Rudy Project RYDON
購入価格 ¥8,000位(Wiggle)
Rudy Projectを使い続けてはや数年。2006年版Keroseneなどを長く愛用してきましたが、ゴム部品が加水分解で経年劣化し始めたので、2010年始めに評判の良かったRYDONをWiggleで購入してみました。半年ほど使いましたので、レビューです。
<良い点> Rudy Projectはフレキシブルな調整が可能なノーズパッドに始まり、非常にフィット感が良いです。欧米製サングラスは背の高いノーズパッドがありがちですが、Rudy Projectは自分の花に合わせてで調整可能なのでここは最も評価して良い点だと思います。また、ツル部分も手で曲げて調整可能で、ここを自分の頭蓋骨にあわせてセットすると走行中でもまずずれることはないです。ぴったり調整すれば、汗かいてスプリントでもがきまくって、頭を上下にシェイクしても全然ずれません!凄い!
また、前回は2006年頃にKerosene(廃番)を買ったのですが、これはややディストーション(レンズの光屈折歪み)があり、レンズを通して見える対物距離と実際の距離に、ごくわずかに誤差が生じていました。この点は昔からOakleyが得意とする点で、Rudy Projectはやや後塵を拝していたところがあったかと思います。が、2010年のRydonではこれが劇的に改善されました。最早レンズを通して感じる対物距離と、実際の距離に違いはありません。高速の下り、タイトコーナーでのシビアな路面判断などがストレスフリーで行えるようになりました。進化してますね~。
また、スモークレンズを使っているのですが、昔のレンズと外見は同じ色に見えるのですが、太陽光の除去率が上がっているように感じます。雲ひとつ無い晴天下での目の疲れ方が全く違います。また、光の透過率も良くなったのでしょうか、肩こりが減りました。自転車乗りの方で肩こりの方は、レンズの透過率が悪くて目のレンズ機能を無理やり働かせているおそれがありますので、Rydon等の透過率の高いサングラスを試してみることをおすすめします。
余談ですが、普段安いサングラスを欠けているロード仲間に試着してもらったところ、全員が「(フィット感の良さが、距離感の正確さが、歪みの無さが)SUGEEEE!」という反応でしたww
<悪い点> 前代Keroseneはそうでもなかったですが、Rydonは小顔用かと思われる程幅がちょっと狭いです。いや、自分が巨頭というのは差し置いて、世界の巨頭国家wwのイタリア製品は思えない幅の狭さです。具体的には各社のヘルメットがどうしてもLになる人は、幅の狭さを感じるかと思います。4時間を超えるロングライドでは、コメカミ辺りに締め付けを感じて、最悪痛くなるかもしれません。ただ、このツルの締め付け力を落とすことはフィット感のとトレードオフになりますので、実店舗で購入前の試着をおすすめします。ヘルメットサイズがXLの人、Lサイズでもキツキツで被る人はRydonは諦めてくださいww。残念ですが、装着不能です。
<総評> ツルはちょっと痛いくらいに幅狭ですが、基本性能が飛躍的に向上した良品です。サイズが合えば、迷わずおすすめします。また、円高を利用してWiggleから買うと、日本の定価でスペアレンズも買えちゃいます。
価格評価→★★★★★(Wiggleの価格ならお買い得です) 評 価→★★★★☆(幅が欧米人サイズ) <オプション> 年 式→2010年
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