購入価格 ¥35,000(一泊二日。ツアー料金+その他諸経費込み)
無事大島空港に着いたので、早速自転車を組み立て出発。
気温は、東京都内とほとんど変わらず、寒かったです。
まずは、宿に行って荷物を置いていきます。
宿ですが、一人旅なのでなかなか宿が見つからず苦労しました。
パック旅行は、二人以上が前提のところが多いですから。
以前よりは、おひとりさま向けのプランも増えてきてはいますが。
旅館は、大島空港から3キロくらいのところにある、「旅荘富士や」。
http://www.travelroad.co.jp/ship/chofu/003/fujiya.html旅館の中は懐かしい昭和な雰囲気。個人的にはホテルよりも、こういうところの方が落ち着きます。
女将さんのお話によると、強豪大学の駅伝の合宿場として、よく使われるそうで、中には旗やサインが飾ってありました。
私は宿泊先にはそんなにこだわりはなく、ご飯がおいしくて、温泉さえあれば、というタイプです。
この旅館自体には温泉はありませんが、ここから徒歩2,3分のところに御神火(ごじんか)温泉があります。
入浴料は1000円(+コインロッカー100円)と少し高いですが、ジャグジーやサウナ付きで、プールもあります。
旅館で半額券くれたので、お得です。
荷物を置いて、まずは腹ごしらえ。店は調査済みで「雑魚や紀洋丸」へ。
http://tabelog.com/tokyo/A1331/A133101/13026027/店の外観の写真は撮ってはいたものの、なぜか下半分真っ黒で使えずw
店内は、これまた懐かしい雰囲気で、いい感じでした。
ちょうどお昼時だったので、割と混んでいましたが、店が広いので、特に待つことなく入れました。
店の人気メニューに「C級グルメセット」というのがあり、頼んでみたのですが、10食限定で、すでに売り切れ。
仕方ないので、これも人気メニューな「べっこう丼定食」を注文。
「べっこう丼」は、白身魚を島のトウガラシと醤油で漬け込んだ、伊豆大島の名物料理の一つで、一種のヅケ丼。
魚の色がべっこう色をしていることから、付いた名前。
ちなみに、島の人たちは辛い味付けを好むけれども、観光客向けにマイルドな味付けにしているとか。
気になるお味の方は・・・うーん、普通かな?
べっこう丼以外には、たたきあげ・サザエ・マリネ・あら汁・漬物がついてきます。
この中では、たたきあげがおいしかった。さつまあげみたいな練りものです。
サザエは楽しみに取っておいたのですが、冷たい奴でした。。壺焼きだと思ったのに。
ちなみに店内が禁煙ではなく、運悪く吸ってる人がいたので魅力半減。商売だからしょうがないんでしょうが。
ミックスフライ定食の方がよかったかもしれません。とは言え、一回はべっこう丼食べたかったし。
腹ごしらえを終えたところで、南に向かう。初日で一周することに決めていました。
どっち周りでもよかったのですが、今回は反時計周りで行くことにしました。
海岸沿いを走り、まずは波浮(はぶ)港を目指します。
この先の見せ場としては、「地層切断面」があります。
過去に何度も起こった噴火による、堆積物が何層にも重なったもので、
地元住民からは「バームクーヘン」と呼ばれています。
さすがにここだけは撮らなきゃと思い、パチリ。
ここで本物のバームクーヘン売ったらいいのでは?シーズン中は本当に売ってたりして・・・
海岸沿いも何枚か撮りましたが、空模様がいまいち。
波浮港に到着。いつの間にか晴れていて、美しい空模様に。
休憩地点も決めていて、波浮港近辺にある、鵜飼商店。
http://tabelog.com/tokyo/A1331/A133101/13130383/店の前。写真が小さくてわかりにくいですが、猫がいます。この店の飼い猫のようです。
ここでは、コロッケやメンチカツが売られていて、注文するとその場で揚げてくれるため、
揚げたてのアツアツが食べられます。しかも安い!
