SHIMANO CN-HG600-11

購入価格 ￥2000（昔のCRCの特価）

基本カンパコンポです。それまでは選択肢が無い関係でカンパの11速チェーンを使ってまして。
（いえ、まあ、10速のときは迷わずシマノチェーンでしたが）
シマノ11速チェーンが互換するようなので105グレードが出た瞬間…から半年待って即決しました。
アップルとシマノの初物には手を出すなという言い伝えがあるからです。

質感や造りはとても良いです。ニッケルメッキがしっかり掛かっていて、それまでの105グレードより
飛躍的に質感が向上しました。CN-6800はどういう表面処理で差別化してるんだろう？
打ち抜きの精度感も向上しています。

耐久性について。使い切っていないので厳密ではないのですが、現在4000km時点でもチェーン
チェッカーの0.5%のゲージが全く入らないため耐久性は相当良いと言えます。
経験上シマノチェーンの場合は0.5%に入るまでがとても早くて2000km程度、その後に0.5%時代が
かなり長く続きます。その後に0.75%になり、すぐに1%に近づいていきます。
このCN-HG600は8000kmは頑張れるかもしれません。

参考までに私の使用での耐久性は5600が約6000km、7801が約7500kmほどです。
カンパのコーラスチェーンは9000km強。カンパは値段ぶん耐久性を頑張ってます。
どちらも0.75%と1%の間になる程度まで使っています。

ネガティブといえばタスキに弱いことですが、ウルトラナローなので仕方ないです。
カンパの方がもっとタスキに弱いです。
使い込んでいけば許容度が上がりますが、それでもアウターロー2枚目で無理してる音が出ます。
でもギアポジションが分かるのでむしろ便利かも。

価格評価→★★★★★
評　　　価→★★★★★

購入価格 ￥2000

シマノ105グレードのチェーン。現行品はマイナーチェンジされHG601となっている。
シマノのチェーンは上位モデルほど表面処理される部品が増え、より耐久性が上がるのだが、距離あたりのコストを計算すると、このグレードのチェーンを次々交換するほうがコストパフォーマンスが良い。

さて、変速性能については不満なし。適切な調整がされていれば、ガチャガチャ言うこともなくスムーズに変速する。
これが当たり前になってしまっているので、他社チェーンに交換した時の変速性能の悪化で改めてシマノチェーンの良さを実感するくらい。

耐久性はイメージよりも高く、10sチェーンと同等以上には持つ。
伸びたチェーンを使い続けるとチェーンリングやスプロケットの摩耗を早めるため、複数のバイクで複数のホイールを使い回すような場合は特に、歯飛びを防ぐため早めに交換するほうが良い。
私は、たまにチェーンチェッカーで伸びを測り、0.75％を越えたら交換するようにしている。

実際の耐久性だが、使用状況によって大幅に変わる。
ロードバイク(53-39*12-25T)では5000km 210時間持った。

これが他のバイクでは極端に短くなり、
レース専用のMTB(32*11-42T)では1300km 75時間
冬場のみ、レースと通勤両方で使っているシクロクロス(40*11-28T)では、
1本目が2900km 130時間、2本目が2400km 100時間で伸び0.75％となった。

速度域が違うので距離ではなく時間で評価するほうがフェアだと思うが、それでもMTBやシクロクロスで使うと寿命は短い。
レースで使うと駆動系に負担が掛かること、シクロクロスでは雨や泥といった過酷な条件で摩耗が早まることに加え、
どちらもフロントギヤが小さく、チェーンの張力が高くなるのが一因だと予想している。

上位モデルとの差として、表面処理されているのがアウタープレートのみなので、フィルタークリーナーでチェーンを洗浄後、濡れたまま放って置くとローラーやインナープレートにサビが浮いてくることがある。
注油して少し乗るといつの間にか消えているが、気になる人はなるべく速く水分を飛ばして注油すべき。

価格あたりの性能や耐久性はおそらくベスト。
シマノに限らず、11sならとりあえずこのチェーンを選んでおけば良いと思う。


価格評価→★★★★☆
評　　　価→★★★★☆