購入価格: ¥166 (税込)
標準価格: 不明(オープン価格)
『ディスクブレーキホースの切断する工具はカッターナイフで十分。切れ味の良い刃なら尚良い』
■ ディスクブレーキホースの切断のために用意
シマノのロード用油圧式ディスクブレーキのディーラーマニュアルによると、「ディスクブレーキホースはカッターナイフなどの工具で切断する」とある。このディラーマニュアルの10ページの工具の一覧表にも、カッターナイフがアイコンとともに確認できる。
ところが、私の工具箱にあるOLFA(オルファ)のカッターナイフの刃は既にボロボロ。替え刃もない。今回の作業では、ブレーキホースのできるだけ切断面をきれいに仕上げたいので、「OLFA LBSP5K スピードブレード(大) 5枚入り」という良い替え刃を用意した。
OLFA LBSP5K スピードブレード(大) 5枚入り
■ 鋭利な特選黒刃をフッ素加工
OLFAの替え刃には、プロ仕様の切り口が目立たない切れ味重視の鋭角刃の「特選黒刃」というものがある。「スピードブレード」は特選黒刃の研磨面にフッ素加工を施し、カット時の抵抗を軽減したものだ。スピードブレード(大)は、OLFAの大型カッターに対応する。※OLFAのサイトを参照
黒い刃とSPEED BLADEという文字がいかにも切れそうな雰囲気
■ 切断面がきれいに仕上がる
ブレーキホースを切断する際には、斜めにならないように気をつける必要がある。ブレーキホースの切断面がコネクターインサートの台座に接触していないと、ブレーキホースが外れたり、オイル漏れが発生する可能性があるからだ。
ブレーキホースを垂直に切るために、私はカッティングマットを使った。カッティングマットの横の線に合わせてブレーキホースを置き、縦の線に合わせたカッターの刃を上から見ながらブレーキホースを切った。ブレーキホースは意外に固いので、カッターの刃先を支点にして、手の重みをかけるようにして切った。
スピードブレードの切れ味の良さもあって、切断面をきれいに仕上げることができた。スピードブレードの刃が徐々にブレーキホースに食い込んで切断していくのだが、この抵抗感はブレーキホースの固さによるものだ。スピードブレードは、ザラつきや引っかかりもなく食い込む。
なお、カッターを前後に押し引きして切ると、切断面がギザギザになる。これでは切断面とコネクターインサートの台座の間に隙間ができやすくなる。なかなかブレーキホースが切れなくても、カッターを引き抜かずに手の重みをかけ続けるのがコツだ。
切断面の仕上がりがきれいなのがスピードブレードの特徴。垂直に切るには慎重に作業する必要がある
■ カッターナイフでブレーキホースを切るならオススメ
カッターナイフでは、ブレーキホースを確実に垂直に切れるわけではなく、失敗した場合は数ミリ短くカットする必要がある。確実にカットしたいなら、ディスクブレーキホースカッターという専用工具を用いる方法もある。
工具の値段と切断面の仕上がりを考えれば、カッターナイフでも十分に役割を果たす。そして、カッターナイフの刃は新品、かつ、鋭利なほうがいい。スピードブレードなら作業しやすく、切断面がきれいに仕上がり、コストパフォーマンスも高いといえる。
無事、ブレーキホースの端をコネクターインサートの台座に密着させることができた
価格評価→★★★★★ (他のOLFAの大型カッターが必要だが、それでも安い)
評 価→★★★★☆ (ディスクブレーキホースの切断面がきれいに仕上がる)
<オプション>
年 式→ ー
カタログ重量→ ー