購入価格: ¥702 (税込) ※クリームチーズ 302円、小倉あん 400円
『チームスカイのライスケーキをベースに新しい味を作る。今回はあずき味』
■ あずき味のライスケーキ
Raphaのホームページでレシピが公開されている「チームスカイのライスケーキ」が大好きで、ロングライドの際には作って持っていくようにしている。以前は鍋でお米を炊いたが、日本のお米と電気炊飯器でも調理可能ということがわかり、いままでよりも手軽に作ることができるようになった。
さて、今回は「あずき味のライスケーキ」を紹介したい。チームスカイのライスケーキはくせのない淡白な味なので、これをベースにして色々な味を作れると、以前から私は考えていた。今回の試みは大成功で、和と洋が融合した品のある味を作ることができた。
今回作ったのは「あずき味のライスケーキ」
■ 用意するもの
あずき味のために用意するものは、すでに調理された「小倉あん」だけだ。私が使った小倉あんは、近所の馴染みのパン屋さんで分けてもらったものだ。100gあたり75円で譲っていただき、400gと多めに用意しておいた。小倉あんは和菓子屋でも売っているし、缶詰のものもある。あんぱんの中身をくりぬいてもいいかもしれない。
ベースとなるチームスカイのライスケーキのために用意する材料は、フィラデルフィアのクリームチーズ(200g)だけで、各フレーバーやココナッツオイルは、前々回の投稿の際に購入したものを使う。
尚、今回はシナモンスティックではなく、あえてシナモンパウダーを使っている。シナモンスティックよりもシナモンパウダーの方が香りが弱く、小倉あんの風味と喧嘩しないと考えたからだ。
近所のパン屋さんから手に入れた「小倉あん」
■ 作り方
1. レシピ通りにチームスカイのライスケーキを作る
まず、チームスカイのライスケーキのレシピ通りに、ご飯を炊き、ボールで材料を混ぜる。ここまでは、前々回の投稿の「② 材料を混ぜる」までの行程だ。材料の分量などの詳しいことは、前回と前々回の投稿を参考にしてほしい。
クリームチーズとココナッツオイルを混ぜるところまで済ませる
2. あずき味にしたい分量を取り分ける
次にあずき味のライスケーキにしたい分だけ、他のボールにチームスカイのライスケーキを取り分ける。私は半分をチームスカイに、もう半分をあずき味にした。
3. 味見する ※重要
新しい味のライスケーキを作ってみて、好みの味ではなかったら、最悪の場合、材料の無駄になってしまう。だから、小皿にチームスカイのレイスケーキを少し取り、小倉あんを混ぜて試食する。この段階で美味しいとわかったので、ボールに取り分けた分をあずき味にすることに決めた。この行程は新しい味を試す際には重要で、ここで好みの味にならなかったら、チームスカイのライスケーキに戻せばいい。
小皿にとって、新しい味を味見しておく
4. 小倉あんを混ぜる
ボールに小倉あんを入れ、木べらで切るようにしながら混ぜる。お米の白い色がなくなるまで、まんべんなく混ぜるようにする。小倉あんを入れる量は、試食しながら決めていく。私は小倉あんの風味がしっかり感じられるが、ほのかな甘みになるギリギリの量を混ぜた。もちろん、400g全てを使ったわけではなく、実際にはスプーンに山盛りで3〜4杯程度混ぜただけだ。
味を見ながらまんべんなく混ぜる
5. 完成
あずき味のライスケーキをトレイに移し、冷蔵庫に一晩入れる。これらを適当なサイズに切り分け、アルミホイルで包んだら完成だ。これは、前々回の投稿の「③ ご飯をトレイに載せる」以降の行程にあたる。
切り分ける前のライスケーキ
■ 試食と実食
【試食】
完成したあずき味のライスケーキは、クリームチーズのコク、各フレーバーの香りに、慣れ親しんだ小倉あんの風味が加わり、とても美味しい和スイーツのような味になった。和スイーツといっても、甘さが全然しつこくなく、チームスカイのライスケーキよりもほんのり甘いだけだ。例えるなら、あずき味のアイスをもっと爽やかで香ばしく上品にした感じだ。この味なら多くの人の好みにも合うと思う。
冷蔵庫で冷やす前のライスケーキ
【実食】
本日、2016年10月24日に、久しぶりに100kmを超えるロングライドを行い、その際にライスケーキを持って行った。前々回投稿したドライフルーツ味は、ドライフルーツを多めに入れたために甘さが強くなってしまった。今回は甘さを控えたこともあり、チームスカイのライスケーキと同様、ライドの序盤から食べても苦にならないし、後追いでドリンクを飲む必要もない。もちろん、風味も保たれていた。
チームスカイのライスケーキと比べると、ほんのり甘い分だけ、わずかに血糖が上昇して元気になる感覚があった。しかも、緩やかな血糖の上昇で、Clif Barなどの市販の補給食を食べた後にも似ている。砂糖のほのかな甘みは少しの即効性のあるエネルギー源になり、ご飯とあずきが持続性のあるエネルギー源になるといった感じ。おかげで最後までなんとか走りきれたし、家の中でもぐったりすることもなかった。
あずき味のライスケーキ (左)
チームスカイのライスケーキも持って行った (中央)
タッパーウェアに入れて多めに持ち運んだ (右)
■ ごはんが柔らかかった際の修正方法
前回の電気炊飯器での作り方について追記したい。私たちが普段食べるお米は、わずかな水分の量がごはんの硬さに影響する。これはライスケーキでも同様で、今回は新米を使ったこともあり、20分炊いただけではごはんがかなり柔らかく、上には水が浮いていた。だから、この水を取り除き、適当な時間で追い焚きして修正した。炊き上がれば電気炊飯器のスイッチは自動で切れて、ライスケーキにちょうどいい柔らかさのごはんになる。鍋と直火で炊いた場合は、普通に加熱すればよい。
ライスケーキに最適な硬さは、私たちが普段食べるごはんよりもずっと柔らかい状態だ。この柔らかさのごはんなら、鍋でも電気炊飯器でも修正が効く。冷えればお米のデンプンやクリームチーズが固まるし、外に持ち出しても食感は維持されるので心配ない。
20分炊いて柔らかくても修正は可能
■ クリームチーズの分量
前回の投稿では、500gのお米に対し、分量の4./5である200gのクリームチーズしか使わなかったため、味にコクが足りなかったと書いた。だから、今回はクリームチーズのコクが感じられるように、お米の量をわずかに減らした。これで味にコクが出るようになった。もちろん、余ったごはんはこのまま食べた。このごはんも意外にイケる。
クリームチーズに混ぜるごはんを少し減らした
■ 今回もライスケーキ作りと味を楽しめた
チームスカイのライスケーキには、小倉あんが合うのではないかと考えていたが、ここまで抜群に合うとは驚きだった。新しい自転車で久々の100kmを超えるロングライドに出かけ、新しい味のライスケーキを持って行ったのはいい思い出になった。ライスケーキを作ることも食べることも、間違いなくサイクリングを面白くしてくれるもの。今後もライスケーキ作りを楽しみたい。
価格評価→★★★★☆ (量を考えれば安いと思う。小倉あんの量次第ではもっとコスパが高くなる)
評 価→★★★★★ (小倉あんを混ぜた味もかなり美味しい)