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耐久性と結線方法に関する追記です。
前回投稿時から約1ヶ月後、結び目自体の剛性(強度ではない)に若干不安を感じたので一旦結線を解いて編み込み回数を3割増して再結線。
前回投稿時の写真と見比べて頂ければ結び目が大きくなっているのがお分かり頂けるかと思います。
コーティングは前回投稿時と同じ内容です。
再結線以降はホイールには何も手を加えず、気が付けば1年3カ月が経ちました。1000km以上(ローラ台含む)を走り、輪行も何度かやりましたが結線部には何の変化もありません。振れも出ていません。これだけ耐久性があれば結線したホイール自体に飽きるまでは十分持つと思います。なお、結線の実験台になっている Shimalin RR500
https://cbnanashi.net/cycle/modules/newbb/viewtopic.php?topic_id=10534&forum=30の改造予定は当分無いのでこのまま手を加えず引続き使用します。結線に何かトラブルがあれば追加レビュー致します。
結び方に関しては、前回投稿時点では失敗の可能性もあったので書きませんでしたが、大丈夫そうなので概要だけ公開します。
具体的な結び方は、『交差した丸太を縛って小屋や柵を作る方法と同じ』です。ロープワークの本に載ってる幾つかのメジャーな結び方なら大抵使えるかと思います。
重要な点は、
・結線の締め上げ効果によってスポーク同士をより密着させる
・オリジナルのロープワークの結び方より編み回数を増やして摩擦力を増やす
という2点だけです。
具体的に何回編むかは結び目の大きさと相談して雰囲気で決めてます。(笑)
次に、PEラインを使用する場合の要点をもう1つ。
編み込み作業の途中でPEラインの色が変わるまで思いっきり締め上げると結束強度が格段に増します。私の感覚では、2~3回巻き付ける毎に締め上げるぐらいの頻度です。
釣り業界では締め上げたPEラインの色が変わる事を『飴色になる』と表現します。この状態がPEラインとスポークとの間で最も強く摩擦力が働きます。素手で糸を引っ張ると結構痛いうえにキッチリ締め上げられないので、私は100均で買ってきたミシンの下糸用ボビンに巻き換えて使ってます。PE1号は手で引っ張った程度の力では簡単には切れません。具体的には、14ポンドの物体を持ち上げられる強度があるとパッケージに書いてあります。ボーリングの球で想像して頂ければ何となく感覚をお分かりいただけるかと思います。
という訳で思いっきりやっちゃってくださいw
余談ですが、前回余った糸を使用してガシラやアオリイカ等の高級食材を釣り上げ、私と嫁で美味しく頂きました。
本来の使い方でもかなりのコストパフォーマンスを感じます。(笑)
価格評価→★★★☆☆(印象変わらず)
評 価→★★★★★(問題無さそう。)