購入価格: ¥457 (税込)
標準価格: ¥457 (税込)
『余ったショルダーストラップをまとめて、走行中にバタつくのを防げる』
■ 余ったショルダーストラップをまとめるアイテム
私はバックパックをしばらく使ううちに、ショルダーストラップが長すぎて邪魔だと感じるようになった。普段はそれほどでもないのだが、強風の吹く日は特にバタついて煩わしい。
バックパックのストラップが長めにできている理由のひとつは、諸説あると思うが、大きな体格の人でも確実にかつげるようにするためらしい。おそらく、標準的な日本人の体型ではここまでの長さは必要ないはず。それならば、体格に合わせてストラップを切ればいいのだが、一度切ると取り返しがつかないので勇気がいる。
こんなときに便利なのが、「ITW Nexus ウェブドミネーター」だ。
これがあれば、ショルダーストラップを加工することなく長さを調整できる。
ITW Nexus ウェブドミネーター。大きさ: 約33×45mm、重量: 5g
■ 幅25.4ミリのストラップに対応
「ITW Nexus ウェブドミネーター」は、強化プラスチック製のクリップと伸縮性のあるエラスティックコードで構成され、25.4mm幅のストラップに取り付けて使う。クリップの切り欠きは斜めになっている上、位置がオフセットされており、ストラップにスムーズに着脱できる。
ウェブドミネーターの用途は、バックパックのショルダーストラップの長さ調整だけではない。25.4mmのストラップを格子状に編んだ「molleシステム」に小物をくくりつけたり、バックパックのショルダーベルトの縦ウェビングにハイドレーションパックのチューブを固定するのにも使える。単体でイヤホンやUSBケーブルのコードをまとめることも可能だ。
パッケージの裏側の取り付け例 (左)
切り欠きがの位置がオフセットされているので着脱しやすい (中央)
ストラップに取り付け後 (右)
■ ショルダーストラップのバタつきがなくなる
ウェブドミネーターの使い勝手の良さは想像通りで、風によるショルダーストラップのバタつきがなくなり、ライドに集中できるようになった。ショルダーストラップをまとめる方法はいくつかあるが、どの方法を用いても走行中のショルダーストラップのバタつきを抑えることができると思う。
私はウェブドミネーターにストラップを巻き付けてコンパクトにまとめている。この方法なら、ショルダーストラップを左右同じ長さに揃えて、バックパックの左右の傾きを最小限にできる。ショルダーストラップの長さは、ウェブドミネーターに巻き取った回数と、ショルダーストラップを巻き取ったウェブドミネーターとバックルまでの距離で大体分かる。
この方法ではショルダーストラップの先端が若干大きくなるが、走行中に身体にぶつかったりして邪魔だと思ったことはない。
尚、この状態でもショルダーストラップの長さの微調整は可能だ。
ウェブドミネーターにストラップを巻きつけてまとめた (左)
この状態でもストラップの長さの微調整が可能 (中央)
三つ折りしてまとめたストラップ (右)
■ ハイドレーションパックのチューブをすっきりと配管
私が使っているバックパックのショルダーベルトには、ハイドレーションパックのチューブを通すためのループが設けられている。だが、このループだけではチューブがショルダーベルトから浮き上がってしまい、すっきりと配管することはできない。だから、私はウェブドミネーターを用いて、チューブをショルダーベルトに密着させている。
縦ウェビングに対応したチューブホルダーというアイテムも存在するが、ハイドレーションパックを使わないときに見栄えが悪い。
ウェブドミネーターなら使ってないときでも、バックパックの見た目を損なわない。
ハイドレーションパックのチューブを固定 (左)
チューブを固定していない時でも見た目を損なわない (右)
■ エラスティックコードのほつれが気になる
ウェブドミネーターで少々気になる点は、エラスティックコードの切断面がほつれていることだ。機能上は問題ないが、放置するとますますほつれて見た目がみすぼらしくなる。対策として、私は鋭利なハサミでほつれを切った後、瞬間接着剤を染み込ませた。今思えば、半田ごてで切断面を溶かして処理してもよかったかもしれない。また、白い切断面は油性ペンで黒く塗って目立たなくした。
切断面を瞬間接着剤を染み込ませて黒く塗った
■ バックパックを使う人にオススメ
ITW Nexus ウェブドミネーターは、バックパックをよく使う人にはオススメのアイテムだ。風でストラップがバタつかないようにするのがメインの使い方になるが、アイデア次第で使い方はさらに広がる。頑丈なのもポイントが高い。
小さなクリップなのに500円近くするが、実際に使ってみるといい買い物だった。結局、私は5つも買ってしまった。着脱が簡単なので、複数のバックパックで使い回すのもいいだろう。ウェブドミネーターはアウトドアショップやミリタリーショップで購入できるが、バルク品や類似品も多数存在する。本物を使いたいなら根気よくパッケージ品を探したほうがいいと思う。
価格評価→★★★☆☆ (簡単な作りなので高価だと思ったが、使えば納得できる)
評 価→★★★★★ (ショルダーストラップのバタつきから解放される。他にも応用可能)
<オプション>
年 式→ ー
重 量→5g (1個)