購入価格¥648
実測重量81g
蛇腹で内容量の調整ができるツールボックスです。
存在自体は前から知っていたのですが、送料を払ってまでは……と思っていたらワイズロード上野アサゾー店で取り扱っているのを発見。ロングライドでは大容量のサドルバッグを使い、逆に短い距離はツールボックスを駆使してサドルバッグは使わずに走ろうと目論んでいるので購入しました。
見た目がジョークグッズっぽい上に、同じコンセプトの商品が見当たらないのでアイデア倒れのキワモノかと思ったのですが、意外に便利な上に普通に使えました。
【サイズと容量】
蛇腹を伸ばして最大にすると30cmで、水なら1050mlも入りました。実用上は蛇腹の凸凹の分だけ減ると思いますが、それでもSKS CAGE BOXどころか、専用のボトルケージが必要な1リットルのものと肩を並べる容量を誇っています。
30cmだとシートポストのボトルケージに収まらないので27.5cmに縮めて使っています。ボトルケージアジャスターを使えば30cmでも収まるのではないかと。
【長所】
透明なので中身が見て分かるのが大きなメリットです。
自分でボトルケージに入れたのなら中身は把握しているはずです。それでも細かい勘違いや取り違えはありますが、外から中身が分かれば防げます。
長い上に中で蛇腹に引っ掛かるので、入れた物が取り出しにくい……かと思いきや、蓋だけなく底も外せるので、通常のボトルケージよりも出し入れは簡単です。
使い心地は、なんというか普通です。どんなツールボックスでも、ケージにきちんと収まってしまえば、走っている限り存在を忘れてしまうものです。荒れた路面を下っても、かたかた鳴ることもなく、大人しく収まっていました。
【短所】
見た目ははっきりと安っぽいです。値段なりといえばそれまでですが、外観に魅力はまったくありません。透明なので中身のごちゃっとした感じがそのまま表に現れてしまいます。見慣れてないからかもしれませんが、長さがアンバランスに思えて仕方ありません。
防水性は不明です。高くも低くもなさそうですが、底も外せる分、蓋だけが外れる普通のツールボックスよりも不利なのではないかと思います。
耐久性は高くなさそうです。何度も伸ばしたり縮めたり、日差しと風に晒され続ける脆くなりそうな気配があります。それでなくても落としたら壊れそう……正確には破れそうな素材です。ドライバーなどの尖った硬い物をいれるのは躊躇います。
内側で蛇腹が引っ掛かるので、予備チューブを無理に入れると傷がつくかもしれません。底側から出し入れしましょう。
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重くなくて安くて大容量で普通のボトルケージに収まって中身が取り出しやすい。
見た目以外はすべて兼ね備えているといっても良いかもしれない隠れた逸品です。
その分、見た目の残念さが際立ちます。真似た製品がないのは、それが原因なのかもしれません。
価格評価→★★★★★
評 価→★★★★☆