購入価格 ¥3300
2008年のアルテグラBB
ベアリングが大き目なのでしょうか。しっかりした左右アダプタ(シマノの取説では左右の軸受部をアダプタと称しているようです)の造形には安心感が漂います。で、アダプタ内部に軸受け部が形成され、そのアダプタをBBシェルの外側に配置しています。つまり、左右軸受けの間隔が大きく、軸受がクランク軸の入力点に近づいており、軸受のラジアル荷重が緩和され、かつ剛性面でも有利です。最早これだけで、ホローテックⅡという規格のオリジナリティ、優位性は揺るがないような気がします。Qファクタを極限まで詰められないということはあるかもしれませんが。。。
昔のテーパー4+カップ&コーン形式と比べてしまうと回転が重いのですが、ここでフリクションを極小化したところで走行フィーリングに影響など皆無と思っている私のような鈍感な人間にとって、そこは重要ではありません。
2010年秋に新作したロードに装着して早5年余り。グリスアップしようと思えばできそうな構造ではありますが、一度もやっていません、とはいっても走行距離はまだ8500kmほどで、しかもこのロードでは雨天走行をほとんどやっていないので、全然平気でしょう。アダプタを外したことすら、なし。あと1,2年、10000kmを越えるまでこのまま使おうと思います。
関連するシマノの取り扱い説明書≪SI-1G30E-001≫には、グリスアップの件が全く触れられていません。雨天走行での酷使も含めて今でも使っているアルテ6500時代のオクタリンクBBもそうですが、何もしなくても50000km位は平気なのかも? 数万kmで交換する消耗品、という位置づけの製品なのかも知れませんね。
というわけで、当分このまま使い続けようと思います。
価格評価→★★★★☆
評 価→★★★★☆
年 式→2008