揚げたてのコロッケは、生まれて初めて食べました。
肉屋などで買うことはできても、その場で食べないとすぐ冷めるし。
私が注文したのはコロッケ(60円)、メンチカツ(90円)+ソースが10円でしめて160円なり。
身体も暖まっていましたし、日中だったので外で食べました。
そうすると、店の猫が近寄ってきました。エサが欲しいのかと思い、コロッケを少しちぎってあげましたが、
そっぽを向かれてしまいましたw
ボトル(中はポカリ)の匂いを嗅いでましたが。。
すり寄ってきたので、なでなで。癒される。。
いかん、また写真撮り忘れたw
しかも猫に気を取られて、ソース膝にこぼすしw
とにかく、鵜飼商店おすすめです!こんな店が多摩サイにあったらどんなにいいか・・・
ワイズロード府中多摩川店の隣にあったセブンイレブンの跡地にできないものか。。
雑魚や紀洋丸から、鵜飼商店までおおよそ16キロ。ここまでさほど苦労なく行けたので、
「あれ?思ったより楽勝じゃね?」と考え始めたところ、
それが甘い考えだと後で思い知ることになろうとは・・・
どれくらい甘いかと言うと・・・
このくらい(意外と根に持つタイプ)
さて、地図で見ても難所っぽい匂いがする、波浮港~大島公園間。峠っぽい道のりです。
ここからがずっと坂で、傾斜もキツ目。
一度でも足を付いてしまうと、立て直しが難しくなるので、ギアを一番軽くして上りました。
時速8-9キロ。。酔っぱらいの千鳥足w
この日は日中でも7度くらいだったんですが、それでも汗かきました。
夏にこんなとこ登れるんだろうか・・・
坂の途中にある「筆島」。浮かんでいる島が、筆の形に似ているからだとか。
別の角度から
勾配のキツさを写真で表現しようとするも伝えきれずw
我ながらさすがのヘタレっぷりで、結局全部登り切ることはできず、終盤は押して歩きました。
ちなみにシーズンオフだったからか、この区間で車と一台も会いませんでした。さびしい。。人も自転車も通りません。
「デヤーーーーーーッ」「アブ!アブ!!アブ!!」とか叫んでも問題ありませんw
なんとか大島公園に到着。動物園も併設されていて、しかも無料(エサを100円で買って、あげることができます)。
http://oshimakoen.jp/zoo/公園手前で一枚(疲れからか、アングル悪しw)
時間があれば寄っていきたかったのですが、この時点で15時を回っていて、日照時間も短いので、
小休止してから出発。缶の汁粉がうまかった。。大島関係ありませんが。
もうこれから暗くなるので、寄り道せずに旅館まで。
ここからが一転して下り。と思いきやたまに登りになる時もあるので、ギアチェンジが忙しくなります。
ここまでキツかった分、下りもかなり爽快です。爽快を通り越して寒い。。
ブレーキをかけていても、時速40キロを超え、風がひじょーに冷たいw
この辺は、防寒着を持って来ればよかっただけなので、リサーチ不足でした。夏なら最高なんでしょうね。
あまりいい写真が撮れず
伊豆大島で使われていることの多い、側溝。これは・・・・キケンです。
6つくらい縦に並んでるのもありましたw
ロードバイクのタイヤだったら、一発で昇天w
シーズン中で、左に寄らなければいけない、なんてことがあったら要注意。
この先はそれほど苦労することもなく、大島空港近辺を通り過ぎ、16:30頃に旅荘富士やに到着。
もう空は薄暗くなっていました。街灯も少ないので、さすがに危険です。
夕飯は18:30頃だと言うので、御神火(ごじんか)温泉に直行。
http://www.izu-oshima.or.jp/work/look/gojinkaonsen.htmlジャグジーが気持ちよかった。
伊豆大島名物の一つ、大島牛乳が売られていました。珍しいことに低温殺菌でした。濃厚な味でグッド(でも写真忘れる)。
http://www.oshima-navi.com/gourmet/milk01.html旅館に戻り、夕食。コロッケだのお汁粉だの、結構間食をしていたからか、空腹で倒れそう、というほどではありませんでした。
それを差し引いても、夕飯のおかず大杉。。。普段食べてるおかずの3倍はありまっせ。
なんとなく、効果音入れてみたw(by JOJO)
この日のメニュー(うろ覚え)
・鍋(鯛のしゃぶしゃぶ)
・焼肉&カキフライ&キャベツ
・焼き魚
・八宝菜
・お刺身
・炊き込みご飯
・あら汁
・ぬた
結局2割くらいは残ってしまいました。味はおいしかったです。またべっこう丼が出てきたらどうしようかと思ったw
次の日は15:30の飛行機で帰るので、搭乗手続きや、自転車の袋詰めを考慮しても、14:30くらいまでは乗れそうです。
それを踏まえて、二日目の計画を立ててから寝ることに。
21:30就寝。
この日の走行距離(概算)
家→調布飛行場 25キロ
大島空港→旅荘富士や→雑魚や紀洋丸→波浮港→大島公園→旅荘富士や 60キロ
計85キロ
続く
価格評価→★★★★☆(ご飯が全般的にちょっと高め。それだけに鵜飼商店の安さが光る)
評 価→★★★★☆(寒さ対策は万全に)