購入価格 ¥0(利用無料です)
サイクリストは、『〇〇の果て』とか『日本最〇〇』とかいうワードに弱い。(気がする。)
その場所に憧れたり、目指そうとした事は1度や2度じゃないはず。
実際に行ってしまった人もたくさんいると思う。(私もだ。)
今回レビューするのはその真逆にあたる『日本の真ん中』である。
【解説】
日本標準時の基準は東経135度線。日本の中心は東経135度線と北緯35度と交わる場所である。
...と、私は昔小学校で習った記憶がある。
それがどこにあるのかというと、兵庫県西脇市の加古川の河川敷。この付近に日本の中心のシンボルとして作られたのが日本へそ公園である。
【行ってみた感想】
調べてみると、公園には『日本のへそモニュメント』と『標柱&記念碑』があるらしい。モニュメントはGPS基準、標柱は1919年に国が定めて立てたものだ。どちらも同じ公園内にあるのだが、実は場所が違う。西脇市のHPを見ると、なんと437.6mも離れているらしい。
当然、一つの疑問が湧く。
で、結局真ん中はどっちだ?
真相は分からないが、私は小学生の時に教科書で見た標柱&記念碑の方に行くことにした。
JR加古川線 日本へそ公園駅(珍駅名として有名)の前から北へ進み、線路の下へ入っていくスロープへ入る。
鬱蒼とした草むらとを抜けるとそこに日本の中心があった。
周りの木が伸びまくったのか、教科書で見た写真と背景が違ったが、確かにあの写真の場所だった。
この十字の真ん中が日本の中心らしい。
日本標準時にちなんだ日時計もあった。
でも冷静に考えてみれば、ここは地殻変動大国ニッポンである。正確な位置に印を付けても次の年には日本列島ごと動いて位置がずれる。だから、ここは「おおよそ」日本の真ん中なのだ。
でも何だろう。
微妙に納得がいかない...。
ちなみにGPS基準の日本の中心は結構な急斜面にあり、いつものロード用シューズを履いて徒歩で行くのはキツそうだ。
公園の施設はというと、トイレあり、水道あり、駐車場あり、遊具あり、軽食が食べれるお店ありという普通の公園。普通のツーリング等で補給場所として利用させて頂く事が出来る有難い施設です。園内には美術館等もあるようだ。
【注意その①】
日本へそ公園の近くには
『西脇市日本のへそ日時計の丘公園オートキャンプ場』
なる施設があり、名前が似ているせいで混同しやすい。ここは日本のへそと謳っているが東経135度線が通ってすらいません。間違ってキャンプ場へ行ってしまうと遠回りになるのでご注意を。
【注意その②】
我が街こそが日本の中心・日本のへそである!!
と主張する地域は、実は他にも複数ある。
案外、制覇を目指してみるのも面白いかもしれない。
【まとめ】
・自称、日本の中心にある公園。(日本標準時基準)
・正確な日本の中心点は結局特定出来ず。
・公園自体は普通に利用しやすい良い公園だと思います。
・珍駅名な駅から輪行可。
・ で 、 結 局 真 ん 中 は ど こ だ ?
価格評価→★★★★★(利用無料)
評 価→★★★☆☆(微妙に納得できないのでモヤモヤします。)