SOURCE マグネットクリップ SH216
購入価格: ¥1,728 (税込) ※Amazon.co.jp
標準価格: ¥1,728 (税込)
『マグネットでハイドレーションパックのチューブを固定し、瞬間的かつ直感的に着脱可能』
■ ハイドレーションパックのチューブを固定するクリップ
私はINSIDE LINE EQUIPMENT Apex Day Packに、CAMELBAK アンチドートリザーバーを組み合わせて使っている。アンチドートリザーバーはスムーズかつ快適な水分補給を実現するが、走行中にチューブがぶらぶらと動くのが気になった。クロスバイクのアップライトな乗車姿勢でさえ、チューブの先端が膝にぶつかることもあった。
ハイドレーションパックによっては、チューブの先端を固定する方法が設けられておらず、すぐに私のような問題に直面することになると思う。こんなときに便利なのが、「SOURCE マグネットクリップ SH216」だ。これがあればチューブをバックパックのストラップに固定することができ、走行中にチューブが動くのを防げる。
SOURCE マグネットクリップ SH216
■ CAMELBAKにも使用可能
SOURCE マグネットクリップ SH216は、バックパックのストラップに取り付けるクリップ状のパーツと、チューブに取り付けるパーツで構成され、これらの両方にマグネットが埋め込まれている。これを取り付けることで、チューブをマグネットで着脱できるようになる。
これはSOURCEのハイドレーションパックのオプションパーツだが、CAMELBAK アンチドートリザーバーのチューブにも全く問題なく取り付けられる。チューブの径は約9mm、ストラップの幅は22mm以下なら取り付けられると思う。
CAMELBAKから「マグネティックチューブトラップ」という同様の商品が販売されているが、色が好みではないので選ばなかった。私が手に入れたSOURCEのマグネットクリップのカラーはブラックだったが、現在はオレンジに変更されているようだ。
ストラップとチューブに取り付けるマグネットのセット (左)
取り付け方法は箱のイラストで説明されている (中央)
CAMELBAKのチューブにも取り付け可能。クリップはチェストベルトに装着 (右)
■ 強力なマグネットで直感的かつ瞬間的に着脱
さて、このマグネットクリップを取り付けると実に快適。走行中にチューブがぶらぶらと動くことがなくなり、ライドに集中できるようになった。マグネットは非常に強力で、チューブをストラップに装着したクリップに近づけるだけで、磁力で吸い寄せられて固定される。わざわざ取り付け位置を確認する必要もなく、直感的かつ瞬間的にチューブを着脱できる。固定するときのカチッという音も気持ちがいい。
約3cmくらいまで近づければ、磁力で互いに吸い寄せられる
■ クリップがストラップから外れないように注意
マグネットが強力なので、基本的には走行中にチューブが外れることはない。だが、チューブを取り外す向きには注意が必要で、ストラップに対してチューブを上向きに引っ張ると、クリップごとストラップから外れることがあった。
クリップには脱落防止用の爪が設けられているが、強く引っ張ると外れてしまう。それでも、マグネットの固定力のおかげで脱落することはないが、チューブは上向きではなく、前向きに取り外した方がクリップが外れにくくなる。尚、マグネットは強力だが、取り外しに力はいらない。取り外す向きに気をつけつつ、必要最小限の力で取り外せば、クリップを紛失する可能性は低くなるはずだ。
上向きに取り外すと、クリップごと外れることがあるので注意 (左)
軽い力で前向きに取り外せば、クリップがストラップから外れる心配はない (中央)
クリップの脱落防止用の爪は、もう少し高さがあった方が安心。この点は改善してもらいたい (右)
■ 高価だが便利なのでおすすめ
SOURCE マグネットクリップ SH216は、ハイドレーションパックを使う人にはおすすめだ。これがあるのとないのとでは、ハイドレーションパックの使い勝手がかなり違ってくる。走行中にチューブの動きが煩わしいと感じる人なら、遅かれ早かれこのようなマグネットクリップを手に入れることになるだろう。
唯一の欠点は、こんなに小さなアクセサリーにもかかわらず高価であることだ。この点ではちょっと導入をためらうが、使ってすぐに買ってよかったと思った。クリップの素材の強度も高いようで、取り外しの向きに気をつければ、相当長く使えるはずだ。
価格評価→★★☆☆☆ (高価だが導入する価値がある)
評 価→★★★★★ (ハイドレーションパックの使い勝手が向上。チューブを外す向きには注意したい)
<オプション>
年 式→不明
重 量→9g