Fulcrum RACING SPEED
購入価格 ¥170000
知人からBORA ULTRA twoをひょんな事から借りて乗ってみたところ私の手持ちのEC90AEROと比べて段違いの性能を持っていることが分かってしまい一気に違うカーボンディープが欲しくなってしまいボーラと兄弟ホイールのレーシングスピードを購入してしまいました。 ちなみに私が購入したのCULTベアリングではない無印タイプの物です。 前後セットで1403gとカタログ値をややオーバー。 シマノフリーはカンパフリーより若干重いのが定説だそうでですが特に重量は気にしていないし元々カンパハブの回転は良いのでセラミックじゃなくてもいいような気はします。
ここから先はEC90AEROとの比較になりますが良い点から先に挙げていくと ・横風の影響がほとんどない ・適度な剛性感で踏み出し、高速域の伸びも軽い ・ブレーキの効き方が自然
一番違うのがレーシングスピードは横風で煽られることがほとんどありません。 EC90AEROは無風状態でもハンドルを切っている方へ風を受けてどんどん切れ込んでいって勝手に曲がっていってしまいますがレーシングスピードはローハイトリムと遜色ないレベルに横風に強いですね。 流石に真横から風を受けるとそれなりに振られますが直進安定性は高いと言えると思います。 リムハイトは6mm違うだけでスポーク本数は同じ、共にエアロスポーク。 リムの形状はEC90AEROは若干厚ぼったい感じがありますがここまで違うのか?と思ってしまいます。
次に剛性感ですがレーシングスピードの方が大分柔らかいと思います。 この柔らかさが影響しているのか踏んだ時の感触が軽くとても気持ちが良いのです。 かと言って柔らかすぎる事もなく私に最適な硬さだと思います。 高速域のノビは両者甲乙付け難いのですが高速域に持っていくまで楽なのは断然レーシングスピードでした。 EC90AEROは私レベルのパワーではホイールに弾き返されるように硬く気持ち良くホイールを回転させる事ができません。 やっと速度に乗ってきたところで自分の方が先にくたばってしまいます。 上りの性能はどちらも同じレベルでローハイト軽量ホイールと比較すると若干引きずるような感じはありますが自分のレベルなら5%程度の斜度で25km/hを切らないで登れる坂なら重さは感じません。 レーシングスピードに限って言えば3%位までの30km/hを維持できる上りであればむしろ良く進んでくれます。
で最後にアルミリムのような自然なブレーキの効き方をするレーシングスピード。 カンパ系のにゅる~っとした効き方はEC90AEROにはありませんでした。 EC90AEROは推奨がスイスストップのシューだったのもありギャギャーとリムとシューが引っ掻きながら止まる感じでした。 EC90AEROのリムはとても硬かったらしくシューが負けて見る見る減っていきました。
ちなみに代理店の方が仰ってましたがカンパ系のホイールは純正以外のカーボンホイール用ブレーキシューは使ってはいけないらしくスイスストップ等は言語道断だそうです。 なんでもシューの削りカスがリムに付着してしまいそのまま使用しているとリムにこびり付いて剥がれなくなってしまい正常にブレーキが効かなくなってしまうそうです。
その他ハブのメンテナンス性の良さは言うまでもなく素晴らしいのですが無印のボーラやレーシングスピードのハブは明らかにコストダウンをしチープな印象を受けます。 ハブにいたってはレーシング3の方が高級感があります。
EC90AEROの出番は完全に無くなってしまいました。
価格評価→★★★★★ 評 価→★★★★★ <オプション> 年 式→ カタログ重量→1360g(実測重量1403g)
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