伊豆・修善寺|日本サイクルスポーツセンター/伊豆ベロドローム
http://www.csc.or.jp/izuvelodrome/規格: 国際自転車競技連合(UCI)規格の周長250m・木製走路<材質:シベリア松>
規模: 階数:地上3階・地下1階
建物の寸法:長軸方向 119m×短軸方向 93m、 高さ:27m
観客席数:常設:1,800席、仮設:1,200席
開館: 平成23年(2011)10月1日
※平時の営業時間は営業カレンダー参照
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2020年東京五輪の自転車競技/トラックの会場です。
現在、2016アジア選手権
http://cycling-championships.asia/のトラック種目が日本のここで1月26日(火)~30日(土)の5日間、行われています。
開場は8:30。遅い日は18:00時過ぎまで競技をやっています。
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ベロドローム周辺図
入口右手にあるバイクラック。分かりにくい場所にある上に特に案内看板も見当たらなかったので、適当なところに停めてる人も散見されました。
それにしてもたったのこれだけしか停めれないというのはいかがなものか。
他の場所にはざっと回った感じだと発見できませんでした。
入口は再入場/一般/関係者とかに分かれてたと思います。
アジア選手権の入場料は
前売り券および当日券(一般) 1,000円
★静岡県民・JCF登録者:500円(当日券)
★高校生以下:無料
★伊豆市民・伊豆の国市民・伊東市民:無料
です。
平時は一般客の有料トラック走行もできる日もあるようですが、今は良く分かりません。
見学自体は無料できるようです。
アジア選手権期間中は修善寺駅からは無料のシャトルバスが1時間毎に出ていました。
(シャトルバス自体はTOJ伊豆ステージの時も出していたようです)
そしてそのバスが大型で、2台ずつっぽかったのは驚きです。
バスのルートの県道80号線は、軽自動車同士でもすれ違いたくないぐらいの住宅街の細道を100mぐらい通るので、
そこに大型バスが通ってるのは違和感がすごかったですw
五輪までに拡幅するんでしょうけどね。
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アジア選手権期間のみの物販は16時ぐらいまでで、飲食関係が地元B級グルメ屋台、弁当、パン、
その他は受付横のちょっとしたスペースにタキザワサイクルCSC支店ベロドローム出張所?の用品が少し置いてあり、
カンパジャージセール(確か4000円)とDIADRAシューズ半額セール。←福箱の残り?
と、レジ横にトラック使用木材に2016アジア選手権の焼き印を入れた限定記念品(1000円)、
階段上がって会場内はICE TUBEというアイシング用品とジャージだけでした。
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右手の観客席が入口側です。真冬の今、入場するとジレで十分な程度に暖かいので、夏とかはどうなんでしょうね。
何か、天井だけがべらぼうに高い印象の建物です。
五輪効果で地元の学校の幼稚園から高校生まで入れ替わり立ち替わりで席を確保し入れていますが、
それでも席にはだいぶ余裕がありました。※土曜日はどうなるか分かりません
上座?中央には大型モニタがあり競技の切り替わり時の表示やリザルト、ビデオ判定などを表示しています。
解説もやってるんですが、何を言ってるのか分からない事が多く、改善の余地有りと思いました。
競技のルールすらほぼ分からないので、その説明と大会プログラム(今日の予定がここでいまこの競技をやってるとか)やレース進行状況、
観客への注意だけでもう1つモニタが欲しいと思いました。
・・・五輪までにはモニタは3つぐらいに増えてると思いますが。
あとは、競技によっては最終周にベルが鳴らないので、いつゴールしたのか分かりにくいですね。
自転車やってる私ですらそれですから、自転車やってない人が見たらさっぱりぽんだと思います。
ゴールした後も一般人の感覚では結構な速度で走ってるし、コース上の周回数のパネルを掲げてる人を見てないと分からない。
スタート時も客に大きな音とかフラッシュ控えるようにさせるなら、何かアナウンスしたほうが良さそうですが、
スタート何秒前ですみたいなアナウンスは聞かなかった気が。(スタート地点の左手にカウントダウン表示は出てますが妙に数字の色が暗くて見難い)
その他の国ではどうしてるんでしょうね。選手側は慣れっこだからどうでも良いんでしょうか。
追いついた場合はそこで競技が終了するパーシュート?(追い抜き)はそこで大音量のピストルの音が鳴るんですが、見てないとびっくりします。
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今回は計19カ国約400人の選手団(ジュニア・パラ含む)を迎えての開催で、
五輪の場合でも選手団の人数自体はそう変わらないと思いますが、
五輪効果でメディア関係者や、その他の人間がどのぐらいこのアクセスの悪い田舎の山の中に来るかというのが未知数で、
多めに出た場合宿等が対応しきれないと不安視する声も多いです。
観客席は1800+1200に加え目標4700(+1700?)まで増やすようですが、どこに増やすスペースがあるんだという疑問しか無いです。
普通に増やすと、通路が激狭になって人の移動が滞りまくる予感。
今までのケースだと、いわゆる自転車に興味のない客は皆無で関係者のみしか存在しないような空間だったと思いますが、
五輪効果でそういった人たちも来てしまいますから・・・どうするんでしょうかね。
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木製トラックですが、落車があった時もモップ要員みたいな人がワーッと来たりしなかったので、
汗とかは吸ってくれるんだと思います。
本当に垂れた汗とか拭かないで滑ったりしないのかは不明です。
ゴール後に数周回走り、衝突に注意しつつ平行して次の競技の準備が行われる事がほとんどです。
競技期間中に見に行く場合は、午後になると表彰式挟みまくりで競技自体を見る時間が少ないですが、空いています。
大会プログラムの「昼休み」のトラック内は選手の練習時間になるので、多国籍男女が大人数で走っており見応えがあります。
特に日本の選手は観客席ギリギリで走ってくれる人が多く、ファンサービスなのか、
あんまり観客席からカメラ突き出してると危ないぞという警告(客も五輪効果素人が急に増えたという事での対策?)の役目なのか分かりませんが、
50cmの距離で選手を見るのは迫力があります。
ちなみに写真は室内で暗いので基本的にブレまくってまともに撮れませんので相応の知識・技術を要求されます。
面倒なら動画で。バンクのところでは動体を自動追跡するビデオカメラが無人で動いてたりしました。(というかそんなことできる時代が来ていたんですね)
また、観客席からだと基本的に立つか柵にかぶり付く(レンズが柵からはみださないように)かしないと良いカメラアングルに入らないのが
なんだか変な観客席の設計だなと思ったのは私だけでしょうか。
手すりから乗り出すなみたいな注意書きは無いですが・・・常識の範疇なんでしょうか
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会場へのアクセスは主に4パターンあります。 (もちろん、自転車向けルートです)
今回は文字でダラダラ説明するのはやめて画像で。
車通りが少ないのは、
西からは修善寺駅付近から県道80号線経由と、 ←このルート以外はCSC前の10~12%の坂を通ることに
東からは新県道80号起点から中野林道にスイッチして亀石峠付近にヒョコッと出てくるパターン。
苦労したい人は東から山伏峠、旧県道80号の20%坂付きの5km平均勾配10%ルートでw
ベロドローム付近
中野林道経由だけマイナーなのでルートを貼っておきます↓
熱海駅~伊豆ベロドローム自転車ルート林道中野線経由
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五輪に向けどうなるのか、注目の競技施設です。
評 価→★★★★☆