購入価格: 完成車付属品
標準価格: ¥24,171 (税込)
『メインレバーに触れた状態でリリースレバーを押すと、リリースレバーが大きく内側に倒れるだけで変速しないことがある』
■ リリースレバーの空振りについて ※追記
最近思い出したことだが、ST-5800はメインレバーに触れた状態でリリースレバーを押すと、まれにリリースレバーが大きく内側に倒れるだけで変速しないことがあった。下ハンでメインレバーに指をかけた状態でリアの変速をすると、リリースレバーの”空振り”が特に起きやすい。
SHIMANO ULTEGRA ST-6800のレビューでは、baruさんが空振りについて指摘されているが、ST-5800でも同じ現象が起きるようだ。ST-5800はメインレバーの遊びが大きく、横方向にカタカタと動きやすい。このことがリリースレバーの空振りにも影響しているような気がした。
(参考) SHIMANO ULTEGRA ST-6800のレビュー:
https://cbnanashi.net/cycle/modules/newbb/viewtopic.php?topic_id=11568&forum=21おそらく、これはデュアルコントロールレバーの誤作動防止のための仕様だと思われる。デュアルコントトロールレバーは、メインレバーを操作する際にリリースレバーごと内側に倒れるようになっているが、メインレバーで変速する際に誤ってリリースレバーで変速しないようにしているようだ。なお、空振りを回避するためには、若干面倒だがメインレバーから指を離し気味にしてリリースレバーを押すのが有効だ。
私が現在使っているST-RS505ではリリースレバーを空振りした記憶がなく、このことがST-5800のリリースレバーの空振りを思い出させることになった。ST-5800も仕様は同じだが、ST-RS505の方が空振りしにくくできていると感じる。詳細はST-RS505のレビューで述べたい。
ST-5800はロード初心者の私には満足の高いデュアルコントロールレバーだった。手元で変速できる上に握りやすく、調整次第で非常に軽い変速操作も可能になる。基本的によくできたパーツだが、変速操作でのレバーの遊びが大きく、リリースレバーの空振りにも影響するのがやや気になる点ではある。
ST-5800を装着したGIANT DEFY1 DISC
価格評価→★★★★★ (完成車付属品としての評価)
評 価→★★★★☆ (基本的によくできている。リリースレバーの空振りよりもストロークの大きさの方が気になる)
<オプション>
年 式→2015年
カタログ重量→486g (1ペア)