購入価格: ¥3,591 (税込)
標準価格: ¥4,789 (税込)
『ILEのバックパック同様のしっかりしたつくりで満足感が高い』
■ 久しぶりにサドルバッグを導入
私はGIANT FIXER Rというシングルスピードに乗っているが、この自転車にはボトルケージ台座がひとつしかない。だから、私はTacxのボトルケージサドルマウントを取り付けて、いわゆる「ダブルボトル化」していた。ただ、ハイドレーションパックの導入を決めたことで、ダブルボトル化の必要性は薄れてきたし、ちょうどツールボトルの劣化も気になるようになった。
だから、これを機に、サドルバッグで工具を持ち運ぶことにした。私が選んだサドルバッグは、「INSIDE LINE EQUIPMENT Seat Bag」という。同ブランドのバックパック同様のしっかりしたつくりとクールなデザインを期待して手に入れたのだが、今回も大当たり。シンプルながら使い勝手のよいサドルバッグに仕上がっている。
INSIDE LINE EQUIPMENT Seat Bag (Cyan Cordura)
■ バックパックと同じ素材を使用
Seat Bagは、INSIDE LINE EQUIPMENT(以下ILE)のバックパックと同様に、カリフォルニアでハンドメイドされたサドルバッグだ。使われている素材もバックパックと同じで、1000デニールのコーデュラナイロン、XPAC、ワックスドキャンバスから選べる。カラーバリエーションが幾つか存在するが、バックパックほど多くはない。現在は、Phone Holster同様、タグの位置が変更されているようだ。
ILEのバックパックと同じ1000デニールのコーデュラナイロン
■ パンク修理の工具なら十分に入る
Seat Bagのサイズは、約15×11×6cm(実測)。冠(かぶせ)が開閉しやすいように、上部が先細りの形状になっているので、実際の容量はもう少し小さくなる。それでもマチが大きめなので、意外にたっぷりとものを収納できることには変わりない。また、ベルクロで冠の固定する位置を変えられるので、ある程度の幅や長さにも対応できる。
スペアタイヤ2本、携帯工具、タイヤレバーくらいなら問題なく入る。スペアタイヤを1本にすれば、小型の携帯ポンプかインフレーターのどちらかは収納できそうだ。決して容量の大きなサドルバッグではないが、パンク修理に必要な工具を持ち運ぶだけなら十分な容量だ。
大きめのマチのおかげで、意外に容量は大きい (左)
上部は先細りになっているが、ベルクロで冠の固定するを位置を変えられる (中央)
これに小型の携帯ポンプやインフレーターくらいなら入るはず (右)
■ 意外に素早く着脱可能
Seat Bagはサドルレールにストラップで固定する方法を採用している。クイックリリース式のサドルバッグほどではないが、特殊なバックルのおかげで十分早く着脱することができる。このバックルはワンタッチで長さを調整する機能が備わっており、出先での荷物の出し入れやストラップの調整でストレスを感じさせない。
サドルに固定する際に、ストラップで中の荷物もある程度しっかり締め付ければ、走行中に中の工具がカタカタと音を立てることもない。この点ではツールボトルよりもはるかに快適だ。
ストラップでサドルに固定する際に、荷物も締め付けてカタカタ動かないようにできる (左)
矢印の部分を押すことで、素早くストラップの長さを変えられる (中央)
ストラップキーパーが付属 (右)
■ サドルの下にスッキリ取り付けられる
Seat Bagは、上部の先細りした形状とストラップで固定する方式によって、サドルとの一体感を得ながらスッキリと取り付けられる。私のfi’zi:kにサドルは、ICS対応のサドルバッグに対応しているが、シングルスピードには似合わないような気がしたので取り付けるのをやめた。ICS対応のライトならば、Seat Bagの取り付け角度次第で併用できると思う。
Seat Bagのクールなデザインを生かすために、私はできるだけ型崩れしないように気をつけている。荷物の配置を工夫して上部の先細りした形状を保ったり、ストラップで固定する際にシワが寄らないようにするといったことだ。
Seat Bagを取り付けたGIANT FIXER R
■ ILEのバックパック同様に頑丈
このサドルバッグの頑丈さは、ILEのバックパックと全く同じといってもいい。何度も着脱しているが、生地が切れたり、糸がほつれたりすることは一切ない。生地がバックパックと同じコーデュラナイロンなので、防水性にも期待できる。また、この生地は汚れにも強いようで、付着した泥は軽く叩けばすぐに落ちる。
ILEのバッグはどれも頑丈だ
■ バックパック同様の満足感
INSIDE LINE EQUIPMENT Seat Bagは、同ブランドのバックパックと同様に満足感が高いものだった。これはまさに私の狙い通りだ。また、ワンタッチで長さを調整可能なバッグルは、ILEの細かい部分まで気が利かせて、使いやすさを徹底的に追及する姿勢を表している。容量が用途を満たすなら、オススメのサドルバッグだ。
価格評価→★★★☆☆ (お買い得だった)
評 価→★★★★★ (優れたデザインと使いやすさ)
<オプション>
年 式→ ー
重 量→60g