように配慮が必要です。
キャノンデールの仕様書を見たことがあるのですが、わりとアバウトな公差指定でした。
最大公差同士だと早期にクリアランスが過大になりそうです。これが100台に一台のことなのかなと。

あとは根本的な欠陥があり、アルミスピンドルに対して鋼鉄のベアリングが接するので、スピンドル側
が早期に摩耗していきます。これは避けられません。大体3万kmで交換してくださいという話をどこかで
見ましたが、ネット上では1万kmでスピンドルがガビガビに摩耗しているケースが見られます。
フィッテではベアリング銘柄を変えることで当たり面をずらして延命措置しているそうです。
3万kmだったとしても短命です。距離を走る人なら1年~1.5年で廃棄です。
1万kmなら半年でアウトという計算になってしまいます。

スピンドルが最低でもチタンになっていればいいのですが、30mm軸でチタンはほぼありません。
シマノはアルミ軸や30mm軸自体を作っていませんが、こういった「当たり前の問題」があるからでは
ないでしょうか。

さておき、私自身4台ほどBB30のバイクを所有しています。
特に異音に悩まされたことはないのですが、最長でも5000kmでスリーブを突っ込んで他のシステムに
変更しました。5000km走った個体はベアリングが非常に外れやすくなっていました。
1万km使うと
BB30は出だしの頃に工具が全く揃っていなくて、外すことは出来てもどうやって圧入するんだとか、
キャノ取扱店に持ち込まないとメンテできないなどという事態が発生していました。
今は工具が揃っていてショップでも普通にメンテナンスできますが、当時は量販店は工具は持たずに
”売りっぱなし”だったんです。いいかげんな体質がBB30の登場で思い切り露呈してました。

今でも新しい規格が出るたびに「工具はあるのか?」「ユーザーがメンテナンス可能なのか?」を探って
しまいます。BB30とその仲間たちでお腹一杯で、私はもう新しい規格はいらないです。。

価格評価→★★★☆☆
評   価→★★★☆☆ 悪い規格ではないんですが、根本的にガサツです。
















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