購入価格 ¥15000
先代MW80を使っていたが、何年も使ってボロボロになってきたので買い替え。
真冬の通勤ライドやトレイルライド、シクロクロスの試走に使用。
左がMW80、右がMW81。基本的に同様の造り。
シューズの足首から下にゴアテックスの靴下が縫い付けられており、下からの浸水を完全に防げるほか、寒い日でも風を通さず暖かい。
ただし、この製品はレインシューズではない。
雨天ライドで使うと、レインウェアの裾を伝った雨水が足首のネオプレンから内部に染みてくる上、一度シューズ内に入った水はなかなか排出されない。
なんだかんだ、雨の日はレインパンツ+レインシューズカバーが一番良いと思う。
このシューズの強みは2点。防寒性と防水性だ。
まず防寒性について。
ゴアテックス素材は防寒素材として優秀な性質を持っている。寒い環境下では冷たい風や水の侵入を防ぐ一方で体からの湿気を放出し、一定の湿度の暖かい空気を保持する。
オンロードでの使用では、気温0度前後までなら(それなりに爪先は冷えるけど)シューズカバーいらず。
速度域の遅いオフロードならもうちょっと寒くてもなんとかなる。
次に防水性。雨天時はあまり期待できないと先に述べたが、路面が悪いときには非常に具合がよく、ぬかるんだ泥や雪の上を歩いても足はドライ。
シューズ自体の造りもしっかりしているので、悪路の歩行が多いトレイルライドにもうってつけ。
また、シューズが泥はねで汚れても、履いたまま水をかけてブラシで擦れば簡単に洗え、乾燥の手間もかからない、という点は便利。
シクロクロスのシーズンは、試走をこのシューズで行い、そのまま(路面がぬかるんでいることも多い)レース会場を歩き回る、という使い方をしている。
ただし、重量が重くソールの剛性も低いので、レースには向かない。
シクロクロスではあくまでも試走用として使用し、レース用シューズは別に用意している。
まとめると、雨天ライド用には向かないものの、厳冬期の使用に適したシューズ。
特にオフロード系の自転車乗りにはおすすめで、泥水の染み込みを防ぎ、洗いやすいので1足持っておくと便利だと思う。
さてこのシューズ、冬場のみとはいえ、5年履いてそろそろ限界のようだ。
アッパーとゴアブーティーの耐久性は高く、まだまだ保ちそうではあるが、
まず足首のネオプレンがボロボロになり、続いてソールの摩耗で寿命を迎えた。
僕の使い方だとMTBシューズは1年ほどで寿命を迎えるので、よく持ったほうだと思う。
価格評価→★★★★☆ コストパフォーマンス良好
評 価→★★★★☆ 足首の造りが微妙だが、その他の耐久性は高い。