購入価格 ¥950
久々に大阪にサイクルモードが帰って来たという事で行ってきました。
参加日は初日です。
会場は慣れ親しんだインテックス大阪から万博記念公園に変更。
変更理由は諸説ありますが、私の情報筋では情報戦にめっぽう強いヲタク達がヲタクイベントを開催するに当たり、事前にインテックス大阪に受付開始日と受付開始時間を問い合わせ、電光石火の早業で会場を抑えてしまい、「そろそろ会場押さえよっかな~」と後からやってきた自転車乗りの場所は残っていなかったというオチ。
※情報源:CYCLE MODE FESTA 2012 の時に、インテックス大阪から出てきたヲタクな自転車乗りの仲間達。
とはいえ、場所が屋外になったのを逆手にとって試乗会に力を入れ、長い試乗コースを確保。
試乗車もたっぷり用意されるという前情報でした。
これはなかなかいいコンセプトだと思いました。
事前にローソンチケットで¥700円の前売り券を購入していざ会場へ。
万博記念公園のゲートでチケットを見せると、
係員 「はい、そっちで入園券買ってね~。」
私 「は?」
仕方なく¥250円の入場券を買って入場したが、別途入場料が必要という情報は公式HPには無い。(帰宅後に表記が無いのを再確認済み)
別途必要ならアナウンスされるべきだし、何なら最初から入場料に上乗せしておいてほしかった。
この時点で若干嫌な予感はしていた。
駅から会場までの案内看板等は無かったが、HPにおおよそのアクセスマップはあるのでそれを頼りに進み、会場に到着。
毎度恒例の試乗申し込みの長蛇の列(と、経験上私はそう判断した。)が既に形成されていたが、私は試乗する気が無かったのでそのままゲートへ。
入場ゲートでチケットを見せると、
係員 「あっちの列に並んで入場券とリストバンドを引き替えて下さい。」
私 「はぁ...。 どこが試乗でどこが入場の列ですか?」
係員 「両方一緒です。」
私 「無駄過ぎる...」(心の声)
で、並んでいると、
係員 「途中で試乗列と入場列が分岐します。」
私 「最初からそう言え(怒) そして最初から列を分けろ(怒) 」(心の声)
「で、その分岐はどこに?」
係員 「分りません。そのうち現れるのでテキトーに進んでください。」
私 「ダメダコレ。OTL」(心の声)
こんな内容のやり取りを、係員が来客一人一人に説明して回っているものだから効率の悪い事この上なし。拡声器ぐらい用意して下さい。しかも、係員への事前教育もしっかりされていないのか、案内の内容も滅茶苦茶。列に並んでから気が付いたが、場内放送も一切無い。騒音等の問題で出来なかったのかもしれないが、それに代わる案内看板やプラカードぐらい用意して下さいよ。人の導線も滅茶苦茶です。
一緒に行った嫁さんも大変ご立腹です。
念のためもう一度書きますが、会場は万博記念公園。
広大な芝生の広場の一角である。
案内さえちゃんとしていれば、列を2列に分けようが長くなろうがお釣りがくる広さだ。
現に、インテックス大阪正面ゲート前の狭い空間でこのような事態に遭遇した事は無い。
後から知ったのだが、試乗希望者は入場リストバンドを受け取った後でさっきの列に最初からもう一回並び直して試乗のリストバンドを受け取る必要があるらしい。大勢の来場客はこの不案内っぷりと意味の分からないシステムにどうしたらいいか分からず右往左往。もちろん私も右往左往。当然人の流れは最悪で、入場受付付近は黒山の人だかり。
待機列のあちこちから怒りの怒号が散聞されたのは言うまでもない。
なお、会場に入ってからも会場を囲う柵とゲートのレイアウトが悪いため、目の前に見えている最寄りのトイレに行くのに、試乗コース(乗車禁止&手押し区間の一部)を自転車を持たずに歩いて回り道をさせられるという間抜けを演じる羽目になった。(案内表示があったので多分これが正規ルート。) 場所が芝生の上の為、自転車は手で押す区間に指定されていたとはいえ、事故ったらどーする。
あと、水分補給する場所が無さ過ぎる。公園内の少ない自販機は一瞬で駆逐され、最後は無料で家庭用水サーバーの試飲をしていたブースにすがり付いた。(助かりました。ありがとうございます。)
初日&運営も初めての会場とはいえ、運営の手際は酷過ぎる。
[運営に関して]
価格評価→☆☆☆☆☆(当然の星無し評価)
