購入価格 ¥20,381 @amazon
2013年下半期BRAの副賞を使って、消費税が上がる直前に駆け込み購入していました。なかなかレビューが書けなかったのは、「殆ど乗っていなかった。」からであります。サーセン!
購入の動機は、登坂力(パワー)と持久力を向上させるには実走するよりもトレーナーの方が向いているだろうと考えたこと。そして、LR340を選んだ理由は、LiveTrainingを使える一番安いモデル、かつ、
「乗鞍の一時間切りや、富士ヒルクライムでの好成績をめざす、上りが大好きなあなたへ」
「平地走行の再現性より、坂道でのフィーリングを重視した味付け」
というメーカーの謳い文句を信じての事です。ところが、いまのところどれも期待はずれです。
■負荷が足りない。
負荷はリモートダイヤルで7段階に調整できます。
一番重いHにしても、ギアをインナーローにするとくるくる廻せてしまいます。私はヤビツ50分のド貧脚男です。蓑毛の激坂は10km/hがやっとです。最高負荷で20km/hを維持できるようじゃ明らかに負荷が足らんのです。あくまで感覚で言いますが、斜度5%程度の負荷しか再現できていないのではないでしょうか。これでLiveTrainingで仮想ヤビツなんかやったら、余裕の40分切りに違いありません。そして勘違いも甚だしく本番に挑戦して玉砕すること請け合いです。
■道でのフィーリングを重視した味付け ん?
ほかのローラー台に乗ったことがないのでよく分かりませんが、実走感はあまり感じません。ペダリングを止めるとすぐにスピード落ちるところが「坂でのフィーリング」に近いということでしょうか。
前輪のマグライザーの下に雑誌を数冊挟んで高くすると、坂道でのポジションが取れます。最大負荷にしてギアも少し重めにすれば、坂を走っている感覚に近づけることは出来ます。
■LiveTraningが使えない。
これはこの製品のせいではなくて、アプリの問題です。現在のバージョン1.13がiOS8.1に対応していないのです。iOS8が出てから2ヶ月以上経っているのに、ちっともアップデートされる気配がありません。困ってます!
■作りは安っぽい
一番グレードの低いモデルだから仕方ないかな。造りはミニマル(良い表現で)です。
バイク固定機構はダイヤル式。上位機種はクイック式。でも固定力は充分あって不安感はありません。ローラー部分も見た目は安っぽいです。
■どうせ買うなら上位機種がお勧め
これが結論です。ヒルクライムで速くなりたい人も、メーカーの謳い文句を信じないで上位機種のLR960やLR760を選んだほうが良いと思います。LR340でもフロントをアウターに入れればしっかり負荷をかけることは出来るので、初級〜中級者がパワー・持続力向上のために使うには、機能としては充分ですが。
価格評価→★★★☆☆(見た目9800円でも出来そうな気がする)
評 価→★★★☆☆(フィーリングに満足できないので)
<オプション>
年 式→
カタログ重量→ 5.9kg(実測重量 g)