購入価格 それぞれ ¥780
自転車において、暑さも寒さも大敵であることは皆様ご承知の通り。そう考えると、人間とはかくも軟弱な生き物であるなあという気もする一方、コタツ入ってみかん食べながら、ツール・ド・フランスで疾走する選手の肉体を見ては人間はなんて強いんだろうと相反することを思う毎日であります。
で、寒さ。
外気温による冷え、汗由来の気化熱空の冷え、雨や雪に奪われる体温など、いろいろな要素がストレートに、または絡み合って寒さになるわけですが、だいたい一番最初に寒さや冷たさを認識するのは末端です。
冬場の自転車通勤やブルベ、トレーニング。当たり前のように寒い。手がかじかみ、足先がかじかむ。それに対して、過去さまざまなソリューションが提示され、ここ CBN でさまざまなレビューが生み出されてきました。
たとえば、アルミホイル。
たとえばホッカイロ。
たとえばバーミッツ。
これらレビューがいろいろな人の役に立ってきたわけです。
前置きが長くなりました。今回はこれ、桐灰科学株式会社 巻きポカです。
(
http://www.kiribai.co.jp/products/category/index.html?br=18 )
古来から、人間が身体を冷やさないようにするには「首」と名のついた部位をあっためればよいという話があります。首、手首、足首…乳首は試したことがないのでわかりませんが、これらの部位は皮膚が薄く、そこから末端や本体が冷えるので、逆にここを温めてあげれば寒さも冷たさも無くなりますよーというわけですね。
簡単に言うと、この製品はその「手首と足首にホッカイロを巻きつけるサポーター」です。
左が手首用、右が足首用で、太く長くなっています。水玉模様のところにスリットがあり、そこに専用ホッカイロを仕込むという構造です。
説明書には、ホッカイロが触れる部分を体の外側にせよと言う指示があります。内側のほうがあったまりそうなのになあと思いつつ実際に走ってみました。
■ 自宅から秋保温泉(アップダウン激しい山道)
・ 気温7度前後+足首にはカイロ入り+手首にはカイロなし
→ 手には一応防風の、指を入れるところが3つに分かれているグローブを使いました。
まったく寒くなく、蒸れることもありません。
→ 足首から先は常にぽっかぽか。カイロが外側なのは酸素摂取量を増やすためと、
冷たさから保護するためなのだということを理解。
→ 身体の冷えも通常よりは少ない。そもそも足が冷えないだけでこんなに暖かいとは…。
■ 自宅から会社(
http://tukemono.blogspot.jp/2015/05/blog-post_25.html#more )
・ 気温3度前後+足首にカイロなし+手首にカイロなし
→ 気温が低いにもかかわらず手が蒸れるほどの暖かさ…
(ヒルクライムが多いからかもしれない)カイロなしで十二分に暖かい!
→ 足先は流石に冷たいものの、信号停止時間で復活する程度のあたたかさ。
ズボンの上から巻いたのでおそらく、ちゃんとまけば足先冷たくならないかも。
→ 身体はあったかすぎるくらい。汚い胸をちらちらさせながらの走行になりました。
過去、同様のソリューションを求めて100円ショップ等で買うことのできる手首ウォーマーをつかってましたが、あれはベルクロで止めるタイプではなく、手袋の下に装着するものなので使う手袋を選びます。しかも面倒。その点、こちらは衣服の外からもアクセスができるので外したいときには外せるし、つけたいときには付けれる。限界を超えた寒さになったらカイロを仕込む、などなどと様々なシーンにすぐ対応できるというのもとてもいい。
自転車通勤が終わってもそのまんま使うことができる地味なデザインもいいですね。弊社、足元がめっちゃ冷えるんですが、足首巻きポカつけっぱなしだととてもいい塩梅。自転車だけでなく、実生活でもカイロなしで暖がとれるというのは優れものです。
なお、詰め替え用は某店では10個パックで348円、同じようなサイズの小っちゃいホッカイロは10個パックで178円で売っています。専用品は2倍の値段ではあるものの、専用品ならではの良さがあるでしょうし、何より、こういう優れた商品を出してきてくれるメーカーには敬意を払って専用品を使おうと思います。
価格評価→★★★★☆(←カイロがなくても暖かい!)
評 価→★★★★★(←手放せなくなりました)
<オプション>
年 式→ 2016年