評 価→☆☆☆☆☆・・・・・・・・ × ∞ (コンセプトは良いが、これでは来場者に怒鳴られて当たり前です。)
さて、ここからは気を取り直して場内のお話。
屋外という事で、各企業の出店はテントを並べて行われており、いつものサイクルモードというより、大規模レース会場の企業ブースをそのまま大きくした感じ。 前評判通り、試乗車に力を入れてくる企業はたっぷりの試乗車を用意してくれていて、いつものサイクルモードよりも列が短く、待ち時間は若干少ない印象。(入場前の無駄な時間は除く) 各ブースがテントになってしまった分面積が減っており、ホイールやコンポーネント、スモールパーツ類といった展示品は減ってしまったが、その分展示品は厳選され、ローラー台を利用した体験型ブースも見受けられたりして、狭い面積を有効利用しようと試行錯誤した各出展者様の努力が伝わってきた。
ここからは私が気になったものを挙げてみます。
個人的な好みと偏見が入りますがご容赦ください。
【Campagnolo EPS 試乗車(ローラー台)】
シマノDi2は以前乗った事がありますが、カンパEPSは実はこれが初。
理由は何かよく分からないけど操作していて何となく気持ちいい。というカンパニョーロあるあるな感覚(私だけ?)が感じられてとても楽しい。
【YONEX のカーボンフレームの断面】
ちょ...何コレ内面めっちゃ綺麗なんですけど... というのが私の第一印象。
担当者の方とお話が出来ました。
「世界一値段が高い(主に人件費)日本国内の工場で、お互い知っている同じ会社の仲間が作ってます。今ここでミスってる箇所発見したらすぐに担当者呼び出して...(ニヤリ) ってなるので逆に安心して自信を持ってお勧め&販売できます。基本的にはラケットで培った技術で作っているので高品質なものが早く作れるのがウチの強みですね。まぁ40年カーボン製品やってるしねw」
そのお話を聞いてフレームを見てなるほど納得。
これは欲しい...
【エーゼットの販売コーナー】
私の大好きなケミカルメーカー。
ただでさえ安いのに更に安くなってオマケの試供品も増量。
もちろん購入させて頂きました。
【STRINGBIKEの稼動モデル】
サイスポで見たけど機構が全く理解できなかったのですが、実際に見れてなるほど納得。
変速機構の仕組みもようやく理解できました。
コレは面白い。
【ろんぐらいだぁす】
薄くて小さくてかわいい本(意味深)が無料配布されていたのでゲットしました。
【ガラスの鎧コーティング】
安かったので購入。
ケミカル好きの嫁さんも興味津々。
【各社のホイールやハブを弄りまくり、スポークパターンを観察】
これは自作手組ホイールが大好きな私の趣味ですw
実際に手で触ってスポークテンションを確かめながらホイール雑学を深めるのはとても勉強になります。
例えば、こちらはSFidaのカーボンリムホイールです。
リムやハブの出来も良いですし、この価格ならかなりお買い得ですね。
それよりも私が見たのは、非フリー側を2:1ラジアルではなく2:1クロスにしている点。
しかも、フリー側はあやを編んでるのに非フリー側はあやなし。
なかなか意味深な...。
※私なりの解はあるんですが秘密ってことでw
【試乗コース】
横で見てただけですがw
今回、上り下りの勾配の変化が付いたのはとてもいい事だと思います。
太陽の塔をバックに自転車が走る。
※手前の赤いパイロンが試乗コースです。
~まとめ~
試乗をしない私の場合はこんな感じのサイクルモードでした。
入場付近の対応は最悪でしたが、一度中に入ってしまえば結局のところは一人一人がそれぞれの見たい物を見て、あるいは乗りたい試乗車に乗って、何かしらの収穫を得る事が出来るいつものサイクルモードでした。イベント価格で安売りしてくれる企業様の物販が増えたのも良い事だと思います。形は今までと違いますがこれはこれでいいと思います。屋外という事で、密閉空間に大勢の人がいて酸素が不足するような状況が大の苦手な私でも快適でした。
天候の心配はありますが、屋外試乗重視型というコンセプトはアリだと思いました。
[各ブースに関しての評価]
価格評価→★★★★☆(以前より安い)
評 価→★★★★☆(展示品が少し減って試乗を強化するという形に変わりましたが、こういう形も良いですね。)