シフトケーブル、ブレーキケーブルをフレーム内部を通すものを、ケーブル内蔵フレームと呼ぶそうです。
このタイプのフレーム車のワイヤー交換をする時に、うかつにスルスルッと引き抜いてしまうと、新しいワイヤーを通すさいに大変なことになります。
中にはフレーム内にチューブやライナーが付いている車種があります。こちらであればスルスルッと引き抜いて普通に交換できます。
問題は、フレーム内にチューブやライナーが付いて無い車種。
こんなケーブル内蔵フレームには、通常、インナーワイヤーが露出する部分で、フレームやワイヤーケーブルを保護するため使うチューブ。
「ライナー管」を必ず準備してください。
今回使用したのは、TIOGAとJAGWIRE。
JAGWIRE(ジャグワイヤー)の方がTIOGA(タイオガ)よりコシがあります。
TIOGA(タイオガ)
1本入りで¥140位。
2000mm。
内径はカンパのブレーキケーブルがちょうど良い位。
JAGWIRE(ジャグワイヤー)
シフトとブレーキ用の二種類有り。
チューブ内部は滑りを良くするための?コーティングがされています。
こちらは10本入りで¥600〜800位。
シフト用が2300mm、ブレーキ用が1600mm。
ブレーキワイヤーを引き抜く前に、ワイヤーにライナーを通します。
出口からライナーが出てきました。
この状態でスルスルッとワイヤーを引き抜きます。
フレームにライナーを残す。
新品のワイヤーを逆の手順で通します。
最後にライナーを引き抜けばOK。
シフトワイヤーも同様に行います。
誤って、ケーブルを引き抜いてしまった場合。
フレームのケーブル小物を外し開口部を広くして、ライナー管を通せば出口より出しやすいです。
出口からライナーが確認できれば、ピンセットなどでつまんで出してやれば良いでしょう。
また、SNAP-ONのワイヤーインストーラー「YAST1600」(ブルーポイントだっけ?)を使うのも良いかと。
おまけ
ライナー管、こんな使い方も!(こちらが本来の使い方か?)
BB下のケーブルガイドにも入れてみました。
ライナー管の広がった部分は、
フロントディレーラーへの出口に。
価格評価→★★★★★(今回の授業料は安くすみました)
評 価→★★★★★(一回やってみれば、なにも恐れることは無い)