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ORTLIEB シートポストバッグM


 
KinGi  2014-11-1 18:15
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ORTLIEB シートポストバッグM
購入価格 ¥9,500(amazon)

値段、防水性、容量、すべてにおいて高い評価を得ており、
ロングライドの定番製品となっているオルトリーブサドルバッグLですが、
その機能拡張版と思われる製品が、同じくオルトリーブより発売されました。
それが今回レビューするシートポストバッグMです。



値段、スペック的に、サドルバッグLの容量アップを想定していると思われる本製品、
サドルバッグLの代わりとなりえるか、比較レビューしたいと思います。


[製品概要・使用方法]

固定方法は専用器具を使用せず、
シートポストで留めます。

ポストの太さに合わせてバンドをノッチ調整し、
締め付けられる長さで一周させた後、固定します。
固定方法が特殊で、手前側のでっぱりにひっかけた後、レバーのように押し込んでパチンとなったところで固定完了です。



バンドの固定力は十分ですが、振動緩和のためにスポンジゴム片を貼り付けました。



バッグの閉じ方は同社サドルバッグと同様、上下を合わせて畳んでいきますが、
最後はバッグ横についているフックにひっかける形で固定します。


外側のフックを止めるねじのナットは、サドルバックと同じく巨大なものだったため、
ホームセンターで購入した皿ねじと通常のナットに交換しています。
(ゴムワッシャーを挿み、ロックタイトを塗布し防水)


荷室は一つですが、側面左右にフラップ上のポケットがついています。
天板のバンジーコードは、一本で全体を一周しており、
一か所調整することで長さ・締め付けを調整することができます。



[重量]

実測値で、
サドルバッグL(サドルレール取付部品込):317g


シートポストバッグM:452g



[取り付け位置]

このバッグのメリットの一つが、取り付け箇所がシートポスト上のため、
サドルバッグよりも重心を低くできるという点です。
大容量のサドルバッグを取り付けると、
重心が高くなり不安定になる、太ももに擦れる、ダンシングの際に左右に振れるなどのデメリットがあります。
しかし本製品であればそれら問題を低減することができます。

サドルバッグLよりも製品重量はありますが、
実際に荷物を詰めて走行した感覚は、特にダンシング時の走行感は本製品のほうが良いように感じました。


[積載量]

カタログ上では容量は4Lとなっていますが、
実際にどれぐらい入るか、サドルバッグL(カタログ容量L)と比較しながらチェックします。

サドルバッグL
入れたもの
 ・輪行袋と輪行金具(オーストリッチ製ロード220)
 ・秋冬用グローブ
 ・レッグウォーマー
 ・コンパクトなウィンドブレーカー
 ・携帯工具
 ・チューブ2本


バッグが型崩れしないよう、余裕をもって入れましたが、
詰め込めばまだ入りそうです。
この収納能力が定番製品たる所以ですね。

さて今回のシートポストバッグMですが、
入れたもの
 ・輪行袋と輪行金具(オーストリッチ製ロード220)
 ・秋冬用グローブ
 ・レッグウォーマー
 ・コンパクトなウィンドブレーカー
 ・携帯工具
 ・チューブ2本

意外なことに、サドルバッグLとの差はありません。
こちらも余裕をもって収納したのでもう少し入りそうな雰囲気でしたが、
余裕という意味では、サドルバッグの方がより余裕があります。

同じメーカーの表記なのになぜ差が生まれるのか、
違いはバッグ全体の中敷きにあります。

シートポストバッグMは、バッグの変形を防ぐために全体が樹脂ケースで覆われていますが、
これの厚みがあるため、外観よりも容量が少なくなっています。

対してサドルバッグLは、樹脂が入っているのは上下のみのため、
物を詰めやすく、ある程度横方向に拡張することも可能です。
(ただし詰め込みすぎると膨れ、太ももと擦れる可能性も高くなりますが)


[天板の利用について]

なお、上記は荷室のみを比較した場合であり、
バンジーコードを使用して天板上に荷物を固定すると、
積載量を大幅に向上させることが可能です。
天板上は、輪行袋やレインウェア上下を載せられるサイズです。
画像はレインウェアの上のみを載せた状態。
まだ余裕があります。



これで積載量は大幅に向上させることが可能のように見受けられますが、
ここで、新たな問題が発生してしまいます。
本製品が設定している耐荷重は2kgまでのため、
スペース的に余裕があったとしても、設定耐荷重以上の積載は躊躇われてしまうのです。

前項で荷室に詰め込んだものに加えて、レインウェアの上着を天板に乗せると、
実測で2076gとなり、耐荷重をオーバーしてしまいます。



この状態でシートポストに固定すると、
走行中の振動でポスト接続部に負担がかかり、やがて破損してしまうのではないかという懸念があります。
実際、接続部とバッグ本体のつなぎ目は特に頑丈というわけでもなさそうです。

結果、実際の積載量で見ると、
両者には大きな差は見られませんでした。


[開口部]

先に述べた中敷きですが、
容量だけでなく開口部にも影響がありました。

左がサドルバッグL、右がシートポストバッグM。
見ての通り、サドルバッグLのほうが明らかに大きくなっています。


側面の樹脂板とバッグがくっついているため、
広げる大きさにも影響があるようです。
荷室は両者ともに一つのため、奥のものを取り出す時に手を突っ込んで掻き出す必要がありますが、
より開口口の大きいサドルバッグLのほうが使いやすいと感じました。


[内部ポケットについて]

シートポストバッグMには前述のとおり、
左右にフラップ上のポケットがついています。
縦長で開口口も狭いため、チューブ一本、もしくは電池ケース一つぐらいしか入れられませんが、
使用する可能性が高いものを入れておけば、荷室内を探すことなくすぐにアクセスすることが可能です。
画像はチューブ一本を入れた状態。



[総合比較]

以上の点も含め、
シートポストバッグMとサドルバッグL、両者を総合的に比較し、一覧にまとめました。




以上の比較から総合的に判断すると、
サドルバッグLと同等の性能であり、単純な上位版・容量拡張版にはなりえない、
重量差・金額差から、サドルバッグLのほうが総合的に優れている、
と考えます。

サドルバッグLに入りきらない荷物を持っていくときに使用したかったのですが、
メリット・デメリットがあるので、両方を持っていても使い分けに苦労しそうです。
所持するのであればどちらかひとつ、と決めて運用したほうが無駄がないと思います。

ただし、バンジーコードの利便性は非常に高く、ちょっとした荷物を括り付けるのには最適です。
この機能をサドルバッグシリーズに盛り込む、
もしくは両者の利点を併せた、別の製品が生まれることを願います。

PS
サドルバッグカテゴリかリアバッグカテゴリか、どちらに入れるか悩みましたが、
サドルバッグとの比較を中心にレビューしたため、前者としました。


価格評価→★★★☆☆(←サドルバッグLより高いが、他社同等品と比較すると標準的)
評   価→★★☆☆☆(←悪くはないのですが、期待してた分、厳しめ評価で)
<オプション>
年   式→
カタログ重量→425g(実測重量452g)

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