ヤング・ゼネレーション(映画/DVD)
レンタル価格:¥259.-(ツタヤ)
最近、高校の自転車部を題材にしたマンガをテレビでやっていると聞くが、あいにくそっちの話題には疎いのでどんなものかはよくわからない。ただ、日本では比較的マイナーなスポーツである自転車競技がポジティブな注目を浴びるのは、うれしい話であるといえよう。
さて、今回紹介する映画は米国インディアナ州のブルーミントンという街を舞台にした青春映画で、英語のタイトルは"Breaking Away"。随分と思い切った邦題にしたものだ(笑)。 主人公は、イタリアと自転車にド~ップリ漬かっている筋金入りのオタク少年デイブ君。いつもつるんでいる3人の仲間たちとの友情あり、高校卒業後将来の定まらない彼ら vs. 地元学生たちの諍いあり、恋あり、父ちゃん母ちゃんとの家族愛あり、もちろん気になるレースの迫力ありと、時に「プッ!」と吹き出しつつ主人公のオタクっぷりに自身を投影して(?)身悶え、時に「あぁ、青春やなぁ」としみじみしつつ、1時間40分だったか、個人的には飽きることなく鑑賞することができた。 主人公がイタリアかぶれであるためか、BGMはほとんどがイタリアオペラなどクラシック音楽。これがとにかく大袈裟!バカバカしさがかえっていい味を出している。本来ならここからストーリーを語りたいところだが、ワタクシ、史上稀にみる口下手ゆえ、規模の大きなビデオ屋さんで借りて観ていただきたく(すんません)。 もちろん、人によってはあれこれ突っ込みたくなるかもしれないが、そんな時は細かいことを考えず、過ぎ去りし青春の日々と自転車に注目して観たい映画である。
さて、映画の中では、言動にもイタイタしさが目立っていたデイブ君、訳あって一度「脱オタク」をすることになる。しかし生来の気質は変わらなかったようで…おっと、ここはラストシーンのオチまでとっておくとしよう。
価格評価→―(レンタル) 評 価→★★★★★(自転車万歳!青春万歳!!)
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