購入価格: ¥0 (税込) ※Edge 520Jに付属。単品では¥1,800
標準価格: ¥1,944 (税込)
『ハンドル周りの好みの位置に取り付けられ、固定バンドでかんたんに着脱が可能。ただし、Edge 520Jの大きさが目立つ』
■ GARMIN純正のマウント
GARMIN Edge 520Jには、延長アウトフロントマウントが1つ、「ハンドル/ステムマウント」が2つ付属する。それぞれ単品での購入ができ、他のEdgeシリーズにも対応する。延長アウトフロントマウントに続き、今回はハンドル/ステムマウントをレビューしてみたい。
GARMIN ハンドル/ステムマウント
■ 固定バンドでかんたんに着脱が可能
このマウントの優れている点は、固定バンドでかんたんに着脱できることだ。これなら複数の自転車で使い回せるし、Edge 520Jを使わないときには外せばいい。Edge 520Jはセンサーがなくても走行ログが取れるので、かんたんに着脱できるハンドル/ステムマウントを生かして、レンタサイクルや自宅の軽快車に用いるといった使い方も面白い。
バイクマウントのツメに、2つの固定バンドをたすきがけして取り付ける(左)
走行ログの取得のみを目的として、シングルスピードのトップチューブに取り付けた(右)
■ 細いハンドルバーではやや固定力が不足
外径22.2mmのハンドルバーのような細いものには、固定バンド(小)を使っても十分な固定力が得られない。ゴム製ディスクのおかげで走行中にズレることはないが、ボタンの操作でEdge 520Jが動くのが気になる。念のために脱落防止用のストラップを併用したほうがいいだろう。なお、ステムのような太いものならしっかりと固定できる。
細いハンドルバーではやや固定力が不足する
■ Edge 520Jのスムーズな着脱と確実な固定が可能
延長アウトフロントマウントと同様に、90度ひねることでEdge 520Jの固定が可能。ゆるすぎも硬すぎもせず、スムーズに着脱できる。カチッとしたツメのかかりがあるので、Edge 520Jの固定力も十分に高い。今のところ、Edge 520Jのボタンの操作で回って外れたことはない。
スムーズに着脱でき、しっかりとEdgeを固定できる
■ 画面の大きなEdge 520Jならまあまあ見やすい
取り付け位置が前方になるほど、Edge 520Jの画面の表示は見やすくなり、前方から目を離す時間も短くなる。画面の大きなEdge 520Jならステムやハンドルバーに取り付けてもそれなりに見やすいが、延長アウトフロントマウントには劣る。延長アウトフロントマウントは1つしか付属しないので、汎用のサイコンマウントを使うのも手だ。また、角度が上向きのステムでは、画面が手前に傾いてやや見づらくなる。
Edge 520Jの画面の大きさなら、ステムでもまあまあ見やすい(左)
ステムの角度によっては見づらくなる。コラムスペーサーとの干渉にも注意(中央)
MR.コントロールのサイコンマウントはマウント部が細く、ボタンの操作でEdge 520Jが動きやすい(右)
■ スッキリとした取り付けには不向き
Edge 520Jの大きさでは、ステム/ハンドルマウントでスマートに取り付けることは難しい。特にステムに取り付けた場合は、Edge 520Jが高い位置に突き出た状態になって目立ちやすい。ステムの真横ならスッキリして見えるが、クランプ径31.8mmのハンドルバーではEdge 520Jが斜めに傾き、細いハンドルバーではズレやすくなる。また、どの位置に取り付けても、たすきがけした固定用バンドの存在感が気になる。
Edge 520Jの大きさと固定用バンドが目立ちやすい(左)
クランプ径によっては、ステムの真横にきれいに取り付けられない(右)
■ 実用性重視のサイコンマウント
Edge 520Jのスッキリとした取り付けには向いていないが、ハンドル/ステムマウントの実用性は高い。Edge 520Jなら画面の大きさも手伝って、どの位置に取り付けてもそれなりに見やすい。細いハンドルバー以外ならEdge 520Jをしっかりと固定できるし、アイデアや目的次第でさまざまな位置に取り付けられる。他の自転車への付け替えもたやすく、今後も活用の機会が多くなると思う。
価格評価→★★★★★ (付属品としての評価。単品で買ってもリーズナブル)
評 価→★★★★☆ (特にゴムバンドで着脱できるのが便利)
<オプション>
年 式→ ー
重 量→6.5〜7.0g(固定バンドの大きさによって異なる)