購入価格 ¥16,392 @amazon
ガーミンのチェストベルト式のHRモニター(別名乳バンド)を使っていると、ベルトが緩んできてHRセンサー部分がずり落ちてくることがあります。走りながら直すのも大変だし、かといって緩まないようにベルトをきつくすると今度は締め付けが不快です。みんなそう思っていたんですねえ。仲間が一人また一人とvivosmart HR Jを買いだし、すでに4人。みんなvivosmartをべた褒めはしないけど、乳バンドから解放されたサイクリングはとても気持ちいいと言います。
では、ということで、CBNでいただいた副賞のamazonギフトもすこし溜まっていたのもあって、私もvivosmart HR Jを買ってみました。Edge 800と併用なので、GPSの付いていない方です。以下のレビューには友人達の感想や体験も含まれています。
【本体の造り・フィット感】
裏側に光学式の心拍センサー1つと緑色のLEDが3つ付いていて、その部分がすこし盛り上がっています。でも、腕に嵌めてみると違和感はまったくありません。フィット感はかなりよく、1日付けていたらすっかり慣れてしまいました。
シリコンゴム製のベルトは柔らかく、フィット感の良さに繋がっています。ただし、人によってはかぶれるそうです。またベルトループが弱く、買って1年で千切れてしまった友人がいます。ベルトの交換は本体ごと(株)いいよねっと( )に送るそうですが、工賃込みで5,000円とのこと。千切りたくないですね。。
【心拍データ転送機能】
目玉はこれです。ANT+規格のサイコンへ心拍データを転送できます。Edge 800へは転送可能ですが、それより旧い機種には対応していないようです。ご自分のサイコンが対応しているかどうかは、メーカーのサイトで確認してください。
心拍データ転送モードに切り替えるには、何度も何度もボタンや画面をタッチする必要があって面倒です。数えてみたら、ボタン1回押す→スワイプ2回→タップ1回→スワイプ4回→タップ1回です。これ、なんとかならないかなあ。
HRモニターとしての性能ですが、乳バンドと較べるとすこし反応が遅いです。またヒルクライムで使うと、心拍の取りこぼしや心拍数の変動が激しく、精度が落ちるそうです。私自身はまだ平地でノンビリ走るときにしか使っていませんが、その限りではとくに不具合を感じていません。目標のゾーンでトレーニングをする程度なら充分に機能すると思います。
【バッテリーの持ち】
バッテリーの持ちは公称5日間です。1日80分ほど心拍転送モードで使っても4日間は充分持ちます。風呂に入っている時に充電すれば、ほぼ1日付けっぱなしにできます。
心拍転送モードのまま使っても、100kmのライドで電池の減りは半分程度でした。160km〜200kmのロングライドでも、電池はなんとか持ちそうです。
【その他の機能】
スマートウォッチと言えるほどの多機能ぶり。
メール・SNS通知機能あり。文字は小さいけど、メールやコメントを読むこともできます。(スマホを出して読んだ方が目に優しい)
ミュージックプレーヤーコントロール機能、近くの天気や気温の表示、スマートフォン検索、電話着信お知らせ機能があります。アッポーウォッチ要らねえし。
ライフログは、歩数カウント・上昇階数・中強度運動時間・消費カロリー・移動距離などが画面に表示でき、 PCやスマホでは睡眠時間や眠りの深さも判ります。心拍のグラフも見られます。1時間じっとしているとMove!とアラートされて軽い運動を促されます(Offにできる)。
またスタートとストップ時にアクティビティの種類を選んでボタンを押すことで、ウォーキング・ラン・カーディオのログを取ることもできます。ランをする人はGPS付きのひとつ上のモデルが面白そう。
【買いか?】
イエス。ガジェット好きなら買いましょう。単なる心拍計ではありません。ライフログを見るだけでも楽しいし、体を動かそうと意識するので、必然的に1日の運動量が増えます。私はvivosmartを付け始めてから体重が1kg落ちました。
ベルトが脆くて千切れてしまったとか、手首がかぶれてしまったとかいう報告もあるので、大々的にお勧めできないところが惜しいです。自分としては、3〜4年持ってくれればいいかなと思っています。また新しくて魅力的なガジェットが出て、買い換えたくなっているだろうから。
価格評価→★★★★☆
評 価→★★★★☆