購入価格 ¥完全失念
長期使用レビュー
こんな旧品をいまさらレビューするのも気がひけますが、シマノの変速機の耐久性を語る上での参考値ということで投稿します。
何時まで経っても何の問題もなく平然と仕事を続けるのがアルテグラ名義以降のシマノの600(0)系。交換する理由もないので、使い続けていますが、この65アルテはちょうど20年ほどが経過しています。同時代の77デュラと比較すると、少々モヤっとした感じの変速なのですが、これは新品当時から変わらず、同じような感触です。
とはいえ、20年も経てば、変速性能に何らかの陰りが出てくるのではないか、という気がしなくもないのですが、そんな気が全くしないんですよね。
20年を経ても何の問題もなく黙々と動き続けているのは恐らく、切れ目なくずーっと使い続けているからかなのではないか?と思います。走行距離が100km未満でも、20年間物置で放置していたら、どこかに不具合を生じるかも知れないですし。
走行距離は2018年8月1日現在、56917km。
実は、ガイドプーリーすら交換していません。うーむ、どういう事なんでしょうか?(交換した記憶がないだけかも?)
74デュラWレバーによるフリクションモード変速が好影響なのか?
日常使いの短距離専用チェン潤滑剤(チェンに使うヤツはわかっていないヤツとさえ言われるCRC5-56)が好影響なのか?
スラント角度が40度と、デュラより立っているのが好影響なのか?
何が何だかわかりませんが、なかなか結構な、というか恐るべき耐久性です。
樹脂侵襲するといわれるCRC5-56を日常的に使っています(ただし走行距離は60km以下を推奨します)が、プーリーにはなんら影響なし。
精度、重量、仕上げの差だけではなく、デュラRDとはジオメトリがまるで違う。何とも粋なアラベスク模様が印象的だったシマノ600の血筋をひくこのアルテグラには設計者の強烈な思いが込められているような気がします。
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77デュラに対抗し得る耐久性を誇るアルテの6500RD。
しかも、性能的に劣化したという感触が、全くない。。。(怖い)
今日もまた、フリクションモードで忍者のようにスルスルと変速して実に快適でした。
ここまで来るとある意味、かっこよすぎではないかと思う今日この頃です。
価格評価→★★★★★
評 価→★★★★☆
年 式→1998 ??
外ワイヤは相変わらずブレーキ用(笑)