購入価格 $850.00 (¥90000) ※フレーム定価€2265 (¥275000)
今年3月にイタリアより個人輸入致しました国内未販売メーカーです。※2016年4月30日現在、日本国内でこのモデルを乗っているのは自分だけかと思われます。
Cicli OLYMPIAは知名度こそ昔に無くなっていますが、120年以上の歴史を持つ世界最古の老舗メーカーの一つで、今でもイタリア国内2つの工場(ピオーヴェディサッコとパドヴァ)にてカーボンフレームを中心に製造しています。クロモリ全盛期を生きた世代の方だとご存知かもしれません。
※現在完成車世界最軽量のロードバイクを作っているメーカーでもあります。
(OLYMPIA 849)
BOOSTはそんなOLYMPIAのエアロロードです。2015年モデル限定のイタリアンチャンピオンカラーのフレームセットを購入しました。
詳細レビューを見ようにも外人さんのイタリーかスパニッシュで執筆されたものしか無く、どういったキャラのフレームかほとんど分からぬまま待っていると、厳重に梱包された国際便が届きました。
イタリアからモルトバを経由し届きました。
以前乗っていたエントリーアルミロードのFUJI ROUBAIX customからパーツを移植し、いざライド!自分は仕送り無しビンボー学生なため、換装時に生じる追加出費がキツかったです。
※特にシマノ独壇場のBB86にカンパクランクをインストールするのは出費的に中々ヒドかったです。ちなみに自分の購入したモデルは電動専用フレームなのですが、なんとか工夫して機械式をインストールしております。
以前乗っていたエントリーアルミロードのFUJI ROUBAIX customや、サイクルエキスポで乗ったマシンとの比較レビューとなります。
シートチューブ周辺は他の何にも似ていない極めてエモーショナルな処理です。全てが3次曲面で構成されており、勝手にオリンピアンラインと呼ばせてもらっています(笑)
※OLYMPIAの名誉の為に解説すると、よく同じイタリアンバイクのRB1Kに似てるといわれますが、フレーム開発はRB1Kと同じ2007年からスタートしていますので、後発で模造したとかではありません。
カラーリングは一見過激なのですが、一切の破綻もなくしっかりした色彩計画の下成り立っていると思います!デザインを専攻している大学生としてとても魅力に感じました。
乗り味はほんのちょっと硬いです。以前乗ったTIME ZXRS とDE ROSA SK の中間ぐらいでしょうか・・・BASSOのVENTAやCIPOLLINIのRB1Kよりは柔らかいです。
横からだとガチムチの印象ですが前から見ると非常に薄っぺらいです、フレーム開発にはTTフレームのジオメトリーや特性を多く取り入れたらしく、高速域の安定感や剛性感はROUBAIXと比べて大きく向上していると感じました。あらゆる部分が翼断面形状となっており、シートポストも前方投影面積の少ないSelleITALIA モノリンクとなっております。
こんなんなんで横風には非常に弱いです。EC90AEROを付けていることもありますが春風やビル風に煽られて何度落車しそうになったことでしょう・・・(-_-;)
シートステー及びチェーンステーは完全にアシンメトリーとなっており、剛性感の高さを感じさせます。※シートポストは一見ISPに見えますが、かな~り上手く処理されたノーマルシートポストです。
このフレーム面白いことに、通常のキャリパーブレーキと、最新規格のフラットマウントディスクブレーキの両方に対応出来るかなり珍しいものであり、本格エアロロードとしては世界初なのかもしれません。
これからドンドン乗っていきたいと思います。詳しい換装日記はマイホームのBlogにまとめてあります。
エレクトロに特化したフレームなので、近くSRAMの無線コンポにしようと思っております。
価格評価→★★★★★
(完全に90万円台ロードの風格です、故にまったり乗っていると明らかに速そうな人が追っかけてきます。向こうでは人気のあるメーカーであり、あんな値段で買えたのは奇跡に近いです。)
評 価→★★★★★
(見た目に反してとても乗りやすいです。高速域だと踏み切れ無い底なしの剛性感を体感します。)
<オプション>
年 式→2015年
カタログ重量→ ?g(実測重量1335gフレームのみ)(↑写真の状態で7.8Kg)