購入価格: ¥0 (税込) ※AZ 楽天市場店でポイントで入手
標準価格: ¥1,480 (税込)
『ラバーコーティングが薄くて破れやすい』
■ 簡単なメンテナンスができる低価格のスタンド
AZは低価格かつ高品質なケミカルを販売するメーカーで、最近はメンテナンス用品も多数リリースしている。「自転車用ワークスタンド フック掛け式」もそのひとつで、フレームのリア三角を引っ掛けるためののディスプレイスタンドだ。簡単なメンテナンスも行うことができる。さて、前回の投稿からさらに使い続けて、色々と気になる点が出てきたので報告したい。
AZ 自転車用ワークスタンド フック掛け式
■ ラバーコーティングが薄くて破れやすい
前回のレビューでは、数日自転車をディスプレイしておくと、フックのラバーコーティングがフレームに張り付くと書いた。ラバーコーティングの問題は他にもあって、何度もディスプレイスタンドに引っ掛けているうちに、フックからラバーコーティングがズレたり、ラバーコーティングが破れたりするようになった。
ラバーコーティングのズレは元に戻せるが、破れが進行するとフレームとフックの金属が接触して傷つく可能性がある。今のところ大丈夫だが、このスタンドのラバーコーティングは薄くて柔らかく、頻繁なフレームの着脱には耐えらない。MINOURA DS-520のように厚みがあって硬く、張り付きにくいラバーコーティングならベストだが、おそらくこの価格帯のスタンドでは採用できない素材なのだろう。今後、このスタンドを使い続けるには、何らかの補修が必要だ。
ラバーコーティングがズレたり破れたりしやすい。この部分の厚みと材質は重要
■ 足部が床で滑りやすい
このスタンドには足部にラバーのキャップが取り付けられておらず、フローリングで足部が滑りやすいが、自転車をスタンドに乗せれば重みで安定するので、自転車の保管には特に問題はない。だが、自転車をスタンドに乗せる際に足部が滑ると、スタンドの向きをいちいち直さなければならないのが少々ストレスだ。やはり、この種のスタンドには足部のラバーキャップが必要だと思う。
足部の直径は約11.5mm。これに合うラバーキャップはまだ見つかっていない
■ デメリットはあるが、使えないことはない
AZ 自転車用ワークスタンド フック掛け式は、AZのケミカルのように低価格・高品質にはなっておらず、コストダウンが使い勝手と耐久性の低さにつながっているのが残念だ。スタンドのフレームはそのままでも、フックのラバーコーディングと足部のラバーキャップを変えれば、改善されそうな気もする。AZにはこの点を別注にて対策したものをお願いしたい。
このスタンドはデメリットも多数あるが、スポーツバイクを始めて間もない頃は出費がかさむので、低価格なこのスタンドはありがたい存在になるはずだ。自転車が傾きにくい、フックの位置を細かく設定できるなどのメリットもあり、当分の間使うスタンドとしては悪くないともいえる。つくりの甘さは気になるが、使えないことはない。デメリットを覚悟して使えば、満足はできないが納得はできると思う。
価格評価→★★★☆☆ (コストダウンがそのまま問題につながっている)
評 価→★★☆☆☆ (安定性とラバーコーティングの耐久性が低い分マイナス評価。これでも使えないことははい)
<オプション>
年 式→ ー
カタログ重量→ ー