購入価格: ¥881 (税込)
標準価格: ¥881 (税込)
『180mmと書いてあるが、ポストマウントタイプのディスクロードで160mmのローターにも対応する』
■ シマノのディスクブレーキと同時期に購入
私はGIANT DEFY1 DISCというロードバイクに乗っている。フレームとフォークのマウントタイプは、ローターサイズが140mmのポストマウントだ。ロード用ディスクブレーキで160mmローターを使う際には、「ディスクブレーキマウントアダプター」というパーツが必要になる。私は160mmのSM-RT81でBR-RS785を使うために、シマノの「SM-MA-F180P/P2」を用意した。
SHIMANO ディスクブレーキマウントアダプター SM-MA-F180P/P2
GIANT DEFY1 DISCのフレーム・フォークは、ローターサイズが140mmのポストマウントタイプ (左)
BR-RS785はポストマウントタイプのブレーキキャリパー。フロント・リア兼用 (中央)
160mmのSM-RT81を使う場合は、マウントアダプターが必要 (右)
■ 180mmと書いてあるが、160mmローターにもこれを使う※重要
シマノのパーツのモデル名は、シマノが定義した用語の組み合わせでできている。SM-MA-F180P/P2の場合は、左から順に読むと以下のようになる。つまり、SM-MA-F180P/P2は、ローターサイズを160mmから180mmに変換するポストマウントアダプターだとわかる。
SM: スモールパーツ
MA: マウントアダプター
F: フロント用
180: ローターサイズが180mm
P: ポストマウントタイプのキャリパー
P: ポストマウントのフレームまたはフロントフォーク(サスペンション)
2: 不明。2番目のバージョン?
SM-MA-F180P/P2のパッケージ。説明用にも180mmローター用とある
モデル名やパッケージには180mmと書いてあってわかりにくいのだが、ローターサイズを140mmから160mmに変換する場合にもSM-MA-F180P/P2を用いる。実店舗やネット通販で、140mmから160mmに変換するポストマウントアダプターを探しても、当然だが見つからないので、購入前にシマノのカタログでマウントタイプの対応をチェックしておいたほうがいいだろう。
パッケージにはこう書いたほうがいいのでは…
■ これといった特徴のないマウントアダプター
2016年のシマノのカタログから、純正パーツにグレードが設定されるようになった。SM-MA-F180P/P2は、ミドルグレードの「アドバンスト」に相当する。加工精度や表面処理は至って普通だが、キャリパーの取り付け位置のセッティングには何の問題もない。ボルトの抜け止めにはスナップリングが付属するが、BR-RS785に付属する140mm用のスナップリングとは長さが違うので注意が必要だ。
フロントもリアも問題なくセッティングできた
■ 上位グレードのSM-MA90-F180P/PCの存在
実は、上位グレードの「アルティメイト」には、SM-MA90-F180P/PCというマウントアダプターがある。こちらは肉抜き加工がされており、なぜか値段がアドバンストのSM-MA-F180P/P2よりも安い。私がSM-MA-F180P/P2を選んだのは、SM-MA90-F180P/PCが実店舗でもネット通販でも在庫がなく、すぐに手に入らなかったからだ。
■ 積極的にこのマウントアダプターを選ぶ理由はない
ディスクブレーキに合せてマウントアダプターもシマノにしてみたのだが、このパーツの出来栄えを見るかぎりでは、DEFY1 DISCに付属するマウントアダプターでもよかったかもしれない。SM-MA-F180P/P2は、ローターサイズを問題なく変換するためのマウントアダプターで、それ以上でもそれ以下でもない。軽量化や加工精度を求めるなら、他のマウントアダプターの方がいいだろう。
価格評価→★★★☆☆ (なぜか上位グレードの方が安い)
評 価→★★★☆☆ (特にパーツを手にしたときの感動はない。あえて長所を挙げるなら入手性の良さ)
<オプション>
年 式→ ー
重 量→35g(マウントアダプター単体では12g)