購入価格 £41.0
・使用期間 2年半
・使用環境 ツーリング、通勤用ロード(雨天走行多数)
◆要点
・クロモリロードにぴったりのクラシックな外観
・経年での退色は大きい
・伸縮性も極めて少ないため巻き辛い
◆購入経緯
数年前渡英中に本場のラレークラブマンを現地で購入。初期装備は「皮っぽい」焦げ茶色のバーテープだったが、サドルはブルックスがついてきたためせっかくならとこちらもブルックスで統一することに。
◆外観
購入直後
「レザー風」では出せない独特のつやは細身のクロモリロードに合う。厚みが薄いのでハンドル周りが野暮ったくならないのにも一役買っている。 経年によって大きく色褪せるのも特徴の一つ。
約二年使用後左右を入れ替えて巻き直してみると、陽に当たっていた部分はかなり色が薄くなっていて境目くっきり。でもこれはこれでありかな。手脂の乗った自然な退色で違和感は無くむしろ味が出てきたとさえ感じるが、こうした見た目の変化を好まない人は注意が必要。
◆性能
伸びない特製のため、巻くのはなかなか難度が高い。ほんの少しの緩みでシワになってしまうため、慣れない人はショップに任せたほうが無難。 薄いのでクッション性も少ないが、この点はダイレクト感が強い方が好みなので問題なかった。
握り心地はとても快適。思わず素手で握りたくなる肌触りも天然皮革ならではのもの。少し滑りやすいが、走行中危険を感じたことは一度も無い。雨天での走行も多くそれなりに酷使しているが、今の所退色以外大きな劣化はなく左右を巻き替えた際も千切れそうな不安はなかった。
嗜好性が高く値段も値段なので気軽にお勧めはできないが、革製品独特の手になじんでくる感覚は確実に得ることができる。私は主にロングライド用ロードで使っているが、素手での触り心地の良さなどを考えれば案外近場や普段乗りでの使用などが向いているのかもしれない。
価格評価→★★☆☆☆(やはり高い)
評 価→★★★★☆(時を経て育っていく感覚は革ならでは)